【シンガポールニュース】2018年通年の労働市場、失業率は改善し解雇者数は大きく減少

~Channel NewsAsia 1月31日~

人材開発省(MOM)は31日、2018年通年の労働市場は改善したと発表した。失業率は昨年より改善し解雇者数は大きく減少した。

通年の外国人家政婦を除く就業者数は39,300人で、うち居住者が28,400人だった。人的及び社会的サービスや金融・保険サービスでの雇用が伸びた。

第4四半期の外国人家政婦を除く就業者数は15,600人で、サービスセクターにおける季節労働者の増加が牽引した。就業者数は製造では減少し、建築では変動はなかった。

2018年通年の平均失業率は前年より改善したが、第4四半期では2.2%と前期2.1%よりやや悪化した。

【シンガポールニュース】Commonwealth Capitalと国分が物流事業で合弁

人気レストランPastamaniaやSoup Spoonを所有するCommonwealth Capital Groupは日本の食品卸売業大手国分グループと提携し、東南アジア市場でのサービス提供を強化する。

合弁会社Commonwealth Kokubu Logisticsは食品小売業者と関連会社にサプライチェーンを提供。シンガポールにおける低温食品物流事業を共同で進めていく。

新会社は物流センターのネットワーク構築に向け、域内の主要箇所の見直しに入る。各拠点はコールドチェーン物流サービスを提供できる最先端の施設となる。

今後は、複数のベンダーからの食品を統合し、ハイテクシステムにより温度管理から配達ルートまで計画。顧客が独自の輸送手段を手配しなくても済むようにワンストップサービスを提供する。

【シンガポールニュース】米国人によりHIV感染者の秘密情報が漏洩

~The Straits Times  1月29日~

保健省(MOH)28日、1万4,200人のHIV感染者の秘密情報(名前、連絡先、医療情報を含む)が、シンガポールから強制送還された米国人ミキー・ファレラ・ブロチェズによって違法に入手されオンラインで漏洩されたと発表した。

ファレラ・ブロチェズは2008年からシンガポールに滞在。自身のHIVについて人材開発省に嘘の情報を提供しており、2017年に欺き行為および麻薬関連の犯罪で投獄された。

ファレラ・ブロチェズは同性愛パートナーだったシンガポール人医師のラー・テクシアンがHIV登録所のデータのアクセスに関し重大な違反をしたことから、秘密情報を盗んだものとみている。ロー医師は保健省公衆衛生部長を2012年3月から13年5月まで務め、HIV登録所のデータにアクセスできる立場にあったが秘密情報の取り扱い違反を犯し、Official Secrets Actのもとで告訴された。

MOHによると、盗まれた情報は2013年1月までにHIV感染者と診断された5,400人のシンガポール人および永住者と、2011年12月までにHIV感染が確認された8,800人の外国人の個人情報で、名前、識別番号、電話番号、住所、およびHIV検査の結果が記載されたものだった。

【シンガポールニュース】8割のシンガポール人、民族・宗教間の関係に満足

~Channel NewsAsia 1月23日~

文化・社会・青年省(Ministry of Culture, Community and Youth=MCCY)の調査によると、2018年は約8割のシンガポール人が民族・宗教間の関係について満足していると回答したことがわかった。

MCCYでは2016年から年に1度、生活共同体、文化、スポーツ、芸術に関する調査「 Social Pulse Survey」を実施しており、2018年は15歳以上の500人に対面式インタビューを行った。調査では、3人に2人がバックグランドや信仰の違う人々と十分交流する機会があったと回答した。

MCCYでは、共存する宗教や文化を理解し、民族間・宗教間の強い信頼関係を構築することを目的としたBRIDGE構想を2017年から掲げており、2018年には5,700人以上が討論会や関連プログラムに参加した。

2018年の調査では、約9割のシンガポール人がシンガポール人であることに誇りをもっており、約8割がシンガポールを結束力のある国家だと考えていることも分かった。

 

【シンガポールニュース】MRT新路線Cross Island Line (CRL)が2029年に開業

~Channel NewsAsia 1月25日~

シンガポール陸運庁(LTA)は25日、国内を東西に横断するMRT路線を2029年に開業すると発表した。シンガポールで8つ目のMRT路線となるCross Island Line (CRL)は国内最長の地下鉄となる。

建設工事は3段階に分かれ、第1フェーズでは、Bright Hill、Teck Ghee、Ang Mo Kio、Tavistock、Serangoon North、Hougang、Defu、Tampines North、Pasir Ris、Pasir Ris East、Loyang、Aviation Parkの12ヵ所の駅が開業する。第2、3フェーズの工事内容については、自然保護区近隣に路線を設けるかなど技術的な調査が行われており、全容については決定次第公表される。

Aviation Park駅は最も東に位置し、チャンギ空港やチャンギビーチ近くに建設される。Bright Hillは12駅のなかでは最西端に位置し、Thomson-East Coast Line(TEL)への乗り継ぎ駅となる。

第1フェーズでは、Bright Hillを含め、4つの駅が他路線との乗り継ぎ駅となる。

 

【シンガポールニュース】病院と大学が糖尿病予備軍のためのアプリを開発

~The Straits Times  1月24日~

Ng Teng Fong総合病院はシンガポール大学(NUS)の人工知能専門と合同で糖尿病予備軍のためのアプリケーションを開発した。

AIを導入したアプリケーションJurongHealth Food Log (JHFoodLg)では、携帯電話で撮った料理をアップロードするとローカル食200種類のデータと照合し、健康促進局とJurongHealth Campusが提供する栄養分データやオーストラリアの食品栄養データを参照することができる。

NUSのオイ・ベンチン教授によれば、アップロードされた新しい写真をアプリのシステムが記憶することで、料理の認証がより高いものになる。

Ng Teng Fong総合病院のジェスリン・チョン主任栄養士は、昨年同アプリを試験的に6ヵ月間使用した糖尿病予備軍の患者は、使用前体重の4~5%の減量に成功していると評価した。

2017年の統計によると、糖尿病患者のシンガポール人は400,000人で、糖尿病予備軍あるまたは糖尿病を患うリスクが高いと診断されたのは430,000人だった。

【シンガポールニュース】英家電大手ダイソン、シンガポールへの本社機能移転を発表

~Channel NewsAsia 1月23日~

英家電大手ダイソンは22日、アジア市場の重要度が高まるなか、本社をシンガポール移転すると発表した。

ダイソンは、重要顧客が増加しており、全ての生産施設を備えているアジアを、開発中の電気自動車の最重要市場と位置付けている。経営機能をシンガポールに移すことでアジア市場における意思決定を速くする。

ダイソンの18年12月期決算は、EBITDA(償却前営業利益)が11億ポンドを超え、売上高は前期比28%増の44億ポンドだった。

本社機能移転と同時に、シンガポールの技術センター施設を現在の2倍の規模に拡張することや、マレーシアのデザインセンター施設開発の第5フェーズに入ることも発表した。

【シンガポールニュース】廃棄物ゼロを目指し、環境水資源省が200万Sドルを助成

~Channel NewsAsia 1月22日~

環境水資源省(MEWR) は22日、国内の「廃棄物ゼロ」を支援するため、200万Sドルの助成することを発表した。

助成金申請は2月1日から可能となり、廃棄物のない社会の実現を加速する狙いがある。環境省(NEA)の最新統計では、2017年に国内で排出された廃棄物の量は700万トン。

助成金は廃棄量を減らすこととリサイクルの推進を促すもので、申請者は包装廃棄物、食品廃棄物、電気および電子廃棄物の3つの分野のいずれかに焦点を当てるか、または家庭での正しいリサイクルを促進する取り組みをカバーする必要がある。

助成金を申請できるのは、一般人、利益団体、非政府組織(NGO)、草の根組織、企業。

センバワンの廃棄物処理施設を視察したアミ―・コー 環境水資源担当大臣は、廃棄物の失くすための優れたアイデアの持ち主に助成金を申請して欲しいと画期的な処理方法が導入できることを期待した。

 

【シンガポールニュース】地場系フードテック企業、血糖値上昇を抑制する食品を開発

~The Straits Times 1月21日~

地場系フードテック企業Alchemy Foodtechが植物繊維と植物抽出物をブレンドした5ibrePlusと、5ibrePlusを粒状にした5ibreGrainを開発。白米など血糖値が上がりやすい炭水化物を含む食品と混ぜ合わせるとGI値を下げる効果があるとして注目されている。

Alchemy Foodtechは800,000Sドルを投資し、3年半を費やして5ibrePlusと5ibreGrainを開発。2016年と2017年にシドニー大学で実施した研究では、5ibreGrainの含有率が9%の白米を消費した場合の血糖値の上昇速度は、玄米や穀物を食べた時とほぼ同様だったという。

すでにHans 、Lim Kee Food Manufacturing 、Gardenia 、Tan Seng Kee Foods など食品メーカーが低GI食品の開発に取り組んでいる。Hansは5ibreGrainを含む炒飯を7月までに商品化するとともに、5ibrePlus入りの焼き菓子やケーキなども開発中。5ibreGrain入りのチャーハンがうまく消費者に受け入れられれば、麺類にも取り入れることを検討している。Lim Kee Food Manufacturingも5ibrePlus入りのチャーシューとあんぱんを年内に商品化する。

5ibrePlusと5ibreGrainは味や食感を損なわずにGI値の低い食品を作ることを可能にすることから、社会問題となっている糖尿病合併症を予防する食品開発に拍車がかかると期待されている。

【シンガポールニュース】ノジマ、シンガポール小売り大手にTOB

東南アジアでの事業拡大を目指す家電量販大手のノジマは18日、シンガポールの家電・家具小売り大手のCourts Asiaに対し、TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買い付け価格は1株当たり0.205ドルで、16日のCourts Asia株価終値を35%上回るもの。

ノジマは子会社Nojima Asia Pacific Pte.Ltd.を通してCourts Asiaの発行済株式総数の全株式を対象とした公開買付けを実施する。発行済み株式の50%超の取得を目指す。Courts Asiaの発行済み株式の約74%(382百万株)を所有するシンガポール・リテール・グループ(SRG)はすでに公開買い付けへの応募に同意している。

東京証券取引所上場しているノジマは、主に消費者向けデジタル家電製品を販売する製品小売チェーンであり、世界中に8000人以上の従業員を擁する。2018年3月時の時価総額は14億ドル、売上高は61億ドルだった。

ノジマはCourts Asia買収後、相乗効果、スケールメリット、費用対効果、コスト効率を念頭に、東南アジアでの展開について戦略と運営の面から見直しを図る。