【シンガポールニュース】女性起業家にふさわしい都市、シンガポールは21位

~The Straits Times 7月15日~

米DELLが公表した潜在能力の高い女性起業家にふさわしい都市ランキング「Dell’s 2019 Women Entrepreneur Cities Index」で、シンガポールは21位となり、2017年の8位からランクを下げた。

DELLは、情報通信技術(ICT)などのテクノロジー、資本、人材、文化、市場の五つの特性からランク付。女性起業家に資金調達と指導の提供を強化したサンフランシスコが1位となり、ニューヨークが2位にランクされた。

DELLの報告書によると、人材とテクノロジーはシンガポールの最大の強みであるが、資本調達と市場の頑健性が弱点として露呈。また、女性起業家の育成に注力した他の都市との競争が激化したことがランクを下げた主因となった。

また、同報告書では、シンガポールの人材の柱は、最高教育機関である大学やビジネススクールの上位ランクによるものであり、ビジネス拡大を支援する専門家も増えたと指摘。さらに、十分に発達したインターネットインフラにより女性起業家の外出先からの事業運営を可能にしていると触れている。

【シンガポールニュース】ロールス・ロイスとA*Starが共同研究所に800万ドルの追加投資

~The Straits Times 7月11日~

英系エンジニアリング大手ロールス・ロイスと科学技術研究庁(A * Star)は2年前にシンガポール航空エンジンサービス(SAESL)と設立した共同研究所に800万ドルを投資する。

これにより、5年間のコラボレーションの総投資額は7000万ドル近くになり、スマート製造技術の開発を進めてきた。

共同研究所は2017年に600万ドルを投資して開業。KA Industrial Engineeringなど地場系企業40社を含む100社と30を超える研究開発プロジェクトに携わってきた。

共同研究所はA * Starとの共同で、航空機エンジンのファンブレードへの保護コーティングの噴霧を自動化するロボットも開発。自動スプレーにより、コーティングの厚さが一定になり、欠陥が減少とコスト節約を可能とした。また乾燥も同時にできることから生産性向上にも繋がっている。

追加の800万ドルにより、A * StarとRolls-Royceは、高価値のエンジンコンポーネントを修理する技術を開発する。開発された技術は今後SAESLなどの企業に導入される可能性があり、航空機のメンテナンス、修理、オーバーホールのための主要ハブとしてシンガポールの地位を強化する狙いがある。

【シンガポールニュース】反ミャンマー政府武力組織支援でミャンマー人在留者逮捕

~CNA 7月10日~

シンガポール内務省(MHA)は7月10日、ミャンマーにおける反政府武力闘争を支援していたミャンマー国籍の在留者数人を逮捕したと発表した。逮捕者は国外追放される。

MHAは逮捕者の数を明言しなかったが、ミャンマーのニュースウェブサイト「イラワジ」によると、逮捕されたのはミャンマーで反政府武力闘争を続けているアラカン軍(AA)を指揮するトゥン・ミャット・ナイン氏の親戚を含む6人。

MHAも逮捕者の1人がAAのリーダーと密接な関係があると認めている。逮捕されたグループはシンガポールのミャンマーコミュニティの一部にAAからの命令を伝え、寄付金を募っていた。MHAは同コミュニティーの1人が毎月AAに寄付していたことも突き止めている。

逮捕されたミャンマー人は、最近シンガポールで開催されたAA創設10周年行事に参加。集会ではAAのリーダーのビデオがライブ配信され、独立を求めて団結し戦うように参加者に促した。

【シンガポールニュース】Pinterestがシンガポールを拠点に、アジア太平洋地域でのビジネス展開を視野

~The Straits Times 7月10日~

ピンボード風の写真共有ウェブサイトを提供するPinterest(米)は10日、アジア太平洋地域でのビジネス展開を視野にシンガポールにオフィスを開業したと発表した。今後は東南アジアとインド向けにサービスを提供する。

Pinterest社は2010年創業のユニコーン企業。写真共有ウェブサイトPinterestではユーザーがイベント、趣味、興味のあることなどテーマ別の画像コレクションを作成し管理することができる。

同社は2013年に東京に進出しており、アジア太平洋地域内ではシンガポールオフィスは2番目となる。シンガポールオフィスはカントリーマネージャーである中島歩氏が率いる。同オフィスはマーケティング担当やクリエイターを含め10人ほどのスタッフで運営している。

Pinterest社にとって国際的な成長は最優先事項であり、アジア太平洋地域は最も急成長している市場の1つであるとみている。アジア太平洋地域ではユーザー数が過去1年間で50%以上増加した。今後はアジア太平洋地域のユーザー向けにローカライズされたコンテンツを構築することを目指す。

 

【シンガポールニュース】100,000Sドル以上の現金を持ち込んだ中国国籍の男に、5,000Sドルの罰金刑

~CNA 7月9日~

申告手続きなしに100,000Sドル以上の現金を持ち込んだ中国国籍の男に、5,000Sドルの罰金刑が下された。男は5月12日に入国した際、現金104,000ドルと8,515元 (1,683Sドル)を持ち込んだ。

男は現金20,000Sドル以上持ち込む場合、申告する必要があることは知っていたが、利用した航空会社のスチュワーデスに申告手続きの必要がないと言われたと主張。

入国から2日後、BOC Plazaにある中国銀行のATMで男と他2名が現金引き出しを繰り返すのを同銀行のカスタマーサービスオフィサーが見つけ、監視カメラでの映像を確認。3人が複数枚のATMカードを使用し多額の現金をひきだしていたことから、警察に通報した。男は15日に逮捕され、20,000Sドル以上の現金が持ち込まれたことが発覚した。

シンガポール警察によると、2014年9月1日よりシンガポール出入国の際に、合計20,000Sドル(または外貨 相当額)以上の有形通貨または無記名の譲渡可能証券を持っている場合、シンガポール当局に完全かつ正確な申告をすることが法律で義務付けられている。違反した場合は、最高3年の懲役、最高50,000ドルの罰金、またはその両方が科せられる。

 

【シンガポールニュース】ジョホール州パシル・グダンで発生した大気汚染の影響なし

~CNA 7月8日~

マサゴス・ズルキフリ環境・水資源相 は8日、シンガポール国内ではジョホール州パシル・グダンで発生した大気汚染の影響はみられないと明言した。これは国会でタンジョン・パガー地区選出のメルビン・ヨン議員からの質問に回答したもの。

マレーシアのジョホール州の工業都市パシル・グダンでは6月20日以降、1,000人以上の学童が呼吸障害や吐き気を催し、25日から3日間、地域内の学校は全て閉鎖された。学校再開後、数人の学童が体調不良を訴え、7月7日には少なくとも11人の学童が頭痛、吐き気、嘔吐を催したと報告された。

パシル・グダン地域では今年3月、化学廃棄物が川に不法投棄され、有毒ガスを吸い込んだ約4000人が体調不良を訴える事件が発生している。不調を訴えたほとんどは子どもだった。しかしマレーシア当局は今回の事案について、3月の不法投棄による汚染事件との関連はないとし、調査を継続している。

マサゴス環境・水資源相は、国内でジョホーバルに最も近い北東部で有毒化学物質を検出されていないとし、今後もマレーシアの環境局(DOE)と消防局(BOMBA)と連携して情報を共有していくと述べた。

 

【シンガポールニュース】IT分野専攻新卒生の期待給与額は4,500Sドル

~The Straits Times 7月5日~

調査会社ユニバーサムによると、シンガポールの新卒生が期待する給与額が上昇していることが明らかになった。

期待給与額が最も高かったのは、IT分野専攻学生の4,500Sドル/月で、ビジネス分野やエンジニア分野の専攻学生より20%も高かった。

ユニバ―サムの報告書によると、IT分野での優れた人材がシンガポールで不足していることが背景にあるという。

また報告書では、新卒生全体の50%が多国籍企業での専門職を希望し、ビジネス分野専攻の新卒者44%が、金融機関での就職を希望したことも分かった。

【シンガポールニュース】製造業購買担当者指数、4月は50.3ポイント

~The Straits Times 7月3日~

購買原材料管理協会(SIPMM)が3日に公表した統計によると、6月の製造業購買担当者指数(PMI)は、前月から0.3ポイント減少し、49.6ポイントとなり2ヵ月連続で景気の改善と悪化の分岐点となる50を下回った。

SIPMMのソフィア・ポー開発担当は、6月は、新規受注、工場生産、在庫、および雇用水準の低下が大きく影響したと指摘。また、複数の専門家は今年中のシンガポール経済の見通しについて、低調で経緯する可能性が強いと示唆した。

メイバンク・キムエンのエコノミスト、チュア・ハクビン氏は 「PMIの新規受注は先行指標であり、2ヵ月連続の縮小は景気低迷が第3日半期まで続くことを示唆している」と述べ、製造業の不況は深刻化していると指摘した。さらに、今年通年のGDP成長率も現在の政府予想1.5~2.5%を下回る1.3%と予想した。

部門別では電気機器部門のPMIが前月から0.2ポイント低い49.2ポイントとなり、8ヵ月連続で縮小。新規受注、新規輸出、工場生産、在庫および雇用水準の低下がみられ、受注残高指数は14ヶ月連続で縮小した。

一方で、 INGのチーフエコノミスト兼アジア太平洋地域の研究責任者、ロバート・カーネル氏は、2018年以降、シンガポールのPMIは低下しているものの、台湾や韓国のエレクトロニクス大国ほど酷く落ち込んではいないと指摘。そのうえで同氏は、第5世代のセルラーネットワークである5Gの展開が、世界の製造業回復の鍵となるという見解を示した。

【シンガポールニュース】物流Yang Kee、パートナーからの増資で物流事業を拡大

~The Straits Times 7月3日~

地場系物流大手Yang Keeは、豪系物流大手Logosからの増資を受け、国内外での物流拡大を強化していく。

Yang Keeのケン・コーCEOは、「パートナーによる投資増加はYang Keeの事業内容や将来性について改めて評価された結果だ」と述べた。

Yang Keeは2018年1月にニュージーランドの大手物流プロバイダーFliwayを5,210万ドルで買収し、オセアニア地区での事業を拡大してきた。

一方、Logosは2018年にYang Keeとともに、1億5,000万ドルを出資して2 Tuas South Linkに敷地面積6万6,000平方メールの物流ハブを建設。

今回の増資によってLogosのYang Keeへの出資比率は35%となった。当初の株式比率および投資額は明らかにされていない。

【シンガポールニュース】国際決済銀行、技術革新の拠点となるイノベーション・ハブ・センターを開設

~The Straits Times  6月30日~

国際決済銀行(BIS)は30日、シンガポールに技術革新の拠点となるイノベーション・ハブ・センターを開設することを発表した。 

BISは各国の中央銀行を束ねる役割を担っており、第1フェーズとしてシンガポール、バーゼル(スイス)、香港に拠点を設ける。その後はアメリカ大陸、欧州での開設を計画している。

イノベーション・ハブ・センターでは、世界の金融システムの機能を向上させることを目的とした公共財を開発し、イノベーションに関し中央銀行関係者が集い特にフィンテック関連の協力を推進していく。

シンガポール金融管理庁(MAS)は拠点開設について「シンガポールが世界有数の国際的なフィンテックの拠点となっていることのあらわれだ」と声明を発表した。

また、シンガポール政府は同日、銀行以外の企業がフィンテックによる金融サービスの分野に参入できるよう、最大5つのデジタル銀行ライセンスを発行すると発表。