【シンガポールニュース】 シンガポール、海洋法に関する国際紛争を解決へ

8月31日、シンガポール政府と国際海洋法裁判所(Itlos)の調印により、シンガポールが、アジア地域の海洋法に関する紛争を解決するための裁判地となった。

Itlosは、1982年の国際連合海洋法条約に基づいて付託され、1996年に発足した常設的な国際司法裁判機関。海洋に関するあらゆる国際紛争の解決に注力している。

今後シンガポールは、Itlosがシンガポールで裁判手続きの処理や裁判地としての機能を行使できる施設や会議場を提供する。

K.シャンムガム法務相は、調印により国際紛争を解決するためのシンガポールの中立性が是認されたとしたうえで、海洋に関わる国際紛争を平和的に解決することが求められると語った。

【シンガポールニュース】 「北海道グルメストリート」開催、道内外食企業の海外進出を後押し

FullSizeRenderシンガポール西部に位置するショッピングモール「ジュロンポイント」の地下1階で、10日間限定の「北海道グルメストリート」がオープンした。 北海道内に本社を有し、海外進出を実施中又は検討中の外食企業7社が参加。

参加企業のうち、帯広市に本店がある人気ラーメン店「麺屋開高」や函館銘菓「Snaffle’s」はすでにシンガポールに進出済み。札幌の弁当屋BENTOSSは10月にシンガポール1号店をMEIDI-YAに開業予定だ。海外進出未経験の企業は2社が参加。

参加企業は実演販売をとおして、新たな店舗展開や初めてのシンガポール進出を目指し、様々な消費者層の趣向や適性価格を探る。今回のイベントは北海道内の外食企業の海外進出を支援する外食産業海外展開実行委員会(札幌市)が主催した。

外食産業海外展開実行委員会は、テストマーケティングをきっかけとして、1社でも多くの飲食店が海外に進出することを望むとしたうえで、北海道内の外食企業が海外に進出することで、北海道産食品・食材の輸出増加に繋げたいとしている。HokkaidoGourmet1

同実行委員会は、10月29日からシンガポールで開催される、フランチャイジー希望者、代理店希望者、テナント誘致担当者などが来場するフランチャイズ専門展示会FLAsia (Franchising & Licensing Asia 2015)でも、海外展開を希望する北海道内の外食企業を支援する。

札幌市経済局産業振興部国際経済戦略室長の山田一八さんは、「これまでは、海外市場における北海道の知名度に胡坐をかいてきたところがあったが、今後は外食企業の海外進出支援等、これまでと異なるアプローチで北海道の食品・食材を強くアピールしたい」と語った。

【シンガポールニュース】 自炊する世帯は全体の22%

~The Straits Times 8月27日~

世界最大の家具販売店IKEAが26日、食事に関する調査報告を発表した。それによると、シンガポールでは、ほぼ毎日自炊する世帯が全体のわずか22%で、調査対象の8都市のなかで最低水準であることがわかった。

調査対象の都市の自炊状況については、ロンドン、パリ、上海で49%の世帯がほぼ毎日自炊をすると回答。ストックホルムは自炊する世帯の割合が最も高く54%だった。

シンガポールで、自炊をしない理由をたずねたところ、最も多い回答は、「時間がない」で、次いで「持ち帰りの利便性」「料理ができない(技術がない)」という理由が挙がった。また、食べ物に関心が強い国民性でありながら、調理に自信があると回答したのは約50%で、8都市のなかで最も低かった。

シンガポールにおける調査は今回がはじめてで、1,271世帯を対象に5月27日から6月3日まで実施され、16歳から80歳の市民の回答を得た。

また調査報告では、子を持つシンガポール市民の3分の1が、子供たちが食事時に手伝うことをしないと回答したり、市民全体の3分の1が、より頻繁に家族とともに食事をすることを望んでいると回答した。

シンガポールでは、家族構成員それぞれのスケジュールが合わないことや共働きが多いことなどから、家族団欒の時間がなかったり、メイドが食事を作る世帯が多いと言われている。

【シンガポールニュース】 総選挙、平日の9月11日に実施

~The Straits Times 8月26日~

トニー・タン大統領は25日、議会を解散し、平日の9月11日(金曜日)に総選挙を行うことを発表要求した。 これを受け各政党の総選挙に向けた動きが加速する。

選挙公示日は9月1日(火曜日)。 有権者に考える時間をもってもらうことを目的に、投票日前日の選挙キャンペーンを禁止したCooling-off Dayを、前回2011年の総選挙同様に採用。投票日9月11日は休日となる。

総選挙が平日に行われるのは1997年以来初めて。9月12日がChinese Seventh Month(旧暦7月)の最終日で、多くのイベントが開催されることから、前日の11日を投票日としたようだ。

すでに各政党は候補者を決定。与党・人民行動党(PAP)のリー・シェンロン首相は、総選挙により新たに強化されたPAPが国を前進させる強いリーダーシップを発揮するだろうとメッセージを送った。1963年以来、全議席の確保を狙う。

一方、野党9党は、16のグループ選挙区(GRC)と13の1人区、合わせて89議席全てでPAPに対抗。最大野党の労働者党(Worker’s Party)は28議席の獲得を狙う。

【シンガポールニュース】 消費者物価指数は9ヵ月連続で下落、7月は0.4%減

統計局(DOS)が24日に発表した7月の消費者物価指数(CPI、14年=100)は、前年同月比0.4%減となり、9ヵ月連続で下落した。 

項目別では、住居・公益費が3.5%、家財・サービスが2%、ヘルスケアが0.4%、それぞれ下落。 一方で食品は1.9%、教育費は3.6%、衣類・履物は0.8%、それぞれ上昇した。

シンガポール通貨金融庁(MAS)とシンガポール通産省(Ministry of Trade and Industry=MTI)は、変動の大きな品目を除いた物価動向の基調を図るコアインフレは、0.4%上昇したと発表。

コアインフレが上昇した主因は、平均的に高かった電気料金とサービスコスト。それぞれ値下がり幅が小さかった。

【シンガポールニュース】 独立記念集会、リー首相が今後50年に向けて演説

23日、恒例の独立記念集会演説(National Day Rally =NDR)が行われ、リー・シェンロン首相は、これまでシンガポールがなり遂げてきたことと、今後50年に向けて何が必要であるか語った。

リー首相は、1965年の独立直後からシンガポールを支えてきたリーダーや市民に感謝の意を述べたうえで、今日のシンガポールの繁栄を決定づけた要素として「多民族社会」「自立・相互扶助の文化」「政府と国民の信頼関係」を挙げた。建国100年を祝うにあたっても、引き続き3つの要素が必要だと強調した。

また、リー首相は、新たな問題として、外国人受入れ政策に触れ、難しい問題ではあるが、国民が必要とすることを重視し、国民に代わってどのような判断がふさわしいか決断するのが任務だと強調した。

総選挙については、具体的な日時を公言しなかったが、近いうちに実施すると述べた。

【シンガポールニュース】 車輌購入権(COE価格), 乗用車3カテゴリーが上昇

~The Straits Times 8月20日~

車輌購入権(COE)の入札が19日に行われ、乗用車3カテゴリー全てが上昇した。

カテゴリーA(排気量1600cc以下が130馬力以下の車両)のCOE価格が前回より2.3%高い57,498Sドル、カテゴリーB(1600cc以上か130馬力以上の車両)では2.2%高い62,140Sドル、カテゴリーE(オープンカテゴリー)は5.4%増の61,001Sドルだった。。

業界関係者は、先月の乗用車のCOE価格が、6月時より10,000Sドル以上が下がったことから、購入意欲の高まりによる反動で今回のCOE価格は上昇に転じたとみている。

しかし、今後はCOEの発行数が増えることから、価格は下落傾向にあるとの見方が強い。自動車販売業者協会(MTA)のグレン・タン会長は、COE価格は徐々に下落していくが、年内に半減するような急激な下落はありえないと述べた。

商用車のCOEは5.7%安い4万6,501Sドル(約411万5,000円)、オートバイのCOEは1.4%安い6,112Sドル(約54万円)だった。COE応募総数は5,566件で、66%に当たる3,669件が落札された。

【東南アジア市場編】 タトゥーと入浴規制について

★訪日外国人の観光誘致を考える Vol.13

正直、東南アジアからの訪日客に同行していてもあまり感じないが、温泉を観光目的として日本にやってくる外国人観光客が増加傾向にあるそうだ。そんな中、タトゥー問題で頭を抱える温泉地が多いという。

8月6日付け産経ニュース(ウェブ)でも、【日本の議論】のなかで、タトゥーのある外国人観光客に対する温泉施設の苦悩ぶりや今後の対処法について意見が述べられていて非常に興味深い。個人的には、明確な情報さえ提供していれば、入浴を拒否するところ、許可するところそれぞれあっていいと思っている。

この記事でも紹介されているが、「タトゥースポット」というウェブサイトをのぞくと、タトゥーがあっても利用できる温泉・銭湯・サウナなどは意外と多いと感じる。現時点で、204の温泉施設や580を超える銭湯の情報が提供されている。

一方で、苦肉の策として、タトゥーをテープで覆い隠せば入浴を認めるという旅館やホテルもあるようだが、いっそうのこと入浴を拒否してもいいのではないかと思ってしまう。街角で見かける体の広範囲がカラフルな若者を見ていると、隠すのにも限界があるような気がしてならない。 

タトゥーをいれている華人系シンガポール人/マレーシア人は多い。タトゥーをファッション感覚でいれているのであれば、そのファッション性を疑わずにはいられないようなカラフルなものも目立つ。幼い顔をしているのに体中が刺青だらけの若者を見かけることも、ここシンガポールでは珍しくなくなった。常夏の国の服装のせいか、むしろ目立つほどだ。

こうした華人系シンガポール人/マレーシア人が日本で温泉を楽しみたいというのなら、残念ながら日本語表示しかないウェブサイトだが、「タトゥースポット」でがんばって情報を収集してもらいたい。

日本への温泉旅行を計画している家内の姪が、一緒に旅行する同僚の何人かがタトゥーを入れているというので、「タトゥースポット」を紹介してやった。どうしても皆で温泉を楽しみたいという彼女から、ちょくちょく翻訳の依頼がある。

日本語のわからないシンガポール人の姪に翻訳料でも請求してやろうか? それともこのウェブサイトの管理人に外国語表示の設定を提案してみようか?

*KAMO CONSULTANCYは東南アジア諸国からの旅行者が求める旅程を考案するインバウンドコンサルタントです

【シンガポールニュース】 SIA, F1グランプリのタイトルスポンサー契約を延長

~Channel NewsAsia 8月20日~

シンガポール航空(SIA)は20日、F1シンガポールGPのタイトルスポンサーとして契約を2年間延長すると発表した。 契約金に関しては、明かさなかった。

SIAは、2014年に初めてタイトルスポンサーとして2年間の契約を結んだ。SIA最高責任者のゴー・チョンフォン氏は、F1のなかでも最もエキサイティングなレースであるF1シンガポールGPのタイトルスポンサーとして再契約したことうれしく思うとコメント。

更に、同氏は、世界中にレースを通じて、シンガポールの観光産業、文化、スポーツイベント都市としてアピールすることを楽しみにしていると述べた。

シンガポールで開催されるF1レースは、2008年から5年間、SingTelがタイトルスポンサーとして「Singtel Singapore Grand Prix」の名称で人気を博した。 昨年からは、「Singapore Airlines Singapore Grand Prix」として開催されている。

【シンガポールニュース】 アリババ、9月にデータセンターを開業

~Channel NewsAsia 8月19日~

中国の電子商取引大手、アリババグループは19日、クラウドコンピューティング部門アリユンによる海外2つ目のデータセンターが9月に開業すると発表した。

同グループは、東南アジアを拠点とし主に中国でのビジネスに積極的な企業に対して、広範囲にわたるのクラウドサービスを提供する。開業にあたっては、既存の北京、杭州、青島、香港、四川、シリコンバレーのデータセンターに回線接続する。

また、同グループは、データセンターの開業にともない、シンガポールがアリユンの海外統括本部となることも発表。アリユンのイーサン・ユー副会長は、クラウドオペレーションの海外統括本部としてシンガポールは最も相応しいロケーションだと強調した。

ユー副会長は、シンガポールはビジネスのしやすさや通信ネットワーク環境など、クラウド関連のデータ管理の需要が見込める環境にあるうえ、政治情勢が安定していることや技術力の高い労働力を兼ね備えている利点が揃っていると述べた。