【シンガポールニュース】 通商産業相、地場系食品会社の海外進出を促す

~The Straits Times 5月30日~

リム・フンキャン通商産業相は29日、地場系食品会社は生産性向上とともに海外へのビジネス進出を考慮すべきだと主張した。

この日開幕したSingapore Food Expoに来賓として出席したリム通商産業相は、シンガポール市場はとても小さく、海外、特にアジア市場に向けた展開の必要性について言及した。

リム通商産業相はアジアの中間層を核に拡大する消費市場を対象として、より高品質で差別化できる商品の提供が不可欠になると語った。

シンガポール経済開発局(EDB)の統計によると、シンガポール食品・飲料のアジア向け輸出は2008年から2012年までに38%増加し、輸出総額は30億シンガポール・ドルに達した。

リム通商産業相は政府として、地場の食品製造を引き続き支援していくことを約束した。

【シンガポールニュース】 東急リバブル、不動産会社OrangeTeeの株式25%取得

~The Straits Times 5月29日~

東急リバブル株式会社は、シンガポールの大手不動産会社の一つOrangeTeeの株式25%を取得した。 

OrangeTeeのスティーブン・タン取締役は、不動産仲介業務提携により、東南アジア諸国だけでなく日本不動産投資に対するニーズにも応えていきたいと語った。

OrangeTeeは14年間でシンガポール国内の不動産取扱量で上位5社に名を連ねるまでに成長。 中国、マレーシア、ミャンマーにも拠点を持つ。 

東急リバブル以外でも、海外の投資会社によるシンガポールの不動産仲介会社の買収や業務提供は、ここ数年活発化している。 

4月には、ECG Groupnoの不動産部門子会社TIEC Holdingsが1230万シンガポール・ドル(以下、Sドル)でオフショア会社Tehe Internationalに買収。

昨年は不動産仲介会社大手のERA Realtyが少なくとも1億SドルでインドネシアのNorthstarに買収されている。また中国系Wen Way InvestmentがC&H Gourpの株式80%を取得した。

背景には、シンガポール人投資家による海外不動産へのニーズの高まりがある。

【シンガポールニュース】 フィリピン独立記念イベントが中止、代替地みつからず

~The Straits Times 5月28日~

フィリピン独立記念日評議会シンガポール(PIDCS)は27日、フィリピン独立記念日を祝うイベント開催の中止を発表した。 中止は今回が初めてとなる。

同イベントは、スペインからの独立(1898年6月12日)を記念して、20年以上にわたってシンガポールで開催されてきた。

今年は繁華街オーチャードNee Ann City Civic Plazaでのイベント開催をFacebook上で告知したところ、多くのシンガポール人から痛烈な批判コメントが寄せられ、主催者側は代替地による開催を模索してきた。

オンライン上での誹謗・中傷については、リー・シェンロン首相やタン・チュアジン上級国家開発担当上級国務相がFacebook上で苦言を呈するまでの事態に発展。

PIDCSはシンガポール当局と相談し幾つか候補となる代替地について検討してきたが、会場へのアクセスや収容能力を考慮した結果、不適切と判断。 

現在シンガポールに滞在するフィリピン人は17万2,700人と言われ、その多くが毎年恒例の行事を楽しみにしているという。

【シンガポールニュース】 ホテル客室不足が深刻化、ホテル用地確保は必至

~The Straits Times 5月26日~

不動産コンサルタントChesterton Singaporeは、ホテル建設用の土地が確保できなければ、数年のうちにホテル客室不足が深刻化すると警鐘を鳴らしている。

Chesterton Singaporeが26日公表した報告書によると、この4年間の来訪者数が前年比で年7%増加すると想定した場合、国内のホテル利用率は4年後に現在の80%から91%に上昇する。

同社チー・ホクイエン取締役は、報告書のなかで、政府が政策を見直し、一刻も早く国有地をホテル用に売却することを強く提案した。

ホテル客室供給の不足を理由に、今後、シンガポールのホテル宿泊料金は引き上げられることが予想される。すでに、国内のホテル宿泊料はアジアで最も高い水準となっている。

【シンガポールニュース】 観光業界、フライクルーズ旅行に注目

~The Straits Times 5月26日~

海外からの観光客を増やすため、飛行機と船旅を組み合わせたフライクルーズ旅行が注目されている。

シンガポール観光庁(STB)とチャンギエアポートグループ(CAG)は、大型客船を運行するクルーズ会社”Princess Cruise”との契約を取り付け、フライクルーズ旅行の利用者増加を目指す。

”Princess Cruise”は今年11月から来年3月にかけて、2,670人収容の大型客船を運航させる。船旅の日程は3日から17日となる。

昨年のアジアのクルーズ旅行市場では、中国が最も多い140万人の利用者を獲得した。シンガポールの利用者は中国に次ぐ103万人で、前年比13%増だった。

クルーズ旅行市場でシンガポールは2020年までに380万人の利用者獲得を目指す。 

270都市に航路を持ち、旅客機週6,600便を運行するCAGと、クルーズ会社やグランドハンドリング事業大手SATSが協力することで充実したフライクルーズ旅行を提供できる見通しだ。

SATSもMarina Bay Cruise Centreを運営しており、フライクルーズ旅行には積極的にサポートをすると見られている。

【シンガポール】 Cosplayer

KAMOBSこぼれ話 Vol.108

若者のヘアースタイルを見ていると随分とシンガポールも変わったものだと感じる。来星当時は長髪はもちろん、髪を染めた男性を見かけることはなかった。女性でも金髪はほとんどお目にかからなかったと思う。

ヘアースタイルと言えば、1984年、ミュージシャンの喜多郎が、彼のトレードマークでもある長髪が理由でシンガポールに入国できなかったのは有名な話。長髪が社会の風紀を乱すとの理由で規制されていたようだが、その長髪が、いつ解禁になったのかは知らない。少なくとも喜多郎が入国を拒否されてから12年後のシンガポールで、長髪男性を見た記憶は全くない。

あの頃と比べると若者の頭は随分カラフルになったし、いろんな形が目に飛び込んでくるようになった。長髪の男性はもちろん、アイスカチャン(シンガポールのカキ氷)のような必要以上にカラフルな頭をした女性も見かける。

ヘアースタイルと同時にファッションにも大きな変化があらわれたのは2000年頃だったか? 若者たちのセンスはお世辞にも良かったとは言えないが、彼らなりのファッションを楽しんでいたように思う。 

それから何年か経って、シンガポールで初めてコスプレを見かけた。自分なりのコスプレを楽しもうとする若者のグループだったが、正直、陳腐な仮想行列にしか見えなかった。

その後、コスプレは何の規制も受けずに漫画ファンを取り込んでいった。彼らは間もなく、”Cosplayer”としての地位を獲得。現在ではコスプレ人口も増えていると聞く。

6月9日から15日までFunan Digital Life Mallにおいて、Anime Matsuriが開催される。最終日には商品券(350シンガポール・ドル相当)を懸けアツいコスプレバトルが催されるとか。日本、マレーシア、韓国からのゲスト”Cosplayer”も来場するようだ。

コスプレには全く興味はないが、親日派で漫画好きのシンガポール人”Cosplayer”には是非とも楽しい一日であってほしい。コスプレレベルに関係なく・・・・・・・。

【シンガポールニュース】 海外不動産投資、最も人気が高かったのはマレーシア

~The Straits Times 5月23日~

シンガポール通貨金融庁(MAS)が22日に公表した海外不動産投資推定によると、2013年に海外不動産投資でもっとも人気が高かった国はマレーシアであった。
 
MASの推定は現地不動産会社をとおした契約件数をもとに算出された。 対象者となる買い手はシンガポール人、永住権保持者、シンガポールに居住する外国人。

2013年の海外不動産投資額は前年比43%増の20億シンガポール・ドル(以下、Sドル)。 シンガポール国内では昨年、不動産売買に規制が設けられ複数の持ち家の保有が厳しくなったことで、海外での不動産投資が活発になった。

マレーシアは隣国で海外不動産投資先としてはもともと人気が高かった。昨年初めに、イスカンダル地域の物件が売り出され、瞬く間にシンガポール居住者に人気となった。

同地域での不動産販売価格は連棟住宅の195,000Sドルからバンガローの1,170,000Sドル。また、人気のメディニ地区でのコンドミニアム価格は78,000Sドルから117,000Sドルだった。

マレーシアの次に人気が高かった国は英国で、3番目はオーストラリアがだったが、ともに投資額では前年を下回った。

【シンガポールニュース】 IMDの世界競争力年鑑、シンガポールが初のトップに

スイスのビジネススクールIMDの世界競争力年鑑が21日に発表され、シンガポールは総合順位で昨年の5位から3位にランクアップした。

シンガポールは、教育、国際貿易、行政組織が高く評価されが、物価の高騰が低評価を招いた。

IDMアルトロ・ブリス教授は、国際投資、技術インフラ、国内経済の改善がシンガポールのランクを押し上げた直接の要因だと分析した。

総合順位のトップは米国。経済の力強い回復力、雇用改善、優れた技術やインフラが高く評価された。 スイスは昨年に引き続き2位。 

シンガポールは安定した経済成長と改善されたインフラにより、総合順位でわずかに香港(4位)やスウェーデン(5位)を上回わった。

IMD World Competitiveness Year 2014 ※調査対象60カ国 ()は前回順位
1位 米国(1位)
2位 スイス(2位)
3位 シンガポール(3位)
4位 香港(3位)
5位 スウェーデン(4位)
6位 ドイツ(9位)
7位 カナダ(7位)
8位 アラブ首長国連邦(8位)
9位 デンマーク(12位)
10位 ノルウェー(6位)

【シンガポール】 シンガポール時間

KAMOBSこぼれ話 Vol.107

所定の場所に必ず10分前には到着する知り合いがいる。太い手首に巻かれた腕時計の長針は常に15分先にある。シンガポールに来てから、時間にルーズにならないようにと常に15分早めて設定しているという。 

シンガポール人の時間感覚が身についてしまい、時間ギリギリにならないと次の行動に移れなくなったとか・・・・・・。本人曰く、時間を15分先に進めることで、時間を厳守できるだけでなく、気持ちのゆとりもでてきて一石二鳥らしい。 

取引先との面談時間が15:00の場合、14:45には相手と会える準備ができている知人。遅れることを思えば、そこからの待ち時間は気にならないという。同じく体内にシンガポール時間が流れているのに、心構えの違う自分が恥ずかしい。

短期ではあるが、某プロジェクト用のスタッフが必要になり、本日、面接をすることになった。 事前に「所定の場所に時間厳守でおねがいします」と伝えてある以上、こちらが遅れるわけにはいかず、いつも以上に早め早めの行動を心掛けた。 

1人目の面接。なんとか予定時間には間に合ったが、気持ちにゆとりがなく、噴出す汗を拭うのに必死だった。 面接を受けに来てくれた女性もほぼ同じ頃到着。 こちらはとても落ち着いていた。

以前、日系企業で働いていた経験があり、日本人駐在員のボスからも”Punctuality”という言葉をよく耳にしたらしい。最初のうちは、時間に間に合えさえすれば問題ないと理解していたようだが、そのボスの”Punctuality”には「10分前に!」という意味合いが含まれていることを知るまでに時間はかからなかったようだ。

日系企業で日本人式”Punctuality”が身についたという彼女だが、仕事を離れれば普通にシンガポール時間に身を任せるらしい。 必ずしも遅刻が悪いとは思っていないようで、トラブルにより時間を守れないことは仕方がないという。 そのトラブルの中に雨も含んでいるのは、やっぱりシンガポール人らしい。

面接は40分ほどで終了。 2人目の面接までには20分ある。手元の履歴書に目をとおす。時間はたっぷりあるので、じっくり目をとおす。 

面接時間まで1分を切るが履歴書の写真の女性はまだ姿を現さない。予定時間を5分過ぎたところで、「まもなく到着する」とのメッセージが届いたが、彼女が到着したのは予定時間を20分過ぎた頃だった。

開口一番、「ごめんなさい、雨のせいで遅れてしまいました」と遅刻の理由を話してくれたけれど、今日どの時間帯にどこで雨が降っていたんだろうか? 

雨に濡れた形跡がない彼女を前に、淡々と今回のプロジェクトと担当業務の説明をさせてもらった。40分が長かった。

【シンガポールニュース】 1~3月期のGDP成長率は前年同期比4.9%

シンガポール通産省(Ministry of Trade and Industry=MTI)は20日に発表した1~3月期の国内総生産(GDP)成長率は前年同期比4.9%で、前期比では2.3%と市場予想を上回った。

産業別では、製造がバイオ医療・化学薬品の生産増により前年同期比9.4%、前期比で7%とけん引した。建築は前年同期比6.7%だったが、民間の建築プロジェクトが下火になったことで前期比では7%減速した。金融・保険では前年同期比5.4%だったが前期比は10.5%減速。 ビジネスサービスも前年同期比で3.4%だったが、不動産市場の低迷で前期比は1.3%にとどまった。

今後の見通しとして、MTIは、アメリカ市場、ユーロ圏市場の回復により、これら主要市場でシンガポール製品の需要が高まるものと期待。一方で、中国は金融引き締め策により成長率が鈍化し、アセアンは国内需要の高まりにより市場が回復すると予想。

2014年通年のGDP成長率について、MTIはこれまでどおり、2~4%内に落ち着くとみている。