【シンガポールニュース】製造業購買担当者指数、4月は50.3ポイント

~The Straits Times 7月3日~

購買原材料管理協会(SIPMM)が3日に公表した統計によると、6月の製造業購買担当者指数(PMI)は、前月から0.3ポイント減少し、49.6ポイントとなり2ヵ月連続で景気の改善と悪化の分岐点となる50を下回った。

SIPMMのソフィア・ポー開発担当は、6月は、新規受注、工場生産、在庫、および雇用水準の低下が大きく影響したと指摘。また、複数の専門家は今年中のシンガポール経済の見通しについて、低調で経緯する可能性が強いと示唆した。

メイバンク・キムエンのエコノミスト、チュア・ハクビン氏は 「PMIの新規受注は先行指標であり、2ヵ月連続の縮小は景気低迷が第3日半期まで続くことを示唆している」と述べ、製造業の不況は深刻化していると指摘した。さらに、今年通年のGDP成長率も現在の政府予想1.5~2.5%を下回る1.3%と予想した。

部門別では電気機器部門のPMIが前月から0.2ポイント低い49.2ポイントとなり、8ヵ月連続で縮小。新規受注、新規輸出、工場生産、在庫および雇用水準の低下がみられ、受注残高指数は14ヶ月連続で縮小した。

一方で、 INGのチーフエコノミスト兼アジア太平洋地域の研究責任者、ロバート・カーネル氏は、2018年以降、シンガポールのPMIは低下しているものの、台湾や韓国のエレクトロニクス大国ほど酷く落ち込んではいないと指摘。そのうえで同氏は、第5世代のセルラーネットワークである5Gの展開が、世界の製造業回復の鍵となるという見解を示した。