【シンガポールニュース】 大学キャンパスで健康食広まる

~The Straits Times 4月18日~

シンガポール国立大学(NUS)では、キャンパス内の食堂、飲食店などで提供されるメニュー全てのカロリーを表示し、利用者の健康志向を意識した取り組みがされている。

NUSはキャンパス内で提供される全ての食事のカロリーを計算するため専門家と契約。今後2,3年以内に全てのメニューのカロリーが表示される見込みだ。 きっかけは、昨年、同大学のキャンパス内の飲食店が,健康促進局(Health Promotion Board, HPB)が健康な食事を推進するHealthier Dining Programme (HDP)の認証を受けたこと。 

2014年から始まる同プログラムで、HPBは飲食店に500カロリー以内のメニューの提供を推奨。 島内では1,500を超える飲食店がHDPの認証を受けている。 これら飲食店関係者はHPBに認可された卸売業者とタイアップして、食材の見直しや料理法などからカロリーの低いメニューの考案。

NUSキャンパス内で提供されるチキンライスは脂分の多い皮の部分を取り除き、ブラウンライスを使用することで、通常の425カロリーから350-400カロリーまで抑えている。 また、オムライスもクッキングオイルを少なめにし、ご飯やソースの分量を減らし野菜を多くしたことで、通常の590カロリーから498カロリーまで抑えたメニューを提供している。

カロリーの低いメニューを提供している店では、スタイルのいい学生ほど低カロリーのメニューを選ぶ傾向にあるといい、全体では20-30%の学生・大学スタッフが新しく考案した健康食を好むようだ。

2010年の調査によると、シンガポールでは18歳から69歳の9人に1人が肥満であり、特に40歳以下の肥満人口が急増している。教育省の調べでは、2014年の学生の肥満率は12%まで上昇。

HPBは小・中学校の食堂で栄養バランスのとれたセットメニューを提供し、幼少時から栄養バランスのとれた食生活を身につけることで、肥満児の割合を抑えるプログラムなどにも取り組んでいる。