【シンガポール】 新日本プロレス、日本のコンテンツとして世界発信

KAMOBSこぼれ話 Vol.117

アメリカのプロレス団体WWEの興行まで2週間。チケットは48~488Sドルで販売中だが、488Sドルのリングサイドと348Sドルのプレミアムシートは完売のようだ。さすがアメリカが誇るエンターテイメント!

WWEは、シンガポール人のあいだでも非常に人気が高い。来星当時、ビデオCD販売店(現在のDVD販売店)の前では、当たり前のようにWWE(当時はWWF)のビデオ映像が流れていた。それに群がる人々の中には贔屓にしているレスラーを必死で応援しているファンの姿も。時代錯誤に陥ったことを憶えている。

前回の興行は8年前だから、スーパースターの顔ぶれも変わったと思うが、前回同様、盛り上がるのは間違いないだろう。 

今やアメリカが誇るコンテンツとして成長したWWEだが、日本のプロレスが最盛期の頃(例えば、新日本プロレスや全日本プロレスがゴールデン枠で生放送されていた頃)は、試合内容も選手の質も日本のプロレスより劣っていたことを憶えているプロレスファンは多いはず。

時を経て、2015年6月、新日本プロレスの興行がシンガポールで初めて開催されるというニュースが飛び込んできた! 新日本プロレスのホームページでは、日本のコンテンツ(アニメ・漫画・ゲーム・カードゲーム・コスプレなど)が集まるイベント「CharaExpo 2015」で、日本のコンテンツとして世界発信する為に大会を実施するとある。力強い!

日本が世界に誇れるコンテンツがアニメや漫画ばかりではないということを、是非、証明してもらいたいと思う。

大会は6月20日(土)~21日(日)の2日間、シンガポールエキスポで開催される。チケットは当日販売でシートエリア5Sドル、立見エリアは無料。WWEのリングサイド488Sドルは確保できなかったが、新日本プロレスのシートエリアは問題なさそうだ。 

【シンガポール】 浴槽市場の可能性

KAMOBSこぼれ話 Vol.116

何年か前にも同じような問い合わせをいただいたことを憶えている。そのときも同じ回答でやんわり返事をしたと思う。

市場調査の仕事では、複数の企業からほぼ同時に、同じ案件の見積り依頼をいただくことはある。でも今回のように、数年経ってから、ほぼ100%同じ内容の問い合わせを別の企業から頂いたのは初めてだ。

市場調査では、いわゆるリフレーミングを意識して、自分とは違う視点や価値観を持つ第3者の意見にも耳を傾けることがあるが、どうしても自分の持つ判断基準が他者の持つそれを完全否定してしまうこともある。

また、どうしても第3者から自分と違う意見を聞き出せないときもある。

靴を履く習慣のない地域であっても、靴を履く習慣を植え付ければ靴販売できる大きな市場になるという見方は理解できなくはない。 

ただ、湯船に浸かる習慣のない地域に、湯船に浸かるという習慣を根付かせれば浴槽販売できる大きな市場になるという見方が理解できるほど頭が柔軟に出来ていない。しかも、依頼者が主力商品として考えている浴槽は「高級檜風呂」だ!

常夏の暑い国では、汗をかいたら、すぐシャワー。乾季の真っ只中でここのところ暑いシンガポールでは、早朝、新聞を買いに外にでかけただけで、汗びっしょりになる。そんな環境では、「高級檜風呂」は宝の持ち腐れだ。

今回の依頼者は、富裕層を対象に東南アジアで販路を築きたいというが・・・・・・。

相手が富裕層なら、何でも売れるという超ポジティブな考え方もあるのかもしれないが、どうも気持ちはそちらに向かない。 それにしても暑い! 本日3度目のシャワーを浴びよう。

【シンガポール】 26歳不動産エージェント、1件の成約でミリオネア

KAMOBSこぼれ話 Vol.115

どこの国でもそうだと思うが、偉業を成し遂げるとメディアは放っておかない。5月29日の地元紙The Straits Timesは1件の成約でミリオネアとなった26歳の不動産エージェントの話を取り上げた。

不動産大手PropNexのエージェントであるシェリー・セン氏(26歳)は、オーチャード近辺に位置する高級コンドミニアムLe Nouvel Ardmoreのペントハウスを5,100万Sドル(46億8,650万円)で販売。コミッションとして150万Sドル(1億3,780万円)を受け取った。

成約額の5,100万Sドルは、コンドミニアムのペントハウスでは過去最高額で、購入者はAlibabaの共同創設者だったことも話題となったが、1件の成約で150万Sドルものコミッションを手にしたのが、不動産エージェントとしての経験が豊富とはいえない26歳の女性だったというのは確かに衝撃的だ。

ポリテクニック(高等専門学校)を卒業後に、親の反対を押し切ってこの世界に。現在も、両親、祖父母、2人の姉妹、4人の親戚とメイドと同居しているというから、話題性に事欠かない。

大きな報酬を得ても、見込み客を失いたくないという理由で、旅行にも出かけないそうだ。 その代わり、購入したのは7人乗りの乗用車。父親が病気で働くことができなかった期間、家族を支えてくれた祖父母のためにと購入したようだ。

ここまでの美談が揃うと、もやは「おとぎ話」の世界だ! しかし、彼女の凄いところは今年1月にERA RealityからPropNexの専属エージェントとなってからの5ヵ月間での成約件数が53件にのぼること。このうち、今回のコミッション150万Sドルを差し引いても、20万Sドル(1,837万円)稼ぎ出していることだ。

彼女が以前所属していたERA Realityに知り合いのエージェントがいる。もうこの世界に随分長くいるベテランエージェントだ。昨日は久しぶりに一緒に食事をしたのだが、26歳エージェントの話ばかり。食事の量よりビールの量がいつもより多かった。同業の先輩からしたら、決して面白い話ではなかったのだろう。

【シンガポール】 FacebookとYoutubeビデオで「けん玉」が人気に

KAMOBSこぼれ話 Vol.114

小学生や中学生を中心に「けん玉」(Kendama)が流行っている。 今年、小学校卒業試験(PSLE)を受ける次男も、勉強そっちのけで技の習得に余念がない。

Kendama人気の火付け役となったのは、日本食レストランを経営するモハメド・カイルル・ジャイラーニ氏 (30)。YouTubeで「けん玉」の演技を見たことがきっかけで、けん玉の虜になったという。

当時はシンガポールと日本を行き来するフライトの客室乗務員をしており、早速、日本で自分用に1個と友達用に10個の「けん玉」を買ったそうだ。

2010年にKendama Singaporeを設立しFacebookを開設。けん玉演技のYoutubeビデオなどをFacebookで投稿してきたことが功を奏し、2年前にKendama人気に火がついたという。

以来、学校から、Kendama研修や休み時間でのKendama販売の依頼が殺到。 今では、学校訪問やイベントでKendamaの楽しさを伝えている。Kendama Singapore主催のイベントには多くのファンが会場に押し寄せるそうだ。

島内では玩具大型量販店トイザラスが、Kendamaを販売しているが、Kendama Singaporeでも毎日3個~5個のKendamaが売れるという。販売しているKendamaがメイドインUSAというのが少し残念だが・・・・・。

それにしても、Facebookや、Youtubeをはじめとした動画による情報発信力は凄い! 最近では海外市場をターゲットとした観光誘致でも、FacebookやYoutubeがうまく活用されているようで、来訪外客数の増加に結びついているようだ。

「けん玉」に夢中になり、iPhoneを手にする時間が短くなった息子だが、以前はFacebookやYoutubeからの情報でWWEに興味を持つように。iPhone片手に情報収集活動(?)を行ってきたことで、プロレス知識だけは十分身についている。

小学校卒業試験に、「けん玉」の実技試験があったら・・・・・・。小学校卒業試験に、「アメリカのプロレス史」という試験科目があったら・・・・・。そんな他愛もないことを考える今日この頃である。

【シンガポール】 シンガポールの「ビリギャル」も凄い!

KAMOBSこぼれ話 Vol.113

「ビリギャル」という映画がヒットしていると聞く。愚息の部屋には、原作の「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」という長いタイトルの本がある。

この手のサクセスストーリーはどこの国のメディアも好きなようで、5月18日付けの地元紙The Straits Timesでは、本家「ビリギャル」に勝るとも劣らない女の子の話が取り上げられた。彼女の名はアマンダ・チア。今週の木曜日にシンガポール・ポリテクニック(高等技術専門学校)を卒業する20歳の女の子だ。

中学校1,2年時は不良仲間と遊んでばかりで授業もろくに出なかったという彼女。中学2年の学年末テストでは全科目赤点で留年。その後はタバコ・酒に溺れ、しまいには窃盗で警察沙汰に。窃盗で捕まった後、心入れ替えて勉学に勤しんだという。

ポリテクニック(高等専門学校)入学後は栄養学を学ぶ一方で、細胞生物学や免疫学への興味が高まっていったという。そして優秀な成績を残し、シンガポール大学医学部に入学することが決まったようだ。

シンガポールの教育水準は世界1位といわれ、教育を重視した基本姿勢により、後進国から先進国の仲間入りを果たした。

小学校6年生でPSLEと呼ばれる卒業試験があり、その結果によって進学する中学校が決まり、更に中学卒業時にも試験があり、ジュニアカレッジ、ポリテクニック、職業訓練学校にふり分けられる。通常、大学進学者のほとんどはジュニアカレッジ卒業者であり、ポリテクニックから大学へ進学するのは狭き門だ。

いわゆる“落ちこぼれ”にはセカンド・チャンスがほとんどないと言われる環境のなか、一念発起して勉学に励み、大学進学という切符を手にした彼女。写真の顔には、かつての“落ちこぼれ”の“前科者”というイメージはない。そこにあるのは夢と希望に満ちた笑顔!

将来、彼女が医者となったときには、
「中学留年後、タバコ・酒に溺れ、窃盗で警察沙汰になった少女が、心入れ替えて勉学に勤しんでシンガポール大学医学部に入学した話」
という長いタイトルの本が出版されることを、ちょっとだけ期待している。

【シンガポール】 W杯と有給休暇

KAMOBSこぼれ話 Vol.112

W杯もベスト4が出揃い、明日からの試合は無料チャンネルでも放送される。 無料チャンネルでの放送は開幕戦以来だ。視聴契約をしていない者には有難い。

前回(2010年)の南アフリカ大会はSingTelとStarHubが共同で放映権を獲得ししたものの、一般家庭用の視聴契約料(W杯64試合)は2006年のドイツ大会から4.4倍高い88Sドルとなり波紋が広がった。 

今回はSingTelが単独で放映権を獲得し、視聴契約料はさらに値上げされ105Sドルとなった。StarHubが放映権の共同取得を打診していたがSingTelが単独で放映権を獲得した経緯があり、前回同様2社が共同で放映権を取得していたら視聴契約料がもっと抑えられたのではないかという見方が強かった。 

批判を払拭するかのように、SingTelは今回初めての試みとして人民協会(People’s Association)、国有宝くじを管轄するSingapopre Poolsと協力してコミュニティークラブでのパブリックビューイングを企画・実行した。 島内40のコミュニティークラブは多くのサッカーファンの熱気に包まれている。

明日はドイツVSブラジルの好カード。試合開始時間は4:00だが、これまで以上に多くのファンが観戦するのではないだろうか。

試合開始が早朝ということで、ドイツ系企業では社員に特別な有給休暇を与えるところもあるようだ。 試合が終わってから職場や学校に向かわなければならないサッカーファンには羨ましい限りだ。 

ちなみに、我が家の愚息たちは試合を見終わったら、そのまま学校に行くと言っていたが・・・・・・・・。

W杯といえば、2002年、当時は英系企業に勤めていて、W杯期間中のカルチャーショックを目の当たりにしたことを思い出す。 オフィス唯一の日本人であった自分に周りが必要以上に気を使ってくれた。

お陰で、熱狂的なサッカーファンではなかったが、6月14日(金)のチュニジア戦は自宅で、18日(火)のトルコ戦はパブリックビューイングが行われていたSuntec Tower 3で日本を応援する多くのシンガポール人達と一緒に観戦することができた。 両日ともに、特別有給休暇のようなものだった。

その分、イングランドVSブラジル戦があった6月21日(金)の午後は広いオフィスで働く数人のうちの一人とならざるを得なかった。 会社の一番大きな会議室には200人近く集まったとか・・・・・。

部下の一人は明らかにズル休みと思われる病欠(MC)で会社を休んだ。 翌週月曜日、元気に出勤した部下。 ブラジルを応援していた彼は、オフィスの会議室で「イングランドサポーターと時間をともにしたくなかった」と、後にコッソリ教えてくれた。

彼によると、ズル休み(?)した6月21日の午前中は、病欠の診断書を求め、多くのサッカーファンがクリニックに押しかけていたそうだ。 ブラジル代表やイングランド代表のジャージーに身を包んだ患者(?)もいたとか。なんとなく想像して笑ってしまった。

明日はどんな患者が医者に診断書を作成してもらうのだろうか?

顧客訪問の前に、通りかかる近所のクリニックを覗いてみよう。愚息たちの姿がないことを祈りながら・・・・・。

【シンガポール】 健康志向と食

KAMOBSこぼれ話 Vol.111

畜産王国九州で「脱霜降り」の動きがあるようだ。健康志向の高まりからヘルシーな赤身肉の需要が伸びていることが背景にあるという。

シンガポールでもここ数年、健康志向は高まっているが、赤身肉和牛の需要が生まれることはあるのだろうか?

シンガポールでは日本産牛肉の輸入が解禁になって以来、マーブルスコアが高く、見た目にも綺麗な高級和牛がもてはやされてきた。

2008年当時、スーパーマーケットで販売されていた和牛の価格は100gあたり37Sドルぐらいだったか? とにかく、なかなか手が出せない価格で霜降り和牛が売られていた。 

最近では、等級もA5ばかりでなくなったし、扱われる部位も少しずつ増えていることから、小売価格帯には幅がでてきたように思う。 ただ、マーブルへのこだわりは相変わらず強そうだ。

シンガポール市場では(少なくとも日本市場でもそうだと思うが)「霜降り」こそが和牛(あるいはWagyu)のシンボルであり、ブランドそのものである。 その「霜降り」のない和牛を今のシンガポール人消費者が想像できるだろうか?

日本では健康志向を理由に、霜降り和牛から赤身肉和牛に乗り換える消費者が増え、霜降り和牛が売れ残る精肉店もでているというが・・・・・・。

シンガポールでは、健康志向の高まりの影響を受けた市販の食品などほんのわずかだと思っている。 基本ローカル消費者は単純に、おいしいと思った商品の価格が自分の物差しで計ってみて適正だと判断した時に消費しているだけなのではないだろうか?

昨年、「和の健康食」と題した商談会を企画・実行したが、結論からいうと現地輸入業者や飲食店関係者の目にはあまり魅力的に映らなかったようだ。彼らは、健康志向が高まっていることは認識しているものの、需要の高い食品・食材に影響を及ぼすには至らないと考えていたのだろう。

北海道産サケよりも脂がしっかりのったノルウェー産サーモンしか受け入れられないシンガポール市場を考えると、なんでもかんでも健康志向と食を結び付けてしまったことを反省している。

【シンガポール】 ワールドカップ経済効果

KAMOBSこぼれ話 Vol.110

来星して4度目のFIFAワールドカップ。サッカーは東南アジアで最も人気の高いスポーツと言われる。 シンガポールでもナショナルチームの成績とは無関係にサッカー好きは多い。 

あちらこちらでみかける疲れ顔の男性諸君。寝不足が原因なのだろう。 今年は幾つかのコミュニティークラブでも無料パブリックビューイングが行われるとあって、我が家の不良息子たちも、たった今(シンガポール時間6月16日23:45)家を飛び出して行った。何時に帰ってくるのやら。

今回の大会は、ホスト国ブラジルの景気低迷を背景に開催に反対する動きがあったり、競技場の建設に遅れがでたりで大会開催そのものが危ぶまれた。何とか開催にこぎつけたものの、ロイターの調査結果によると今大会がブラジルにもたらす経済効果は非常に小さいそうだ。今大会によって押し上げられる今年通年のブラジル経済成長率はわずか0.2%らしい。

一方、ワールドカップ本戦大会とは縁の無いタイ(女子チームは2015年本戦大会出場権獲得)における、今大会の経済効果は前回比16%増の692億4560万バーツ(2181億2364万円、1バーツ3.15円と換算)だそうだ。そのうちの半分以上にあたる435億バーツはサッカー賭博によるもので前回比17%増らしい。政情はいろいろとあるようだけど、基本的には平和な国なんだろう。

2006年ドイツで開催されたワールドカップの対オーストラリア戦で、“日本勝利”に賭けて紙くずと化した「くじ券」が手元にある。シンガポール人のサッカー賭博ファンに影響を受けたのか(?)、2002年の日韓大会から手をだすようになってしまった。

タイに勝るとも劣らないシンガポールのサッカー賭博人気。今日も、宝くじ売り場(Singapore Pools)は普段より客が多い。

さて、今大会がシンガポールにもたらす経済効果のうち、サッカー賭博によるものは全体の何割を占めるのだろうか? 

【シンガポール】 人材不足

KAMOBSこぼれ話 Vol.109

労働市場の逼迫で、飲食店における人材不足は深刻化していると言われている。 賃金上昇率も加速して、資金力のない飲食店は大変な目に遭っているようだ。

人手不足を補うために、飲食店では食券販売機や使い捨てのプラスティック皿などを導入することも必要になってくるのではないかという話もあったが、一見すると多くの飲食店では、これまでどおりのオペレーションとなんら変わりはない。

しかしながら、人がいなくなると、営業時間を短縮したり、やむを得ず一時閉店状態にしなくてはならなくなる。

Manpower Shortage
Closed From xxxx to xxxx.
Open on xxxxx

というような張り紙も珍しくなくなったというのは言い過ぎか?

人手不足を補う効率のいい方法とは何か? いろいろ考えてみるが、いい案が見つからない。 

先日、某ローカル企業から商品紹介のメールが届いた。送信者は華人系シンガポール人(?)。恐らく日系企業あるいは在留日本人向けに情報を提供したかったのだと思うが、日本語で書かれたメールがおかしい。

オンライン上の翻訳サービスを使ったのだろう。読んでいて思わず吹いてしまうことが何度かあったが、伝えたい内容は想像できた。

それにしても・・・・・・。

飲食店同様、こうした企業も日本人雇用に苦労している証拠なのかもしれないと思いながら、来星当時の雇用市況がまとめられた資料に目をとおす。

【シンガポール】 Cosplayer

KAMOBSこぼれ話 Vol.108

若者のヘアースタイルを見ていると随分とシンガポールも変わったものだと感じる。来星当時は長髪はもちろん、髪を染めた男性を見かけることはなかった。女性でも金髪はほとんどお目にかからなかったと思う。

ヘアースタイルと言えば、1984年、ミュージシャンの喜多郎が、彼のトレードマークでもある長髪が理由でシンガポールに入国できなかったのは有名な話。長髪が社会の風紀を乱すとの理由で規制されていたようだが、その長髪が、いつ解禁になったのかは知らない。少なくとも喜多郎が入国を拒否されてから12年後のシンガポールで、長髪男性を見た記憶は全くない。

あの頃と比べると若者の頭は随分カラフルになったし、いろんな形が目に飛び込んでくるようになった。長髪の男性はもちろん、アイスカチャン(シンガポールのカキ氷)のような必要以上にカラフルな頭をした女性も見かける。

ヘアースタイルと同時にファッションにも大きな変化があらわれたのは2000年頃だったか? 若者たちのセンスはお世辞にも良かったとは言えないが、彼らなりのファッションを楽しんでいたように思う。 

それから何年か経って、シンガポールで初めてコスプレを見かけた。自分なりのコスプレを楽しもうとする若者のグループだったが、正直、陳腐な仮想行列にしか見えなかった。

その後、コスプレは何の規制も受けずに漫画ファンを取り込んでいった。彼らは間もなく、”Cosplayer”としての地位を獲得。現在ではコスプレ人口も増えていると聞く。

6月9日から15日までFunan Digital Life Mallにおいて、Anime Matsuriが開催される。最終日には商品券(350シンガポール・ドル相当)を懸けアツいコスプレバトルが催されるとか。日本、マレーシア、韓国からのゲスト”Cosplayer”も来場するようだ。

コスプレには全く興味はないが、親日派で漫画好きのシンガポール人”Cosplayer”には是非とも楽しい一日であってほしい。コスプレレベルに関係なく・・・・・・・。