【シンガポール】 課税対象品目

KAMOBSこぼれ話 Vol.126

情報を拡散したい側からすると、ブロガーやソーシャル・メディア・マーケターと呼ばれるインフルエンサーの情報発信力は魅力的なはず。 シンガポールでも、「メイド・イン・ジャパン」のPR等でインフルエンサーが起用されることが増えている。 

PRしたい商品をこうしたインフルエンサーに提供したり、外国人観光客の誘致・集客促進を目的にインフルエンサーを招待する動きも少なくない。 そんななか、シンガポールでは、インフルエンサーに提供されたものがどこまで課税対象となるのかをめぐり議論が噴出。内容的にも興味深い。

17日付けの地元英紙Straits TimesのHOME版1面トップでは、インフルエンサーが金銭以外に受け取ったものも課税対象になりうるとした内国歳入庁(Inland Revenue Authority of Singapore ;IRAS)による通知が物議を醸していると報道。 

記事によると、ある商品やサービスについてブログ等に投稿した報酬として金銭の代わりに物・サービスを受け取った場合は、その物・サービスの評価額を申告する義務があることや、インフルエンサー本人が家族あるいは友人を含めた4人分の接待を受けた場合、その接待にかかった評価額を申告する義務があるなどと紹介されている。 IRASは、こうした申告は自営業者全般に該当すると主張しているようだ。

これに対して、シンガポールで人気ブロガーとして活躍するWendy Chen氏は、ソーシャル・メディア・エージェンシーには依頼をしていない物や必要としていない商品が多く送りつけられてきているのが現状で、そうした商品を受け取った場合まで課税対象となるのは不公平だと反対の意を唱えた。

チェン氏は、受け取った口紅にしても、わざわざ価格を調べること自体が困難だとし、IRASの主張には真っ向から反論している。

今件はブロガー仲間ではホットな話題となっているようで、知人のブロガーも、近く正式な説明会が開かれるので参加するするようだ。 インフルエンサーという職業だけでなく、自営業者全般に当てはまる申告ルールであるなら、是非説明会に参加させていただきたいと思っている。

毎年、確定申告はオンラインで15分もかからないが、今回はその準備に少し時間が必要となるかもしれない。 その前に申告のためのオンラインパスワードをリセットしてもらわないと・・・・・・。 利用していないのに、この半年間に2度のパスワードリセットは不愉快極まりない。