【シンガポールニュース】看護師が多言語会話支援アプリを開発、医療環境を改善

~The Straits Times  6月29日~

マリーナ・ベイ・サンズにあるサンズ エキスポ コンベンションセンターで開催された国際看護師協会(ICN)による大会で、チャンギ総合病院(CGH)の看護師らが開発した患者との会話を支援するモバイルアプリが紹介された。

i-COMMと呼ばれるアプリは広東語、福建語、マレー語などで病院の会話で使われる頻度の高い500のフレーズの音声出力が可能。また、患者が看護師が伝えたいことを理解しやすくするため音声だけでなく画像も表示される。例えば、看護師が「これから腕に注射します」というフレーズを選択すると、注射の画像が表示される仕組みになっている。

同アプリは、看護師が中国語の方言を使う患者とのコミュニケーションがうまくいかなかったことをきっかけにCGHの技術チームと共同で開発された。2014年に試験的に導入された時は広東語のフレーズが100程度しかなかったが、各病棟からのフィードバックにより福建語とマレー語が付け加えられた。

国際看護師協会2019年大会に出席したガン・キムヨン保健相は、i-COMMについては患者が肯定的な反応を示していると紹介した。また、ガン保健相は、「医療ニーズが複雑化するなか、医療現場の改善を目的とした技術革新においても看護師の役割がより重要になっている」と述べた。