【シンガポール】 空気清浄機

KAMOBSこぼれ話 Vol.123

インドネシアのスマトラで発生している野焼き火災。煙が風に乗ってシンガポール島内を覆う煙害が深刻化し、先週の金曜日(25日)は島内の全小中学校が休校となった。大気汚染指数(PSI)が「危険」レベルに達したことを考えれば当然の決定だ。

今年の煙害は指数以上に煙臭い。目や喉の調子が悪いのもそのせいか? 一昨日の土曜日から日曜の夕方頃までは、随分と煙臭さも薄れたものの、夜になると一変し家の中まで煙臭くなった。小学校卒業試験(PSLE)目前に、月曜日はまたもや休校かと期待する次男はネットでPSIをチェック。学校からの通知もなく本日はいつものように朝早く登校した。

本日、はじめて来星された日本人出張者に空港でN95型と呼ばれるマスクを渡した。事前に煙害のことを伝えてはいたが、空港をでる際、予想以上の大気汚染に面食らったかのようだった。数値こそ「危険」レベルには達していなかったが、本日は昼前から曇り空に煙がかかり、いつも以上に視界が悪かった。午後5時ぐらいにはライトを点けないと運転ができない状況だった。

予想以上の煙臭さに言葉少な目な出張者。宿泊先に到着した頃には雨が降り出し、これで少しは煙害が和らぐのではと期待した。つい数時間前までの煙臭さはほぼなくなったように感じたが、済んだ空気の日本からお越しになった出張者には、煙臭さは残っていたようだ。

「こんな煙臭い日がつづくと、空気清浄機が飛ぶように売れるんじゃないですか?」とビジネスチャンスを得たような表情の出張者。

飛ぶように売れているかどうかは別として、ビジネスの匂いをかぎつけることに長けているシンガポール人が空気清浄機に目をつけないはずはない。 気のせいかもしれないが、今年は新聞広告による空気清浄機の紹介の頻度も高い。また、郵便受けのチラシも空気清浄機のものが多く見受けられる。営業マンから空気清浄機を買わないかという電話も2度あった。

夕食からホテルに戻った出張者から、すぐに電話があった。

「部屋がなんとなく変な匂いがするんですけど、フロントに空気清浄機を持ってきてと頼んでいただけませんか?」

残念ながら、出張者が泊まるホテルには空気清浄機がなかった。 出張者が滞在する木曜日まで、煙害が悪化しないことを祈っている。