【シンガポールニュース】SATSが機内食の賞味期限を延ばす製造技術を導入

 ~The Straits Times 3月11日~

グランドハンドリング事業大手SATSは、機内食の賞味期限を延ばすための食品製造技術を導入した。これにより機内食の廃棄量削減を狙う。

チャンギ空港の主要航空会社への仕出し業者でもあるSATSは11日、Changi Northに2,500万Sドルを投じて拡張したセントラルキッチンで新技術について説明。低温殺菌と滅菌により食品の安全性、栄養、味に悪影響を与えることなく行う機内食の長期保存を可能としていることを強調。長期保存が可能な機内食を製造するには、微生物が増殖するために必要とする水分を分離するなどの処置を必要とする。

新技術により、新鮮な食材は冷蔵で48時間しか保持できなかったが、保存料なしで90日維持できる。また、チキンライス、チキンブリヤニ、ビーフストロガノフ、パスタアルフレド、ブラックペッパーチキンうどんなどのRTE(レディ・トウ・イート)フードは冷蔵せずに6〜24ヶ月間保存することも可能となる。

南洋工科大学の食品科学技術プログラム担当ディレクター、ウィリアム・チェン教授によると、チキンライスの場合、ご飯、チキンミート、ソースが別々の包みに入っていて適切な殺菌が施されていれば、数年経っても安全に食べることが可能だという。

SATSはチャンギ空港第4ターミナル隣にもセントラルキッチンを持っており、1日に製造できる機内食は45,000食から60,000食に増加した。機内食の廃棄量を減らすため、まずはシンガポール航空の子会社であるScootが6月から新技術によって製造された機内食を取り入れる。