【シンガポールニュース】日本とのビジネス往来、9月からで合意

~The Straits Times 8月13日~

バラクリシュナン外相は13日、シンガポールを訪問している茂木敏光外相と会談し、9月からビジネス目的に限定した往来の再開を目指すことで合意した。

シンガポールと日本の両外相は、2国間の往来再開について、駐在員などを対象とする「レジデンストラック」と短期出張者向けの「ビジネストラック」の2つの枠組みを設けることに合意。

「ビジネストラック」では、PCR検査の陰性結果や活動計画書の提出を条件に決められた旅程に基づいて行動をする必要がある。

新型コロナウイルス感染症の防止策の一環として出入国制限を実施して以来、日本にとってシンガポールがビジネス旅行者との交流を再開する最初の国となる。

【シンガポールニュース】スタートアップQIQ、小型電気自動車のレンタル開始予定

~CNA 8月12日~

地場系スタートアップQIQ Globalは、小型電気自動車のレンタル事業を来年にも開始する。QIQ Podと呼ばれる電気自動車で長さ2.4m、幅1mの2人乗り。

QIQ Globalのジャスティン・シム社長は、PunggolなどLRT(ライト・レール・トランジット)駅までフィーダーサービスを利用するか長い距離を歩く必要がある居住区での需要を見込んでいる。

QIQ Globalは来年までの試験導入を目指し、運輸、物流業界の2社と協議中であることを明らかにした。

シム社長は、同事業のコンセプトをBlueSGが現在提供している共有電気自動車に似ているとしながら、充電ステーションに駐車する必要があるBlueSG車と異なり、QIQ Podは自律的に最寄りの充電ステーションに駐車できるシステムを導入する。

QIQ PodにはGPSまたは無線周波数識別技術を使用して仮想の地理的境界を作成するジオフェンシング機能が搭載される。

シンガポールでは2014年仏系ルノーが小型電気自動社をモーターバイクとして使用できるよう承認を求めたが、当時の 陸運庁(LTA)はルノーが開発した小型自動車が最高速度80kmhで、重量は474kgだったことから、シンガポールの道路交通法では適用不可として却下した。

QIQ Podは最高速度40kmhで、重量250kg以下であることから、LTAの承認を得られると確信している。

【シンガポールニュース】Arcturus、コロナワクチン初期臨床開始

~The Straits Times 8月11日~

米バイオ医療のArcturus Therapeutics Holdingsは11日、新型コロナウイルスワクチン候補の初期段階の臨床試験を開始したと発表した。

初回の被験者は21~55歳のボランティアで、ワクチンの投与量、安全性、効果を試験する。試験結果のデータに基づき、被験者を56~80歳と若年層に広げる。

Arcturusは、デューク─シンガポール国立大学(NUS)医学部大学院とワクチン候補を共同開発している。

Lunar-Cov19と名付けられたワクチンは、当初9月に試験を開始する予定でしたが、「期待を超える」前臨床試験により事前に承認された。今回の臨床試験の結果は第4・四半期に判明する。

【シンガポールニュース】消費者のデジタルシフトで倉庫・物流の非PMET需要強まる

~The Straits Times 8月11日~

コロナ禍で消費者のデジタルシフトが加速するなか、倉庫・物流など特定のセクターでのPMET(専門職、マネージャー、エグゼクティブ、技術者)以外の人材の需要が強まっている。

Circuit Breaker明けの6月2日から7月末までに求人ポータルサイトFastJobsに求人情報を投稿した企業は3,000社で、Circuit Breaker中より87%増加した。

FastJobs社の統計によると、Circuit Breaker後は倉庫・物流分野が小売・ホスピタリティ分野を追い越し、求人案件でトップにたった。FastJobsのリム・フイシャンGMは、倉庫・物流分野の中小企業での雇用が活発化しているという。

人材紹介会社MCI Career Servicesのアンジェラ・アン氏は、倉庫・物流分野で業務プロセスが完全自動化されるまでには数年かかることから、今後数年間の持続的な労働力需要を予想。なかでも倉庫アシスタント、フォークリフト運転手、配達サービスなどの役割が求められるという。

PMET以外の求人では、月額給与(中央値)が1,500~2,250Sドルで、全て分野で100Sドル未満の変動がみられる。コロナ禍の市場では多くの企業で給与が削減されるなか、より積極的な求職者は柔軟で需要的な姿勢をみせている。

【シンガポールニュース】ハラル認証期間延長で、最大25%の認証料金節約

~The Straits Times 8月7日~

ロウ・イェンリン通産担当大臣は8月7日、コロナ支援策の一環としてハラル認証の期間を3ヵ月延長することを発表した。

これによりシンガポール・イスラム教評議会(MUIS)からハラル認証を受けている地場企業3,000社が認証料金を最大で25%節約できる。

ハラル認証期間延長の適応されるのは8月1日時点でMUISによるハラル認証を取得している “Eating Establishment” と “Food Preparation Area” スキームに基づく企業。

ハラル認証の延長は、企業の規制負担の軽減に取り組むビジネスリーダーと政府高官で構成される通商産業省傘下のPro -Enterprise Panelによってサポートされる。

【シンガポールニュース】就労パスを持つマレーシア人への自宅待機期間が7日間に短縮

~The Straits Times 8月6日~

ガン・キムヨン保健省は8月6日、シンガポールの就労パスを持つマレーシア人に対してシンガポール入国後の自宅待機期間(SHN)を14日間から7日間に短縮すると発表した。

SHNの短縮はマレーシアの新型コロナウイルスによる有病率がシンガポールとほぼ同じであり、感染のリスクも極めて似ているというリスク評価に基づいたもの。

保健省の医療サービス局長であるケネス・マック氏は、政府はシンガポールへの渡航者に対する政策方針を常に見直しているとしたうえで、当初はコロナウイルスの最大潜伏期間である14日間を隔離期間としていたが、調査を続けるなかで、コロナ感染症状が発生した渡航者のほとんどが入国して5~6日で症状が現れていることを確認したと述べた。

シンガポールの就労パスを持つマレーシア人は陸路経由での入国と渡航先で最低90日間滞在することが義務付けられる。

【シンガポールニュース】NUS医学生、患者安全をバーチャルトレーニングで学習

~The Straits Times 8月5日~

新型コロナ予防策として社会的距離の確保が求められている中、シンガポール国立大学(NUS)の医学部では患者安全の学習にバーチャルトレーニングゲームを導入した。

PAtient Safety aS Inter-Professional Training(PASS-IT)と呼ばれるゲームは、医学生1,500人に手術室での適切な手順を習得させることを目的に医学部で開発された。

大学にはバーチャルトレーニング・ステーションが12あり、さまざまな医療シナリオ別に15分のゲームがあり、医学生は標準の手順を実行するよう求められている。

PASS-ITでは、患者の同意を確認して本人であることを確認する方法や、手術器具の正しい取り扱い方法、チームメンバーが誤って自分を切ってしまった場合に何をする必要があるかなどを説明。

本来、医学生は臨床で医者の行動を観察し患者安全の知識を習得するが、新型コロナの影響で現在はこうした実践学習が除外されている。臨床上の制限があるなか、大学側は医療現場で起こりうることを学習できるツールとしてPASS-ITの役割を重要視している。

【シンガポールニュース】入国後の自宅隔離者に追跡端末着用を義務付け

~The Straits Times 8月3日~

シンガポール移民局(ICA)、人材省(MOM)、教育省(MOE)は8月3日の共同声明で、10日午後11時59分以降に入国し自宅で隔離する人を対象に、追跡端末着用を義務付けると発表した。

自宅隔離対象者には入国時に2つの端末が渡される。隔離期間中、対象者は腕時計型の端末を身に着け、もう1つは自宅の電源に取り付ける必要がある。

さらに、専用の携帯アプリをダウンロード後、個人と端末の情報を登録する必要がある。同どうはGPSとBluetoothの通信機能で対象者が自宅内にいるかどうかを判断し、自宅を離れたりすると当局から警告が発せられるシステムとなっている。

自宅隔離期間中に無許可で外出したり、端末を改ざんしたりすると、最高10,000Sドルの罰金か最長6ヵ月の懲役が科せられる、または両方の処罰を受ける可能性もある。

また、ICAとMOMは外国人の対象者の違反に対しては、就労パスの取り消したり有効期限を短縮したりすることができる。

共同声明でICAとMOMは、渡航制限が徐々に解除されているため、追跡端末により自宅隔離する帰国者をより効果的に監視できると述べた。

【シンガポールニュース】NUS研究者が触覚を再現する人口皮膚を開発

~CNA 8月3日~

シンガポール国立大学(NUS)で材料工学を研究しているベンジャミン・ティー准教授が触覚を再現する人工皮膚の開発を進めている。

現在開発中の「Electronic Skin」は義肢使用者が、物体の存在を確認するだけでなく、手触り、温度、痛みなども感じることができる人口皮膚として医学界から大きな注目を集めている。

同人口皮膚は100個の小さなセンサーで構成され、サイズは約1平方センチメートル。ティー准教授によると人間の神経系よりも早く情報を処理することができ、20~30の異なる感触を認識でき、点字も90%以上の精度で読み込むことができる。

7月に開催されたデモでも、ストレスボールとプラスティックボールの「柔らかさ」と「硬さ」を正確に検知。今後研究を重ねるなかで、AIアルゴリズムにより人口皮膚の学習能力を高めていく。

「Electronic Skin」のコンセプトについて、ティー准教授は英語スター・ウォーズのルークスカイウォーカーが右手を失い、ロボットのような義肢に置き換えられ、再び触覚を取り戻したシーンに触発されたという。

【シンガポールニュース】無印良品、オンライン販売で売上増60-70%増

~CNA 7月20日~

日本の家庭用品チェーン無印良品(Muji Singapore)はCircuit Breaker(ロックダウン)期間中にオンライン販売を強化したことで、店舗営業再開後の売上を伸ばしている。

Muji Singaporeの広報担当によるとロックダウン中はEメールで注文をとり、現在はオンラインショッピングeCapitamallとShoppeでも商品を販売している。店舗営業の再開が許可されてからは、昨年同時期と比較して売上も60~70%増加した。

Muji Singaporeでは、オンライン販売はニューノーマルの常識になるとして、今後独自の電子商取引プラットフォームを構築し、コスト削減についても綿密に状況を把握しながら事業の長期的な実現性について検討していく。

無印良品は米国法人が7月10日に連邦破産法11条(日本の民事再生法に当たるチャプター11)を申請して破綻したが、シンガポールおよびマレーシアでの事業は安定しているという。無印良品はシンガポールで10店舗を運営している。