【シンガポールニュース】イノベーション指数、シンガポールは8位後退もアジアでトップ堅持

~The Straits Times 7月24日~

米コーネル大学とフランスの経営大学院インシアード、国連機関の1つである世界知的所有権機関(WIPO)が共同で発表した「2019年版グローバル・イノベーション・インデックス(GII)」でシンガポールは3つランクを下げ8位と後退したがアジアではトップを堅持した。

129カ国・地域を対象とした調査では、東南アジア8ヵ国全てが100以内にランクした。シンガポール以下は、マレーシア(35位)、ベトナム(42位)、タイ(43位)、フィリピン(54位)、ブルネイ(71位)、インドネシア(85位)、カンボジア(98位)と続いた。

インデックスは、知的財産出願率、モバイルアプリケーションの作成、教育支出などの80の指標に基づいて評価を行い順位付けを行っている。

シンガポールは政府の安定・効率、高等教育で高評価だったが、環境持続可能性、ビジネスの洗練度、外国からの直接投資の指標が下落した。

【シンガポールニュース】住宅開発局、スマートシステムで涼しく快適な集合住宅を提供

~The Straits Times 7月23日~

住宅開発局(HDB)は製造大手Evonik (SEA)と覚書を締結し、共同で高性能の断熱材を集合住宅の屋根パネルに導入するなどスマートシステムを備えた涼しくて快適な集合住宅の開発研究に取り組む。

HDBは23日に開催された都市の持続可能性についての開発会議「Urban Sustainability R&D Congress」で温暖化対策として、Evonik社が開発した断熱材を導入することで、集合住宅の周囲および室内の温度を2℃下げることを目指すと発表。

“Calostat”とよばれるEvonik社が開発したシリコンベースの材料は、すでにドイツ、スイス、ロンドンで導入されているが、集合住宅の屋根への使用については来年初めに研究を開始する。

HDBは、屋根パネルへの断熱材導入による効果が確認できれば、集合住宅の屋根以外にも“Calostat”を使用し、居住者がより快適に暮らせる環境づくりを図る。

【シンガポールニュース】転職を機に希望する昇給率は平均17%

~The Straits Times 7月22日~

人材斡旋事業RGFインターナショナルソリューションズの調査によると、シンガポールでは求職者全体の61%が経済的補償を求めて就職活動をしていることがわかった。

経済的補償を求める求職者のうち83%は昇給を望んでおり、転職を機に希望する昇給率は平均で17%だった。 

経済的補償以外の求職の理由として多かったのは、「優秀な人材と仕事」(13.6%)、「キャリアアップの機会」(10.8%)だった。

調査はシンガポール、マレーシア、日本、中国などアジア11ヵ国・地域を対象に実施され、各市場の採用動向に関する3.500の回答を分析して報告書がまとめられた。

シンガポールでは企業の業況感は概ね良好で、回答した企業の57.9%が、来年も積極的な雇用計画を立てていることがわかった。 ただし、最大の課題として84%が「優秀な人材確保」を挙げた。

【シンガポールニュース】車両購入権(COE)発行数、8-10月は減少

~CNA 7月18日~

陸運庁(LTA)は18日、8-10月に発行される車輌購入権(COE)が前期(5-7月期)から 17.7%減の20,850枚となると発表した。

車両登録台数の年間増加率がゼロとなって3期目となる今回は、COE発行数は全てのカテゴリーで減少する。

Widening Pay Gaps
カテゴリー 8-10月期COE発行数
カテゴリーA(排気量1600cc以下で130馬力以下) 6,338
カテゴリーB(1600cc以上か130馬力以上) 6,251
カテゴリーC(商業車、バス) 1,699
カテゴリーD(バイク) 4,433
カテゴリーE(オープンカテゴリー) 2,129

【シンガポールニュース】ジュエリーフェアSingapore International Jewelry Expo (SIJE)が開催

シンガポール国内最大のジュエリーフェアSingapore International Jewelry Expo (SIJE)が18日、マリーナ・ベイ・サンズにある国際展示場で開幕した。

今回は国内外合わせて26ヵ国から230の宝石店、デザイナー、ジュエリーメーカーが出展。 4日間のイベントでは合計1.5億米ドルに上る作品が展示・販売される。

主催は地場系イベント運営会社CEMS。SIJEは国際的な宝石商や宝石類愛好家のための出会いの場として毎年開催されるイベントとして定着。

開会式では、芸術的表現に優れたジュエリーデザイナーを祝す国際ジュエリースター(IJS)授賞式やSIJEジュエリーファッションショーも開催された。

ファッションショーでは地元シンガポール人デザイナーのアルフィン・ロン氏によるデザインコレクションと27カラットのラウンドブリリアントダイヤモンドとの組み合わせが来場客を魅了した。

【シンガポールニュース】6月の非石油地場輸出(Nodx)は前年同月比17.3%減

~The Straits Times 7月17日~

シンガポール企業庁(Enterprise Singapore)が17日公表した6月の非石油地場輸出(Nodx=石油輸出・再輸出を除く輸出)は、前年同月比17.3%減少した。輸出額は129億Sドルで5月の140億Sドルを下回った。

6月はブルームバーグのアナリストによる事前予想9.6%減より下げ幅は大きく、2013年3月に記録した33.2%減以来の大きな落ち込みとなった。CIMB銀行ののエコノミスト、ソン・センウン氏は、先週発表された第2四半期の速報値がほぼ横ばいの0.1%増だったことが、6月の貿易と製造の予想を上回る落ち込みを示したと述べた。

6月の電子機器輸出は5月の31.6%減に続き、31.9%下落。 集積回路、パーソナルコンピュータおよびディスクメディア製品の低迷が続いた。CIMB銀行エコノミスト、ソン氏は半導体チップはすでにメーカーの売上予測が4年振りに低下するなど悲観的な見方が強まっていると述べた。またINGエコノミストのプラカッシュ・サクパル氏は電子機器はNodx全体の25%を占めており、そのうちの半分が半導体で構成されていることから、シンガポールの輸出に大きな影響を及ぼすと指摘。

Nodxは非電子機器輸出でも、6月は12.4%減と5月の11.1%減に続き下落。非貨幣の金、石油化学製品、医薬品の出荷低迷が主因となった。

DBS銀行のシニアエコノミスト、アイヴァン・シャー氏は通常、統計値は年の半ばで安定すると指摘したうえで、「6月のデータにより今年下半期の回復の望みはなくなった」と述べた。さらに、最善のシナリオとして期待できるのは第4半期に状況が安定化することとし、景気減速は2013~2015年期より深刻になると予想。

【シンガポールニュース】中小企業がスマート工場構築

~The Straits Times 7月16日~

ハイエンドの医療機器製造会社Fong’s Engineering and Manufacturingは今後3~5年以内に本格的なスマート工場の構築を目指す。

スマート工場は、IoTソリューション、最新のロボット工学と自立型ロボットなどが導入された統合型製造施設となり、生産の24時間体制を可能とする。

16日には、すでにスマート化された生産ラインが初めて公開された。スマート化への移行はに今後段階的に行われる。

公開式に主賓として招かれたコ-・ポークン通商担当大臣は、Fong’sの「大胆な変革」をインダストリー4.0のポテンシャルを実現するものと称賛。

ボストンコンサルティングの調査によると、シンガポールではインダストリー4.0によって労働生産性が30%向上し、より良い賃金で新たに22,000人の雇用が創出され、2024年までに国民総生産は360億ドル増加すると言われている。

シンガポールでは2018年の国内総生産の約20%を製造業が占め、労働人口の約13%が製造業に携わった。

【シンガポールニュース】女性起業家にふさわしい都市、シンガポールは21位

~The Straits Times 7月15日~

米DELLが公表した潜在能力の高い女性起業家にふさわしい都市ランキング「Dell’s 2019 Women Entrepreneur Cities Index」で、シンガポールは21位となり、2017年の8位からランクを下げた。

DELLは、情報通信技術(ICT)などのテクノロジー、資本、人材、文化、市場の五つの特性からランク付。女性起業家に資金調達と指導の提供を強化したサンフランシスコが1位となり、ニューヨークが2位にランクされた。

DELLの報告書によると、人材とテクノロジーはシンガポールの最大の強みであるが、資本調達と市場の頑健性が弱点として露呈。また、女性起業家の育成に注力した他の都市との競争が激化したことがランクを下げた主因となった。

また、同報告書では、シンガポールの人材の柱は、最高教育機関である大学やビジネススクールの上位ランクによるものであり、ビジネス拡大を支援する専門家も増えたと指摘。さらに、十分に発達したインターネットインフラにより女性起業家の外出先からの事業運営を可能にしていると触れている。

【シンガポールニュース】ロールス・ロイスとA*Starが共同研究所に800万ドルの追加投資

~The Straits Times 7月11日~

英系エンジニアリング大手ロールス・ロイスと科学技術研究庁(A * Star)は2年前にシンガポール航空エンジンサービス(SAESL)と設立した共同研究所に800万ドルを投資する。

これにより、5年間のコラボレーションの総投資額は7000万ドル近くになり、スマート製造技術の開発を進めてきた。

共同研究所は2017年に600万ドルを投資して開業。KA Industrial Engineeringなど地場系企業40社を含む100社と30を超える研究開発プロジェクトに携わってきた。

共同研究所はA * Starとの共同で、航空機エンジンのファンブレードへの保護コーティングの噴霧を自動化するロボットも開発。自動スプレーにより、コーティングの厚さが一定になり、欠陥が減少とコスト節約を可能とした。また乾燥も同時にできることから生産性向上にも繋がっている。

追加の800万ドルにより、A * StarとRolls-Royceは、高価値のエンジンコンポーネントを修理する技術を開発する。開発された技術は今後SAESLなどの企業に導入される可能性があり、航空機のメンテナンス、修理、オーバーホールのための主要ハブとしてシンガポールの地位を強化する狙いがある。

【シンガポールニュース】反ミャンマー政府武力組織支援でミャンマー人在留者逮捕

~CNA 7月10日~

シンガポール内務省(MHA)は7月10日、ミャンマーにおける反政府武力闘争を支援していたミャンマー国籍の在留者数人を逮捕したと発表した。逮捕者は国外追放される。

MHAは逮捕者の数を明言しなかったが、ミャンマーのニュースウェブサイト「イラワジ」によると、逮捕されたのはミャンマーで反政府武力闘争を続けているアラカン軍(AA)を指揮するトゥン・ミャット・ナイン氏の親戚を含む6人。

MHAも逮捕者の1人がAAのリーダーと密接な関係があると認めている。逮捕されたグループはシンガポールのミャンマーコミュニティの一部にAAからの命令を伝え、寄付金を募っていた。MHAは同コミュニティーの1人が毎月AAに寄付していたことも突き止めている。

逮捕されたミャンマー人は、最近シンガポールで開催されたAA創設10周年行事に参加。集会ではAAのリーダーのビデオがライブ配信され、独立を求めて団結し戦うように参加者に促した。