【シンガポールニュース】6月の非石油地場輸出(Nodx)は前年同月比17.3%減

~The Straits Times 7月17日~

シンガポール企業庁(Enterprise Singapore)が17日公表した6月の非石油地場輸出(Nodx=石油輸出・再輸出を除く輸出)は、前年同月比17.3%減少した。輸出額は129億Sドルで5月の140億Sドルを下回った。

6月はブルームバーグのアナリストによる事前予想9.6%減より下げ幅は大きく、2013年3月に記録した33.2%減以来の大きな落ち込みとなった。CIMB銀行ののエコノミスト、ソン・センウン氏は、先週発表された第2四半期の速報値がほぼ横ばいの0.1%増だったことが、6月の貿易と製造の予想を上回る落ち込みを示したと述べた。

6月の電子機器輸出は5月の31.6%減に続き、31.9%下落。 集積回路、パーソナルコンピュータおよびディスクメディア製品の低迷が続いた。CIMB銀行エコノミスト、ソン氏は半導体チップはすでにメーカーの売上予測が4年振りに低下するなど悲観的な見方が強まっていると述べた。またINGエコノミストのプラカッシュ・サクパル氏は電子機器はNodx全体の25%を占めており、そのうちの半分が半導体で構成されていることから、シンガポールの輸出に大きな影響を及ぼすと指摘。

Nodxは非電子機器輸出でも、6月は12.4%減と5月の11.1%減に続き下落。非貨幣の金、石油化学製品、医薬品の出荷低迷が主因となった。

DBS銀行のシニアエコノミスト、アイヴァン・シャー氏は通常、統計値は年の半ばで安定すると指摘したうえで、「6月のデータにより今年下半期の回復の望みはなくなった」と述べた。さらに、最善のシナリオとして期待できるのは第4半期に状況が安定化することとし、景気減速は2013~2015年期より深刻になると予想。