~The Straits Times 4月30日~
30日に公表されたシンガポール経済開発庁(EDB)とシンガポール統計局(Singstat)による調査結果で、製造業とサービス業の事業見通しが悪化していることがわかった。
調査は今年4月から9月までの事業見通しについて、EDBが製造業をSingstatがサービス業に対して実施したもの。両分野とも前年実施された調査より、事業拡大については悲観的な見方が強まった。
製造業では、事業見通しが第1四半期と変わらないとの回答が最も多く、全体の6%が改善、5%が悪化すると回答し、わずかに改善が悪化を上回った。前年の調査では、改善が悪化を13ポイント上回った。第2四半期の雇用に関しては、バイオ医療やオフショアエンジニアリングが増員、電子機器と一般製造では現状維持または削減を検討していると回答した。
サービス業でも、事業見通しが第1四半期と変わらないとの回答が最も多く、全体の15%が改善、11%が悪化すると回答し、前年の調査同様、改善が悪化を4ポイント上回ったものの事業見通しに悲観的な回答が昨年の8%から11%に増加した。雇用に関しては、事業見通しに悲観的な小売と飲食が削減となる可能性を示唆した。