【シンガポールニュース】新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気刺激策の第4弾を発表

~CNA 5月26日~

ヘン・スイキャット副首相兼財務相は5月26日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気刺激策の第4弾を発表した。雇用支援に重点が置かれ、330億Sドル(約2兆5,000億円)が追加拠出される。

今回の補正予算では国民の雇用維持支援「雇用支援制度(JSS)」の適用を9ヵ月間から10ヵ月間に拡大するするため29億Sドルが計上される。

JSSは2月に発表され、企業の給与支払いへの補助率を月額給与の25%を基本とし、新型ウイルス感染の大きな影響を受けている航空や観光業界の補助率を75%に設定した。4月には企業閉鎖中に企業の給与支払い補助率を一律で月額給与賃金(4,600Sドル上限)の75%に引き上げた。

さらに第4弾の補正予算では、経済支援パッケージとして少なくとも5億Sドルを計上し、電子決済や電子商取引を導入した店に支援金を支給するなどして企業のデジタル化も促進する。

シンガポールの新型コロナ関連の経済政策への拠出額はこれまで計929億SドルでシンガポールGDPの19.2%に相当する。今回は310億Sドルを過去の準備金から取り壊す。

新型コロナウイルスの感染拡大に関連する経済支援策にともない、2020年度の政府の財政収支は743億Sドル(GDP比15.4%)の赤字となり、赤字額は1965年の独立以来最大となりそうだ。