【シンガポールニュース】 民間住宅、中古販売価格は下落

シンガポール国立大学(NUS)不動産研究所がまとめた12月のシンガポール住宅価格指数(SRPI)は前月比で0.8%下がり、昨年7月以来の最も大きな下げ幅を記録した。

高級住宅が集まる中心部のSRPI(506平方フィート以下のアパートを除く)は前月比0.4%下落し、郊外型住宅のSRPIは同1.0%下落した。506平方フィート以下のアパート3.4%上昇した。

住宅価格については先週、都市再開発庁(URA)が2011年第4四半期の民間住宅価格が2009年の第2四半期以来下落したことを公表したばかり。ただし、専門家は住宅価格が下落傾向にあると結論づけるのは時期尚早だと考えているようだ。

世界経済が不透明な中、不動産市況を見極めたいとする消費者の動向や、購入者に対して新たな印紙税が12月に導入されたことなども12月のSRPIに影響したものとみられる。

不動産コンサルタント会社Chesterton Suntec Internationalのコリン・タン氏は、SRPIが2カ月連続で下がっているわけではなく、傾向を結論づけることはできないと語った。

【シンガポールニュース】 公営住宅スペースを利用したビジネスが注目

HDB(公営住宅)の空きスペースを利用したビジネスが注目を集めている。 

これまではHDB1階店舗を利用したコーヒーショップ、ベーカリー、雑貨屋などのビジネスは盛んであったが、最近ではPUBや洋食店など飲食事業から24時間営業のコインランドリーまで幅広い業種がHDBの店舗を利用している。

市内に位置するTanjong Pager Plazaでは、PUBやカフェスタイルのレストランなどが開業。Commonwealth Drivedでも24時間営業のコインランドリーが開業した。中には、Void Deckとよばれる1階の空間を利用した飲食店等も見られる。

HDBの店舗等を利用してビジネスを開始するのは、ほとんどの場合中小企業、個人事業であり、諸経費をできるだけ抑えるために、賃貸料が安いHDBに注目しているようだ。

ショッピングモールの賃貸料と比較し、HDBの店舗等の賃貸は3分の1程度に抑えられることができるという。

【シンガポールニュース】 12月のインフレ率5.5%

統計局(DOS)が25日に発表した12月の消費者物価指数(CPI、09年=100)は109.9で、前年同月比では5.5%高となり、引き続き高水準のインフレとなった。

住居費、運輸費がインフレ率上昇の要因となった。住居費と運輸費はそれぞれ9.9%、10%上昇した。自家用車経費については、前年同期比で12%上昇したものの前期比14%増からは減少。車輌価格(COE)や燃料費の上げどまりが主因。 

2011年通年の平均インフレ率は5.2%。 シンガポール通貨金融庁(MAS)は、ここ数か月のインフレ率は高水準で推移するものの、2012年通年の平均インフレ率は2.5~3.5%に落ち着くものと予想。 

民間エコノミストはMASがインフレ抑制と経済成長のバランスを考慮したうえで、シンガポールドルの緩やかな上昇を容認する金融政策を維持すると見ている。

その他、項目別では、教育・文房具費が2.3%、医療費は1.8%、レクリエーション・その他は1.3%上昇。衣料費は0.8%減少、また通信費は1.5%減少した。自家用車両と宿泊を除くコア・インフレ率は前年同月比で2.3%高、前月比と前月(2.1%)より微増。

引き続き高額な車両価格やシンガポールドル安がインフレ率を高くしている要因だと見られているが、世界的経済の低迷により需要が鈍化し、来年に向けインフレ率は低くなるとの見方が強い。

【シンガポールニュース】 預金引き出し事件、容疑者がスキミング用ディバイスを所持を認める

DBS銀行とPOSB銀行の顧客口座から不正に預金が引き出した疑いで逮捕されたマレーシア国籍の男二人は19日、裁判所で、ATMから個人情報を盗み取るためのスキミング用ディバイスを所持していたことについて容疑を認めた。

逮捕されたローク・シュウ・フェイ(27)とヘン・ゲイク・チン(39)両容疑者は、不正に預金を盗み出したギャング集団のメンバーと見られており、警察は犯罪組織の実態を徹底的に調査し、不正引き出しについての証拠を固めたいとしている。

この事件では、DBS銀行とPOSB銀行の個人口座を所有する約700人が被害を受け、口座から不正に引き出された被害総額は100万シンガポール・ドル(以下、Sドル)におよんだ。

両容疑者は1月12日に滞在していたゲイランで逮捕された。逮捕時には、ATM用カードスロット型のプラスティック、ピンホールカメラ付き金属パネル、UBSポート、ノートパソコンを所持していた。

両容疑者は保釈を要求しているが、保釈金は300,000Sドルで、保釈金を支払えるかどうかは不明。

【シンガポールニュース】 超高級車、販売台数は増加

陸上交通庁(LTA)が18日公表した統計によると、2011年の自動車総販売台数は前年比で約30%落ち込んだものの、超高級車の販売台数は増加したことがわかった。

販売台数上位10メーカーの販売台数は前年比29%増の1,569台で過去最高を記録。自動車メーカー別ではポルシェが30.4%増の584台でトップ。「新しい形のスポーツカー」として登場したCayenneやPanameraのセダンがけん引となった。

販売台数台2位はジャガー。販売台数は14.7%増の389台だった。ランドローバーは140%増の233台で新しいモデルがけん引したと見られる。

業界関係者は、超高級車を求める客層は、昨今の経済状況、株価状況とは無縁の富裕層であり、各メーカーが新型モデルを発表したことで購買意欲に火がついたのではないかと分析している。

世界的に見ても、超高級車の販売は堅調で、ロールスロイスの2011年における販売台数は107年の歴史のなかでもっとも多い3,538台で、前年比31%増だった。

Brand 2011 Sales % change from 2010
Porsche 584 +30.4
Jaguar 389 +14.7
Land Rover 233 +140.2
Ferrari 92 +33.3
Maserati 91 +1.1
Bentley 60 +22.4
Lamborghini 49 -7.5
Rolls-Royce 32 +5.4
Aston Martin 25 -26.5
Infiniti 7 Not meaningful

【シンガポールニュース】 海外企業による投資額は137億シンガポール・ドル

先行きの見えない経済状況のなか、外国企業が昨年シンガポールに投資した額は過去最高水準に達したことがシンガポール経済開発局(EDB)の年次報告で明らかになった。

2011年の海外企業による工場や機械類などを含む固定資産投資額は137億シンガポール・ドル(以下、Sドル)。これは、石油化学装備等の大型プロジェクトが導入された2007年、2008年を除くと過去最高の投資額となりそうだ。

国別では米国が全体の36.8%を占め、欧州からの投資も15.5%に達した。

海外企業による事業支出(減価償却を除く)は73億Sドルで、昨年投資された全てのプロジェクトが開始されることにより創出される雇用(技術を要する職)は20,300件におよび、EDBが事前予想した16,000~19,000件を上回るものと見られる。

EDBは今年の海外企業による投資も昨年同様高い水準を予想し、固定資産投資額は130~150億Sドル、事業支出は60~75億Sドルとみている。

【シンガポールニュース】 鹿児島県が特産品の試食商談会開催

IMG_0154鹿児島県食品試食商談会が17日、リージェントホテルで開催された。

この商談会は鹿児島県とシンガポール間の経済・社会交流促進を図る第16 回鹿児島・シンガポール交流会議に関連して開催されたもの。鹿児島県産品の商談会が単独で開催されたのは初めて。

商談会では、出展企業13 社がシンガポールでも人気のある鹿児島ブランド「鹿児島黒牛」や「鹿児島黒豚」、ハマチやカンパチの水産品など一次産品をはじめ、伝統の手法を使った本格焼酎や調味料、お菓子など、特産品を紹介した。

招待された地場の食品関係者が商品価格について質問するなど、関心の高さを示した。

【シンガポールニュース】 旧正月前、重要が高まる新札

旧正月前、お年玉用に新札を求めるシンガポール人は依然多く、銀行も対応に追われている。

新しい年を迎えるにあたって、紅包(アンパオ)に入れるお年玉は新札のほうが縁起がよく、旧正月を祝うには、新札はなくてはならないシンボルのような存在だと言う。

各銀行、それぞれの対応策で新札を求める客のニーズに応えている。UOB銀行では、16の支店で土曜日の営業時間を午後4時まで延長しラッフルズ・プレース支店では新札に交換する専用のカウンターを設けている。

POSB/DBS銀行では、手続きをスピーディーに行うため、予め新札500シンガポールドル分のパッケージを用意。シティ・バンクでは警備員を従え新札を客の自宅まで届けるサービスも行っている。

旧正月元日は1月23日だが、依然、新札の需要が高いことから、25日まで新札の交換を行うようだ。

【シンガポールニュース】 2011年 BMWがTOYOTAを抜いて販売数トップに

2011年、シンガポール国内でもっとも販売台数が多かった自動車メーカーはBMWで、2002年から販売台数トップを走ってきたTOYOTAは3位に後退した。

BMWの販売数は、前年比5.3%増の4,959台。2位だったMercedes-Benzに約800台の差を付けた。販売台数が多かった自動車メーカーのうちドイツ車が上位を占めた。

日本車は東日本大震災やタイの洪水の影響などで、販売数が激減。TOYOTAは前年比48.6%減で3562台。Honda, Nissanは前年比で50%以上落ち込んだ。

総販売台数は約30%減の28,270台。販売台数上位10メーカーのうち、前年比で販売数が増加したのは、BMWとAudiだけ。また、上位10メーカーのうち、5メーカーの自動車販売数は前年比で40%以上減少した。

2011年は、車両購入権(COE)価格が高い水準で推移したことにより、購入をためらった消費者が増えたことが背景にある。ただし、高級車を求めるのは価格の上昇にあまり左右されない消費者であることから、ドイツ製の高級車が販売数で上位に食い込んだものと見られる。

Widening Pay Gaps
Brand Sales % change from 2010
BMW 4,956 +5.3
Mercedes-Benz 4,166 -11.5
Toyata 3,562 -48.6
Volkswagen 3,204 -8.1
Audi 2,111 -4.0
Hyundai 1,289 -47.1
Kia 953 -67.5
Handa 942 -71.2
Volvo 835 +2.3
Nissan 800 -55.5

【シンガポールニュース】 DBS, ATMカードのセキュリティー面強化へ

1月11日、マレーシアの現金自動預け払い機(ATM)から、顧客の預金が不正に引き出された事件について、DBS銀行のピユシュ・グプタ最高経営責任者は初めて謝罪した。 

この事件では、ATMカードの顧客情報を盗み取るスキミングにより、DBS・POSB銀行顧客400人の口座から約50万Sドルが盗まれた。詐取された金額は全てDBSにより補償されたが、開設口座の残高を確認や預金引き出しを目的に顧客がATMに長蛇の列を作るなど、一時騒然とした。 

DBS銀行は、シンガポール通貨金融庁(MAS)と共に、セキュリティー面を強化する対策に着手する。今後の対策として、ショートメッセージサービス(SMS)を利用し、設定額を超えた引き出しがATMであった場合、顧客に直接通知するサービスを検討している。
 
また、同銀行ではATMカード利用の利便性を重視する一方で、顧客の要望に応じてはATMカードを海外で利用できないよう設定することが可能だとしている。