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‘OISHIIを売り込む’ カテゴリーのアーカイブ

神戸マイスター佐野シェフ、マジパン実演で買い物客を魅了

2016 年 11 月 16 日

DSC_0707高島屋シンガポールで開催中の「ジャパン・フェア」に神戸マイスターの佐野靖夫シェフが参加し、週末の12日、13日にマジパンの実演販売を行った。

佐野シェフは神戸で人気のスイーツ店「レーブドゥシェフ」のオーナーシェフ。「ジャパン・フェア」で同スイーツ店の商品が販売されるのを機に初来星し、熟練したスキルを披露した。

予定されていた実演は1日30分ほどのセッション3回だったが、買い物客からのリクエストDSC_0742にも応じ、1回1時間を上回るセッションに。神戸マイスターの手から生み出されるマジパンキャラクターは多くの買い物客を魅了した。

「子供たちからの熱い視線を感じ、30分では終われなかった」と佐野シェフ。2日間のみの実演だったが、今回のジャパン・フェアでもっとも高い集客力を見せつけた。

佐野シェフは1981年に神戸・垂水に「レーブドゥシェフ」をオープン。見た目の重要性だけでなく素材の味わいも大切にしながら洋菓子作りに取り組んでいる人気シェフ。

patisserieAKITO田中シェフ、シンガポールでジャムの実演販売

2016 年 11 月 10 日

DSC_070211月7日、高島屋の地下2階フードフロアで恒例の「ジャパン・フェア」が開催された。今年は和歌山、長野、徳島など日本13地域の食材がブースを彩った。

和歌山の特選「田村みかん」、長野の「サンシナノスイート」「サン名月」「サン秋映」、徳島の「鳴門金時」など旬なIMG_7858食材の他、スイーツの街と知られる神戸の「ジャム」「ゼリー」などが試食販売された。

神戸市からはpatisserieAKITOの田中哲人シェフが来星し、買い物客を前にジャムを実演・販売した。

TripAdvisorの「おいしい朝食」部門で2013年から4年連続1位の座につくホテルピエナ神戸で人気のジャムを開発した田中哲人シェフは、シンガポールでも多くの方々においしいジャムを提供したいと語った。

「ジャパン・フェア」は11月20日まで開催。

商品開発力を背景にシンガポール市場に適応する新商品をアピール

2016 年 11 月 3 日

IMG_776410月27日、日本食や日本産調理器具に特化した見本市「Food Japan 2016」が島内中心部のサンテックシティのコンベンション&エキシビションセンターで開幕した。

同見本市は2012年から毎年開催させており、今回は名称を「Oishii Japan」から「Food Japan」に変更し、企業・自治体など300以上の団体が参加した。

日本食が食文化の1つとして定着しているシンガポールにおいて、これまでシンガポールに流通していない食材・食品は極めて少ない見本市ではあったが、商品開発力を背景にシンガポール市場に適応する新商品がいくつかブースに並んだ。

京都伏見の甘利香辛食品株式会社は使いやすいフレークタイプの直火焼カレールウを紹介。シンガポール市場向けに輸入規制にひかからない動物性原料不使用の商品を開発。24種類の香辛料で深みのIMG_7926ある味が特徴な商品。今年4月に開催された東南アジア最大級の総合食品見本市「Food and Hotel Asia 2016」への参加をきっかけにパッケージもリニューアルした。「Food and Hotel Asia 2016」で興味を示した現地バイヤーとは「Food Japan」出展を前に取引を開始している。

餃子製造販売の株式会社信栄食品は、「Food and Hotel Asia 2016」に続き、現地代理店と協力し飲食店を中心に商品をPR。今回は現地代理店のリクエストをもとに「マグロ餃子」、「ブリ餃子」を開発。「Food Japan」初日から多くの来場者が足を止めた。

「Food Japan 2016」は29日まで開催。最終日は一般公開となり、多くの来場者数が予想される。

神戸スイーツ、シンガポールで販売開始

2016 年 8 月 1 日

シンガポール高島屋内で29日に改装オープンした高級フルーツ店「巨峰屋」が神戸人気スイーツ店の商品を販売。
シンガポールの店頭に初めて並んだのは「パティストリーAKITO」のジャムと「レ―ヴドゥシェフ」のフルーツゼリー。

29日は、改装オープンに合わせて来星した「パティストリーAKITO」の田中哲人オーナーシェフと「レ―ヴドゥシェフ」の綾貴紀常務が「巨峰屋」店頭に立ち、試食を配るなどして現地買い物客に神戸スイーツをアピールした。IMG_7460

現地消費者の反応も上々で、試食した現地買い物客のほとんどが商品を購入。なかには、つい先日、神戸に足を運んだがスイーツで有名な街だと知らなかったという訪日リピーターの姿も。多くの買い物客が神戸スイーツに強い関心を示した。

神戸市では「食都神戸2020」構想のグローバル・プログラムの一環として、農水産物の輸出や食を活用したインバウンドPRなど、「神戸の食」の世界への発信に取り組んでいる。シンガポールでは、神戸スイーツの販売をきっかけに、「食都神戸」プロモーションを強化する。

東南アジア最大級の総合食品見本市で日本食品をアピール

2016 年 4 月 13 日

IMG_6510シンガポールで2年に1度開催される、東南アジア最大級の総合食品見本市「Food and Hotel Asia 2016」が12日にシンガポール・エキスポで開幕した。 

71ヵ国/地域から3,455の出展者の参加。全体の80%の出展者が海外からの参加で、国/地域ごとに60のパビリオンが設置。 ジェトロシンガポールによるジャパンパビリオンには前回の約1.5倍にあたる79社が参加した。

初めて海外で開催される食品見本市に参加した企業のなかには、商品の見せ方・試食サンプルの提供の仕方など試行錯誤しながらバイヤーIMG_6564
に商品をPRする場面も多く見られた。

これまでシンガポール現地でのマーケティングを重ね、シンガポール市場にあった商品を開発してきた餃子製造販売の株式会社信栄食品は、現地代理店と協力し飲食店を中心に商品をPR。同時に初日からシンガポール以外のバイヤーからの引き合いも対応。

IMG_6551また、株式会社マルミツサンヨーのブースには消費者に分かりやすい自社製造の果物ゼリーが多くの食品関係者を惹きつけた。もともと小売商品ではあるが、すでに現地代理店を持つことから、島内の飲食店関係者からの引き合いも多かった。また、フィリピンや香港のバイヤーからすぐにでも扱いたいという申し出もあったようだ。

「Food and Hotel Asia 2016」は15日まで4日間開催。最終日は食品関係者だけでなく一般入場も可能となる。同見本市の魅力はシンガポール国内だけでなく、近隣諸国や香港・中国などから来場者が見込まれる点。食品飲料だけでなく食品製造機なども展示される。

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神戸イチゴ、シンガポールで販売開始

2016 年 3 月 16 日

DSCN0746シンガポール高島屋で高級果物等を販売するKYOHO-YAが、早朝に届いたばかりの「神戸いちご」を販売。 「神戸いちご」がシンガポールで販売されるのは初めて。

店頭に並んだのは1パック3個入りと1パック12個入りで、販売価格はそれぞれ16Sドル、98Sドル。 KYOHOのエイドリアン・ティオ社長は新鮮で高級な「神戸いちご」は消費者にも喜んでもらえるはずだと自信をみせた。

「神戸いちご」は地元神戸でも人気の果物の一つで、同市内の食に対する意識が高い消費者や高級レストランから高く評価されている。 3月8日にシンガポールで初めて開催された「神戸フードフェアinシンガポール」では、IMG_6327最も注目を集めた出展品のひとつだった。

同フードフェアに出席したティオ社長は、試食後すぐに出荷日を指定して発注。 当初は今月25日が最初の出荷日と予定されていた。 しかし、今期は栽培期間中の気温変動が激しく、生育が不安定なことから輸出終了日が早めざるをえなくなった。 これを受けて、急遽、出荷が昨日15日に前倒しとなったばかり。

本日16日はKYOHO開業11年目の記念日。 みずみずしい「神戸いちご」をはじめ新鮮な高級果物が店頭を鮮やかに彩った。
   

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シンガポールで「食の都」神戸をアピール

2016 年 3 月 9 日

IMG_6249一昨年デンプシーヒルズにオープンした“Henri Charpantier”で8日、神戸の食を紹介するイベント「神戸フードフェアinシンガポール」が開催された。

イベントを主催した神戸市では、神戸を世界に誇れる「食の都」にするため、今年度より「食都神戸2020」構想を推進している。 「食都神戸2020」の一環として開催される海外でのフードフェアは香港に次いで2番目。 

神戸市産業振興局農政部農水産課の安原潤課長は挨拶で、「過去から交易により栄えIMG_6212てきた神戸は、世界から様々な食文化が紹介され、他の都市では見られない独自の食環境が形成されている」と説明した上で、KOBE BEEF以外にも豊富な農水産物やスイーツ、ワインなどを紹介した。

神戸市漁業共同組合理事で「食都神戸」海外展開推進協議会の前田勝彦会長は、神戸の郷土料理として名高い「いかなごのくぎ煮」を紹介。 前田会長によると、「いかなご」は、神戸に住む人々に春の訪れを知らせるこの街の宝で、今年は昨日の3月7日から漁期がスタートしたばかりだと言う。IMG_6224

貴重な「いかなご」の中から小さな宝石を選び出すように、よいものだけを選別し、こだわり抜いた調味料や調理方法でつくられたものだけに与えられるのが「KOBE FISH」の称号。 これまでに海外のマーケットやメディアでほとんど紹介されたことのない「KOBE FISH」が本物を知る世界中の多くの美食家達を魅了することに期待を寄せた。

また、株式会社CUADROの三坂美代子代表取締役は、神戸を代表するスイーツ店の人IMG_6240気商品を紹介。 「レーブドゥシェフ」の“神戸咲ほろり-いちご”や手作りのジャムとケーキで人気の「パティスリーアキト」の“神戸いちごジャム”などは来場者に好評で、取り扱いを検討したいとの声もあがった。

今回、もっとも注目を集めた出展物のひとつが神戸産のイチゴ。面長で柔らかい食感と優しい甘みが特徴の“章姫”と丸顔でしっかりした甘みが特徴の“おいCベリー”のブースには多くの食品関係者が足を止め、旬の味を堪能した。具体的に出荷日を指定する業者もあらわれ、早ければ今月中にシンガポールへの輸出が実現しそうだ。

高級シーフードをインターネットショッピングモールで販売

2015 年 12 月 16 日

eコマースビジネスの拡大とともに、高級シーフードをインターネットショッピングモールQoo10やRakutenで販売する出店者の売上が急上昇している。

オンラインでショッピングを楽しむ消費者のニーズの多様化にともない、地場系のスーパーマーケットでは販売されていない高級シーフードの需要が高まっている。

iChefはインターネットショッピングモールQoo10で、冷凍のカキ、ズワイガニ、ホタテ、イクラなどを2012年から販売。現在、売上は販売当初の30倍。 iChefは飲食業を展開するSuki Groupが運営。iChefのジェイソン・アン氏はもともとは輸入した食品を飲食店に卸していることから、一般消費者にも十分満足してもらえる食材の提供ができるという。

Rakutenでは、昨年1月に10種類のシーフードを販売する電子商店が開業。現在では電子商店10社が300種類以上のシーフードを販売している。営業開始1年未満で売上が20倍以上に達した電子商店もあるようだ。Rakutenのゼネラルマネージャー上野氏は、統計をみるとオンラインショッピングでは飲料や他の食品と比較してシーフードの需要が高いという。 また、シーフードを購入する消費者は同時に飲料や他の食品を購入する傾向もみられるという。

Kaiho Seafoodのように、オンラインショッピングで調理されたフグの取り扱いもはじめた業者もあり、人気を博しているが、傾向として実店舗を構えるような動きはないようだ。 また、オンラインショッピングで高級シーフードの需要が高まっていることを受け、eコマースビジネス用にスペースを提供する倉庫業者もあらわれているようだ。

肉厚の「王様しいたけ」を販売

2015 年 11 月 25 日

IMG_568811月20日、明治屋スーパーマーケットで、北海道産食品を取り扱うアンテナショップ「カムイン北海道」が「DOSANKO PLAZA」としてリニュアルオープンし、それにあわせて北海道フェアが開催された。

道内地域産業海外展開力創成事業の一環として道内から13社の食品製造業者が参加。 北海道ならではのスイーツ・菓子、乳製品、水産加工品、1次産品などが販売され、道産品に興味を示す現地消費者で賑わった。

今回海外では初めての販売となった生の「王様しいたけ」のブースには多くの買い物客が立ち寄った。 きのこ製造の(有)福田農園が、北海道の大自然を十分に取り入れられる専用ハウスで、横津岳の天然水や菌床の製造にこだわって栽培された「王様しいたけ」は通常のものよりサイズが大きく、1個で500gの大きさにもなる。IMG_5690

非常に肉厚で余分な水分を吸収していないのが特徴で、味もさることながら、ホットプレートで焼いても縮むことなく歯ごたえ十分。 品評会でも数々賞を獲っている「王様しいたけ」は日本国内での販売場所も限られている貴重な食材だ。

明治屋では、2個入り1パック(約200g)の「生しいたけ」と、「干ししいたけ」(1パック約50g)を販売。店内では、福田代表取締役が自ら、生の「王様しいたけ」をバターと塩・コショウで炒め、試食サービスも行った。 また、先月明治屋内でオープンした北海道の弁当屋「Bentos」でも「大様しいたけ」を使ったメニューを提供。

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「北海道グルメストリート」開催、道内外食企業の海外進出を後押し

2015 年 9 月 2 日

FullSizeRenderシンガポール西部に位置するショッピングモール「ジュロンポイント」の地下1階で、8月28日から10日間限定の「北海道グルメストリート」がオープンした。 北海道内に本社を有し、海外進出を実施中又は検討中の外食企業7社が参加。

参加企業のうち、帯広市に本店がある人気ラーメン店「麺屋開高」や函館銘菓「Snaffle’s」はすでにシンガポールに進出済み。札幌の弁当屋BENTOSSは10月にシンガポール1号店をMEIDI-YAに開業予定だ。海外進出未経験の企業は2社が参加。

参加企業は実演販売をとおして、新たな店舗展開や初めてのシンガポール進出を目指し、様々な消費者層の趣向や適性価格を探る。今回のイベントは北海道内の外食企業の海外進出を支援する外食産業海外展開実行委員会(札幌市)が主催した。

外食産業海外展開実行委員会は、テストマーケティングをきっかけとして、1社でも多くの飲食店が海外に進出することを望むとしたうえで、北海道内の外食企業が海外に進出することで、北海道産食品・食材の輸出増加に繋げたいとしている。HokkaidoGourmet1

同実行委員会は、10月29日からシンガポールで開催される、フランチャイジー希望者、代理店希望者、テナント誘致担当者などが来場するフランチャイズ専門展示会FLAsia (Franchising & Licensing Asia 2015)でも、海外展開を希望する北海道内の外食企業を支援する。

札幌市経済局産業振興部国際経済戦略室長の山田一八さんは、「これまでは、海外市場における北海道の知名度に胡坐をかいてきたところがあったが、今後は外食企業の海外進出支援等、これまでと異なるアプローチで北海道の食品・食材を強くアピールしたい」と語った。

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海外で販路開拓することと輸出することは別

2015 年 7 月 8 日

日本産の食材・食品のシンガポールにおける販路開拓ということで、輸出や貿易について事細かにお調べになった生産者や製造メーカーが、来星してみて肩透かしにあうというケースは少なくない。

海外での販路開拓が初めてという場合、現地の輸入業者と直接取引することは極めて難しい。 

バイヤーである輸入業者が商品に興味を示してくれたとしても、小ロットからの注文がほとんどである。仮に最初からある程度の分量を求められても、逆に供給する側が対応できない。

また、日本産食材・食品の輸入業者の多くは日本にカウンターパートを持ち、そこを通して商品を仕入れている。だから、食材・食品の生産者や製造メーカーにとってみれば、実際のところ商品の取引は国内渡しで済んでしまう。

こうした事情を知らず、FOB価格やCIF価格を設定してシンガポールに乗り込んでも、バイヤーからは日本国内での卸値しか聞かれなかったと首をひねる方もいらっしゃる。

日本産の食材・食品をシンガポールに売り込みたいと考えている生産者や製造メーカーの多くは、「海外での販路開拓」と「輸出」を混同してやいまいか。

販路開拓とは、新たに商品の販売先を見つけ出すこと。シンガポールで販路開拓を行って新たに販売先としてのチャンネルを得たとしても、その先、輸出業務が待っているとは限らない。理由は既述の通りだ。

国内渡しによって、自分の商品が海外に売られることをメリットだと捉え、より多くの生産者・製造メーカーに商品を売り込みに来星いただければと思っている。

【シンガポール】 初夏の北海道プロモーション

2015 年 6 月 30 日

IMG_44626月26日から3日間、シンガポール明治屋において北海道産食品のテスト販売が実施され、販売コーナーは多くの買い物客で賑わった。

テスト販売は昨年同様、北海道貿易物産振興会による海外展開支援事業の一環として実施されたもので、道内食品製造業をはじめ7社が参加。各企業から企業研修として派遣された参加者自らが現地消費者に出展商品を直接アピールした。

現地消費者の嗜好について事前に情報を収集していたようだが、試食品を口にしてもらうことで、思ってもみなかった現地消費者の反応も見ることが出来た参加者もいたようだ。

塩辛い商品は受け入れられないと聞いていたが、意外と塩気の強い商品も人気だったというのは㈱厚岸マルスイの内山さん。5種類の商品を販売したが、塩気の強い“紅鮭のほぐし身”も3日目夕方までに完売。試食してもらって、塩辛いという声もあったが、すんなり商品に手を伸ばす消費者も多かっIMG_4458たようだ。

また、事前の調査どおり、いか味やエビ味の“豆菓子”が好評だったというのは豆菓子製造・販売の池田食品株式会社の高橋さん。ロマンス製菓株式会社の森さんも、黒ゴマ味の“ソフトキャンディー”は予想どおり現地消費者にも受け入れられたと納得の表情を見せた。

今回のテスト販売で得た消費者の生の声をもとに、シンガポールでの販路開拓に向けて、すでに第二、第三の矢を放つ計画を検討中という参加企業もあり、今後の展開に注目していきたい。

パッケージデザインの重要性

2015 年 6 月 23 日

小売用加工食品を持参し食品輸入業者を訪問する食品メーカーに同行すると、業者が小売商品のパッケージデザインについてダメ出しする場面に遭遇することがある。

デザインと言っても、言葉の表記とか色彩の問題ではなく、パッケージを見ただけで、現地消費者が内容物を理解できるようなデザインになっているかどうかが問われる。内容物がわからないような小売用加工食品は消費者が手にしてくれないという。

シンガポールでは様々な「わさび味」商品が定着しているが、随分前に、日本で販売されていた「わさび味」の商品を輸入業者に勧めたところ、パッケージに「わさび」のイラストは要らないと指摘を受けた。現地消費者が「わさび」そのものを知らないし、「わさび」がメインの商品ではないからだというのが理由だった。

小売用加工食品の場合、その内容物は外から見えない商品が多い。スーパーマーケットなどの店頭では、カテゴリー別に商品が陳列されているが、ほとんどの商品がパッケージをみれば内容物がわかるようなデザインになっている。

パッケージデザインは、不必要な情報を省いて、シンプルで且つ強烈に商品を知らせるものでなければいけない。 いったん店頭に陳列されれば、フェアでない限り、わざわざ商品説明をしてくれる人はいない。パッケージが商品を紹介する役割を担う。

「飲食店における3秒ルール」というのがあるらしい。外見、バナー・ポスター、または展示されたメニューレプリカを見て3秒以内に何を提供している飲食店なのか理解させないと新客が獲得できないという話らしい。小売用加工食品に置き換えれば、パッケージを見て3秒以内に商品を理解させることとなるが・・・・・・。

3秒内とは言わないが、消費者がパッケージを見ただけで、どんな商品なのかが分かるようなパッケージデザインを考えていきたい。

一般消費者層向けの催事

2015 年 6 月 17 日

日本の琵琶湖より少し広い710km²に547万人が住んでいるシンガポール。大きな市場ではないが、日本産の食材・食品の売込み先としての注目度は依然高い。

東西の直線距離は約40km、南北は約25kmという小さな国だが、消費者の感覚は都市部と郊外で随分と違う。 都市部へ買い物に出かける消費者のほうが、より高品質で高価なものを求めており、一方、郊外では未だに、「安かろう、悪かろう」がまかり通っている部分も否定できない。

日本産食材・食品のシンガポールにおける販路開拓としては、いわゆる“富裕層”を対象にした売り込みが一般的だったが、最近では、“富裕層”とは違う一般消費者層の存在も注目されるようになっている。そんな中、郊外の商業施設で開催される日本産食品の催事も増えている。

郊外の商業施設で開催される一般消費者(大衆)向けの催事では、商品価格が低めに設定されていて、商品サイズも価格に応じて小さ目になっていることが多い。郊外の消費者の特徴を意識し、売上げを少しでも上げようという意図が垣間見られる。

日本からこうした催事に参加される方の中には、“儲け”を強く意識している方も少なくない。商売だから当たり前だと言われそうだが、渡航費や高い宿泊費だけを考えても、催事で“儲け”を出すのかなり厳しいと言わざるを得ない。ましてや大衆向けの催事では・・・・・・。

はじめて参加する大衆向けの催事は、一般消費者の反応をみる、とても貴重な機会だと捉えていただくほうがいいように思う。 

“オールジャパン”より地方色を強調した売り込みを!

2015 年 6 月 10 日

シンガポールは食品の90%を輸入に依存している。スーパーマーケットで販売されている商品の原産国表示を見ても実に多くの国名を目にする。

現地で頻繁に開催されている食品フェアは、USフェア、韓国フェア、台湾フェアなどのように、国名が使われるだけで、各国の地域名は全くといっていいほど強調されてはいないケースがほとんどだ。

こうした諸外国の動きを参考にしたのか、数年前から日本食品も“オールジャパン”の体制で輸出拡大を促進しようという動きが顕著になってきている。

当初は、全ての日本産食品が対象ではなく、すでにブランド化に成功していた北海道産食材・食品全般や青森県産リンゴなどは別扱いにするという話を、“オールジャパン”を推進する関係省庁の方から耳にした。

こちらの勝手な解釈だったのかもしれないが、それまで主流だった「〇〇県産」というPRから、一部の例外を除いて全ての食品が「日本産」として海外に売り込む体制が“オールジャパン”だと思っていた。

“オールジャパン”の食品展が開催されると聞きいたときも、ブースやコーナーの区割は都道府県別ではなく、品目別に設けられるものだと思っていた。実際、当時は、外国人(とりわけ都市国家であるシンガポールの消費者)に、「〇〇県産」だと言っても理解してもらえないという見方が支配的だった。

展示会場では、自分と同じように品目別のコーナーがあると期待して来場したものの、どのブースに足を運んでも同じような商品ばかりで、歩き疲れたという食品関係者の声も少なくなかった。見る側、買う側からすれば、ごもっともな意見だろう。

品目にもよるが、個人的には一貫して、各都道府県あるいは市町村それぞれの地方色を強調した売り込みのほうが海外では効果的だと考えている。

それぞれ自慢できる商品にはストーリーがあるはず。同じ品目や類似商品であっても地域性の違いによって、ストーリーは様々だ。そして、そのストーリーこそがブランド化に向けた突破口となると信じている。

海外に売り込みたい地域自慢の食べ物が、“オールジャパン”の傘の下で埋もれてしまわないようなサポートを心がけていきたい。