【シンガポールニュース】シンガポール、中国の貿易減速に対して3番目に脆弱な国

 ~The Straits Times 3月19日~

ムーディーズインベスターズサービスは、アジア・太平洋地域でシンガポールが香港、モンゴルにつぎ、中国の貿易減速に対してに3番目に脆弱な国であるとランク付けした。

調査対象23ヵ国・地域のうち、シンガポールのような貿易主導型経済が米・中間の緊張にもっとも影響を受けやすく、電気機器製造における中間製品は特に中国経済の減速により大きなダメージを被る可能性がある。

ムーディーズは、貿易主導型で中国市場に大きく依存しているモンゴル、シンガポール、韓国、ベトナム、香港では2019年のGDP成長が大きく減速すると予想。

中国の実質GDPは2019年、2020年は6.0%で推移するとみられ、域内の輸出や経済成長は弱まるものとみている。

【シンガポールニュース】チャンギ空港の大型複合施設Jewel Changi Airportが4月17日にオープン

~The Straits Times 3月7日~

ガラスとスチールからなる独特のドーム型をした大型複合施設「Jewel Changi Airport(以下、Jewel)」が4月17日にオープンする。チャンギ空港のターミナル1に隣接し、ターミナル2、ターミナル3それぞれにエアコン付きリンクウェイで接続される。

開業後、旅行者はシンガポール航空、シルクエアラインなど26の航空会社にサービスを提供するアーリーチェックイン・ラウンジの利用が可能となる。これはフライ&クルーズ旅行など旅行内容の改善を目的とし、チケット発券サービスと手荷物サービスを統合し提供するラウンジとなる。

チェンギ・エアポート・グループ(CAG)は、開業前の4月11日から6日間、抽選で50万人にJewel を公開。280店以上の小売店や飲食店も開業する。同施設で最上階にある14000平方メートルのキャノピーパークは一般公開が今年中旬の予定であるため、唯一立ち入りが禁止される。

Jewelを設計したのはMarina Bay Sandsを設計した建築家としても有名なMoshe Safdie氏。見どころの一つ5階建ての庭園は、2500本の木と10万本の低木が生い茂り、屋内の滝としては世界で最も高いRain Vortexを有する。

【シンガポールニュース】車両購入権(COE)、バイクを除く全てのカテゴリーで落札価格が上昇

~The Straits Times 3月6日~

車両購入権(COE)入札が6日に行われ、二輪車を除く全てのカテゴリーで落札価格が前回を上回った。

小型車(カテゴリーA)の落札価格は、26,309Sドルで前回よりわずか8Sドル上回った。

落札価格の上昇率が最も高かったのはカテゴリーB(1600cc以上か130馬力以上)前回より4.4%増の36,961Sドルだった。大型車が対象となるカテゴリーE(オープンカテゴリー)の落札価格は前回より2.5%上回わり、37,620Sドルだった。

カーディーラーは、落札価格の上昇の主因として、GrabやGojekの配車サービス業のビジネス拡大にともなう四輪車の需要増加をあげた。

落札価格
カテゴリー 3月06日 2月20日
カテゴリーA(排気量1600cc以下で130馬力以下) 26,309 26,301
カテゴリーB(1600cc以上か130馬力以上) 36,961 35,403
カテゴリーC(商業車、バス) 27,010 26,914
カテゴリーD(バイク) 3,602 3,689
カテゴリーE(オープンカテゴリー) 37,620 36,667

【シンガポールニュース】中等学校の能力別クラス編成が廃止

~Channel NewsAsia 3月5日~

オン・イクエン教育相は5日、小学校卒業試験(PSLE)の点数で決定される中等学校の能力別クラス編成を廃止すると発表した。

現状PSLEの結果によって中等学校の進むコースが4年制(Express)、5年制(Normal Academic)/Normal Technical)に振り分けられているが、現在の小学2年生が中等学校に入学する2024年からは科目のレベル別でのクラス編成となる。これにより2024年に中等学校に入学する生徒は2027年に試験を受け卒業する。

クラス編成制度の変更にともない、Expressコースでは4年時(Normalコースは5年時)に受ける試験GCE O(Ordinary) LevelとNormalコースが4年時に受ける試験GCE N(A) Levelも見直され、次の進路を決めるための国家試験が導入されることになる。

制度の見直しは、5年制Normalコースの学生が劣等感を持たないようにするための配慮。教育省によると、GCE Oの結果では特定の科目に関しては4年制と5年制の間に差がないことが確認されている。

【シンガポールニュース】都市型農業で食料安全保障を強化

~The Straits Times 3月4日~

コー・クーポン通産担当大臣は4日の国会審議で、食料安全保障を強化するため、北部Sungei Kadutに18ヘクタールのAgri-Food Innovation Parkを開設すると発表した。

Agri-Food Innovation Parkは、室内野菜栽培工場、昆虫養殖、家畜肥料製造など、ハイテク農業と研究開発活動を集積する施設で、第1フェーズは2021年までに完了し、その後は拡張される予定。

政府はまた、世界で年間5兆米ドル規模と言われる食品・農業技術市場への参入を志す者に助成金を支給し、最新技術等の教育機会を提供する。農業食品家畜庁(AVA)は、6300万ドルの農業生産性基金(APF)を通じて食料生産の向上を支援するとともに、農家にAVAのアカウントマネージャーを派遣し技術導入や事業開発についてアドバイスする。

高等教育機関も将来の農業を担う若者を教育する上で重要な役割を担っており、Republic Polytechnicでは都市型農業技術の過程を導入。Temasek Polytechnicは、水産養殖のイノベーションセンターを立ち上げ、水産養殖の効率を高めるためのリソース、知的財産、インフラストラクチャ、専門知識を提供する。

政府は農業を新興することで、自給自足率を向上させるだけでなく、シンガポールの農業が抱えてきたスペース不足、労働不足、水不足などを解決するソルーションを海外に提供する域内の農業ハブを目指す。

【シンガポールニュース】苦情件数最多は美容業界、エステの突然閉鎖や強引な会員勧誘が問題

~The Straits Times 3月1日~

2018年にシンガポール消費者協会(Case)に寄せられた苦情件数は16,090件で、そのうち約7割が消費者監視員による交渉または仲介で解決された。返金および現物回収の総額は273万Sドル。

業種別では、美容業界への苦情件数が最も多く、前年比31%増の1,829件を記録。昨年はエステ店の突然閉鎖による返金問題や会員勧誘の強引な手口が目立った。エステ・マッサージチェーンTraditional Javanese Massage Hutの突然閉鎖では未使用分の前払い金は約20万Sドルに及んだ。次いで苦情件数が多かったのは、自動車業界で、半数以上が自動車の欠陥によるものだった。

輸送業界は、苦情件数が2017年の165件から1,670 まで急増。昨年6月に自転車シェアリングサービスMobikeがサービスを停止し、数百万Sドルのディポジットが返金されなかった問題が響いた。

また、電子商取引の台頭により、オンライン購入に関する苦情の件数も60%増加。航空券の予約時に旅行保険のようなオプションを自動的に含めるなど、保険を必要としない消費者がチェックボックスからチェックマークを外すような要求がされていたのも大きな問題となった。

Caseは、業界関係者や政府機関と協力して消費者保護体制を強化する一方で、シンガポールの消費者が意識を高め自分自身を保護する必要がある注意を促した。

【シンガポールニュース】シンガポールへのフィンテック投資、前年の2倍に急増

~The Straits Times 2月28日~

コンサルティングのアクセンチュアの統計によると、昨年のシンガポールへのフィンテック投資は、前年の1億8000万ドルから2倍以上に増加し、3億6,500万ドルに達した。

アクセンチュアによると、シンガポール企業への投資件数はの2017年の61件から71件に増加。このうち、これまで投資額でトップ10のうち8件が昨年の実施された投資だった。

昨年、投資金額が最も大きかったのはクラウドコンピューティング業のDeskeraへの6,000万米ドル。また、保険のSingapore Lifeには5,200米ドル、ブロックチェーンのスタートアップTerraにも3,200米ドルが投資された。

域内のフィンテック投資で、シンガポールはシンオーストラリア、中国、インド、日本に次ぐ5位にランクインされた。

【シンガポールニュース】STエンジニアリング、BVLOS飛行でドローンを活用したソリューション開発に着手

~The Straits Times 2月27日~

地場系総合工学大手STエンジニアリングは27日、シンガポールの民間航空局(CAAS)からの承認を得て、Lower Seletar貯水池での高度な無人飛行技術の試験を実施すると発表した。

試験内容には目視外飛行(BVLOS)も含まれており、特定の任務を実行するため、ドローンなど無人機でBVLOS飛行を行う”DroNet技術”の試験を実施し、ドローンを活用したソリューション開発に取り組む。

STエンジニアリングの航空宇宙部門の責任者であるリム・シャーギー氏は、試験を通じて、広範囲に渡る安全確認や自律的荷物配送などより高度な操作を可能とする無人機を提供することができると強調した。

運輸省とCAASは、STエンジニアリングが2年前に提出した提案要請書の中で、BVLOS飛行が捜索救助活動の生産性を高めるだけでなく建物および構造物の検査でも十分な利益をもたらすと指摘していた。

【シンガポールニュース】NTUC FairPrice、高雄産農産物を販売促進

~The Straits Times 2月26日~

NTUC FairPriceは26日、台湾の高雄市と高雄産農産物の独占販売に関する協定を締結した。これにより今後6ヵ月間、高雄産の農産物の販売独占権を得た。

今回の協定の締結についてNTUC FairPriceのシア・キアンペンCEOは、食品の供給源を増やし、消費者により多くの選択肢を低巨言うするというスーパーマーケットの戦略の1つだと述べた。

また、同CEOは「安定した価格で商品を提供するためにも、常に世界中の国々に目を向けている」と述べた。

高雄市から直接輸入することで、巨峰、ナツメ、キャベツなどを高品質の農産物を販売。3月から毎年2回フェアを開催し、高雄産農産物の販売促進を実施する。

【シンガポールニュース】今年通年のインフレ率を0.5-1.5%に下方修正

~The Straits Times 2月25日~

通貨金融庁(MAS)と通産省(Ministry of Trade and Industry=MTI)は25日、原油の値下がりが主因となり1月のインフレ率が前月から0.1ポイント低下したことを受け、今年通年の予想インフレ率を下方修正した。

1月のインフレ率は0.4%で、住宅・光熱費がマイナス0.5%と3カ月ぶりにマイナスに転じるなど原油の値下がりが大きく影響した。

世界的にも原油価格はここ数ヵ月大きく下落していることから、MASとMTIは通年のインフレ率を事前予想の1-2%から0.5-1.5%に下方修正した。

住居と民間道路輸送を除くコア指数については、原油値下がりが大きく影響しないとし、事前予想(1.5-2.5%)を据え置きした。