【シンガポール】 日本が誇るコンテンツの持つ力

KAMOBSこぼれ話 Vol.118

シンガポール東部に位置する国際展示場シンガポール・エキスポで、日本のコンテンツ(アニメ・漫画・ゲーム・カードゲーム・コスプレなど)が集まるイベント「CharaExpo 2015」が開催された。

MRTエキスポ駅から次々にやってくるカラフルな若者達。 以前とは比較にならないほどクオリティーが高い! コスプレについては詳しくない中年親父でも、当時とのレベルの違いははっきりわかる。

はじめて現地のCosplayerを見たのもエキスポ駅周辺だった。当時はまだ、コスプレがシンガポールでは珍しかった頃だったと思う。衣装も明らかにお気に入りのキャラクターのものには程遠いものばかりだった。

安価な素材で手作り感たっぷりの衣装。左右のバランスが悪い衣装に身を包んでいたCosplayerも、お気に入りのキャラクターからは程遠いスタイルの若者ばかりだった。IMG_4392

昨日は、(キャラクターの名前は知らないけど)、アニメや漫画の世界から飛び出してきたかのような若者が多く見られた。いろんな色の髪(ウィッグ)や目(コンタクトレンズ)をした若者を見ただけで、異世界に紛れ込んでしまったような感覚に。

会場の隅っこやトイレでは、お気に入りのキャラクターになりきるため、手鏡や携帯電話を使って頻繁にメイクのチェックをしているCosplayerたち。

イベントには、日本のコンテンツの一つとして、シンガポールに初上陸した新日本プロレスの興行を目当てにやってきたのだが、日本のコスプレ・アニメ・漫画というコンテンツが持つ力の大きさに圧倒されてしまった。

あまりにも出来のいいCosplayerたちを前にして、過去に見てしまった陳腐な仮装行列のようなコスプレを思い出して独り笑い。

【シンガポール】 新日本プロレス、日本のコンテンツとして世界発信

KAMOBSこぼれ話 Vol.117

アメリカのプロレス団体WWEの興行まで2週間。チケットは48~488Sドルで販売中だが、488Sドルのリングサイドと348Sドルのプレミアムシートは完売のようだ。さすがアメリカが誇るエンターテイメント!

WWEは、シンガポール人のあいだでも非常に人気が高い。来星当時、ビデオCD販売店(現在のDVD販売店)の前では、当たり前のようにWWE(当時はWWF)のビデオ映像が流れていた。それに群がる人々の中には贔屓にしているレスラーを必死で応援しているファンの姿も。時代錯誤に陥ったことを憶えている。

前回の興行は8年前だから、スーパースターの顔ぶれも変わったと思うが、前回同様、盛り上がるのは間違いないだろう。 

今やアメリカが誇るコンテンツとして成長したWWEだが、日本のプロレスが最盛期の頃(例えば、新日本プロレスや全日本プロレスがゴールデン枠で生放送されていた頃)は、試合内容も選手の質も日本のプロレスより劣っていたことを憶えているプロレスファンは多いはず。

時を経て、2015年6月、新日本プロレスの興行がシンガポールで初めて開催されるというニュースが飛び込んできた! 新日本プロレスのホームページでは、日本のコンテンツ(アニメ・漫画・ゲーム・カードゲーム・コスプレなど)が集まるイベント「CharaExpo 2015」で、日本のコンテンツとして世界発信する為に大会を実施するとある。力強い!

日本が世界に誇れるコンテンツがアニメや漫画ばかりではないということを、是非、証明してもらいたいと思う。

大会は6月20日(土)~21日(日)の2日間、シンガポールエキスポで開催される。チケットは当日販売でシートエリア5Sドル、立見エリアは無料。WWEのリングサイド488Sドルは確保できなかったが、新日本プロレスのシートエリアは問題なさそうだ。 

【シンガポール】 知的財産権

KAMOBSのこぼれ話 Vol.52

おもちゃの小売店業者から、ある商品を日本の問屋から仕入れたいので情報を提供してくれという依頼があった。

このような依頼はときどき来るが、これまで、仕事に結びついていない。

とりあえず日本のパートナーに連絡してみた。おもちゃは知的財産権のかたまり。販売ルートや商標はしっかりとガードされているので、日本の問屋が商売としてシンガポールに輸出するのは難しいという予想通りの回答をいただいた。

仮に、許可を得ずに輸出したことがみつかればペナルティが課せられる。

このような事情を知らないで、xxxxという商品が日本にあるので是非仕入れたいという依頼は業者からだけではない。

以前もアニメキャラクターのフィギアを日本から仕入れたいと言う話があったが、残念ながら個人の趣味による購入としか思えなかったので、仕事としてリクエストにおこたえできないと伝えたことがあった。

日本のアニメやキャラクターグッズというのはシンガポールでも本当に根強い人気がある。日本語を勉強しているシンガポール人も仕事のためというより、もともとアニメなどから日本に興味を持ち、日本語の勉強をはじめたという人が意外と多い。

今日もたまたま、日本語の話せるシンガポール人女性から電話があった。たどたどしい日本語ではあったが、彼女の言いたいことははっきり理解できた。

「ニホンカラ、ハローキティー、タクサンカッテ、シンガポール、ウリタイ。ディストリビューターノリストホシイデス」

現在、無職で、出来ればハローキティーで生計を立てたいのだそうだ。知的財産権の話をしても、自分の夢だけを語る彼女。

「その思いをサンリオに届けてみては?」がこちらからの最後の言葉となった。