【シンガポールニュース】2019年通年のGDP成長率を0~1.0%に下方修正

~CNA 8月13日~

米中貿易の緊張により世界の電子機器市場の減速に拍車がかかるなか、通産省(Ministry of Trade and Industry=MTI)は13日、2019年通年のGDP成長率を0~1.0%に下方修正した。

MTIは5月に、成長率を1.5~3.5%という事前予想から上限を引き下げた 1.5~2.5%と下方修正したばかり。今回は4-6月期のGDP成長率が0.1%と低迷したことをうけ、大幅に下方修正されることとなった。

4-6月期は電子機器、輸送エンジニアリング、精密エンジニアの生産が減少し、製造業の成長率は前年同期比で3.1%減少し、前期の0.3%減より悪化した。

実質GDP成長率季節調整済前期比)では前期3.8%増から3.3%減とマイナスに転じた。状況回復には悲観的な見方もあり自律的景気後退(techinical recession)も懸念されている。

政府はまた、輸出が急減する中、非石油地場輸出(Nodx=石油輸出・再輸出を除く輸出)の通年予想を事前の-2~0%から -9~-8%へ大幅に下方修正した。同日発表された第2四半期のNodxは14.6%減と前期の6.4%減から悪化した。

【シンガポールニュース】6月の小売売上高は、前年同月比8.9%減

~CNA 8月8日~

シンガポール統計局(SingStat)が8日に公表した6月の小売売上高は、前年同月比8.9%減の35億シンガポールドルとなった。売上高の5.5%はeコマースによるものだった。

6月は自動車販売が前年同月比32.4%減と不振だったほか、家具・家庭用機器が15.1%減、コンピューターおよび通信機器が7.7%減と振るわなかった。

一方、医療用品・トイレタリー用品、衣服・履物は前年同月より売上高がのびたが、ともに1.4%増にとどまった。

前月と比較した小売売上高は2.2%減だったが、自動車販売を除くと0.4%増だった。自動車販売は前月比でも16.1%と大きく落ち込んだ。

【シンガポールニュース】保険大手Prudential、年齢に関係なく平等の中央積立金(CPF)スキームを導入

~CNA 8月7日~

保険大手Prudentialは7日、55歳以上のスタッフの中央積立金(CPF)負担率を55歳未満のスタッフと同率にしたと発表した。

自己負担型年金制度であるCPFの55歳未満の被雇用者に対する負担額は給与の37%で、17%を雇用者が、20%を被雇用者が負担することが義務付けられている。55歳以上の被雇用者に対する負担率は年齢層に応じて12.5~26%と定められている。

Prudentialは、55歳以上のスタッフが個人負担額を20%選択した場合、雇用主の負担額も17%引き上げるオプトインのスキームを取り入れた。これにより61歳で月給5,000Sドルのスタッフの場合、CPF額がこれまでより1,025Sドル増えることになる。新しいスキームの恩恵を受けているスタッフは現在46人。

Prudentialシンガポールのウィルフ・ブラックバーンCEOは、シンガポール保険労組との緊密な協議で導入された新しいCPFスキーム人により「年齢に優しい職場」を作ることを目指していると語った。「スタッフ個々のパフォーマンスに報いることからも、年齢に関係なく平等にCPFを捻出することにした」と加えた。

同社は昨年10月に退職年齢を廃止し、年長の従業員が仕事を続けられるなど社内規定を変更した。

【シンガポールニュース】NTUC FairPrice、新店舗に食品調理サービスや店内野菜収穫が可能な小売コンセプトを導入

~CNA 8月6日~

スーパーマーケット最大手NTUC FairPriceは6日、国内最大の店舗をショッピングモールVivo City内にオープンした。

オンライン食料品店との競争を目指し、多様化する顧客ニーズに合わせ、従来の実店舗に食品調理サービスや店内野菜収穫が可能な小売コンセプトを導入した。

多忙な買い物客には、店内で選んだ野菜を無料でカットしたりスライスするサービスを提供。また、常連客には食肉やシーフードをマリネやグリルして、すぐに食べられるよう調理するサービスも提供する。

加えて、政府が都市型農業による食品の持続可能性への取り組みを強化していることを背景に、店内に水耕栽培スペースを設けて、販売用に収穫もする。

水耕栽培スペースには常時8種類の野菜が栽培されており、2日ごとに最大3kg収穫される。同スペースへの追加分はWoodlandsにあるComcropの屋上室内栽培場から配達される。

敷地面積90,000平方フィートの小売スペースでは世界中から35,000を超える商品が販売されており、視察に訪れたチャン・チュンシン通産相は、シンガポールの食品サプライチェーンの多様化と食料保障に大きく貢献していると述べた。

 

 

【シンガポールニュース】4-7月期は外国人来訪者数増加も観光収入は減少

~CNA 8月5日~

シンガポール政府観光局(STB)が5日に発表した観光統計によると、4-7月期は外国人来訪者数が増加したもの観光収入は減少した。

外国人来訪者数は前年同期比1%増の470万人だったが、観光収入は4.8%減の65億Sドルと落ち込んだ。

観光収入の減少はショッピング代や飲食代に加えて飲食代が伸び悩んだことが主因。ショッピン代(13億7,000万Sドル)と飲食代(5億8,800万Sドル)とともに前年同期比で7%落ち込んだ。

ホテル宿泊収入は12%12減少の12億6,000万Sドルに留まった。

ツアー、エンターテイメント、カジノを除く観光収入の34%は中国、インド、インドネシアから来訪者によるものだった。

【シンガポールニュース】規格外の電動スクーターなど222台が押収

~CNA 8月2日~

陸運庁(LTA)は2日、7月に規格外の電動スクーターなどパーソナルモビリティーディバイス(PMDs)222台を押収し、関連する600件近くの違反行為を確認したと発表した。

違反行為のうち90件は未登録の電動スクーターの利用によるものだった。また、法律で定められている車体重量20Kgを超えた商品や安全認証を取得していないデバイスを販売していたとして10店の小売店が摘発された。

7月1日に施行されたPMDに関する改正では、未登録の電動スクーターの公道での利用および安全認証UL2272なしのPMD販売は違反行為として処罰の対象とされる。

LTAはPMDユーザーに歩道での最大速度制限10㎞/h、共有道路では最速2510㎞/hで運転することを促した。

【シンガポールニュース】7月の降水量12.2mm、観測史上最少

~CNA 8月1日~

シンガポール気象センター(Meteorological Service Singapore)のデータによると、7月は乾燥した日が続き、降水量観測を開始した1869年以来、雨量が最も少ない月だったことがわかった。

月間の降水量は12.2mmで、1997年7月に記録した18.6mmを大きく下回った。また、月間平均気温も観測史上2番目に高い29℃を記録。1日の最高気温も28.9~34.5度だった。また先月の最低平均気温は26.9度と2015年7月に記録した26.7℃を超えた。

8月の気候は最初2週間が7月後半同様の暑い日が続くとみられ、気温も平均26~33℃で推移すると予想されているが、日によっては日中の気温が34℃を超えることもありそうだ。

また、夜も地域によっては気温が28℃で湿度の高い日が続くことも予想されている。加えてスマトラ島中央部とカリマンタン島南部では焼き畑による低木地帯での火災が確認されており、煙害の影響を受ける可能性もあると予想されている。

【シンガポールニュース】Googleストリートビューでホーカー(屋台)情報を提供

~CNA 7月30日~

シンガポールはGoogleと共同で、国内114のホーカーセンターの情報を2020年初頭までにGoogleストリートビューで提供するプロジェクトを発表した。

プロジェクトに参画するのはGoogle、国家遺産局(NHB)、環境局(NEA)、商工連合会(Federation of Merchants’s Associations、Singapore)。今年3月にユネスコの無形文化遺産として登録申請したホーカー(屋台料理屋)の魅力を伝える。

360度カメラをバックパックに収めてポータブルにしたTrekkerによりホーカーセンター内外の写真を収集する。Trekkerがホーカーセンター内に入るのは今回が初めて。

Google Street View APACのプログラムマネージャーであるアミット・モーリャ氏は、ホーカー文化の情報を提供することでホーカーのビジネス向上に貢献できればと話した。

また、NHBの政策およびコミュニティ担当のアルビン・タン氏は、「ホーカーセンターの詳細情報については、外国人来訪者がアクセスして検索できる包括的なデータを提供できることをうれしく思う」と話した。

【シンガポールニュース】医療機器市場の2018年から2023年までの年平均成長率を8.4%

~The Straits Times 7月25日~

フィッチ・ソルーション・マクロ・リサーチの報告書で、シンガポールの医療機器市場の2018年から2023年までの年平均成長率を8.4%と予想した。

高齢化による医療ニーズに対する政府支出の増加も、米中貿易の緊張や世界経済の勢いの弱まりが大きく影響しているとフィッチ・ソリューションズは指摘。

高齢化による疾病の増加、個人貯蓄と政府負担による質の高い医療提供および世界トップ5にランクインする医療ツーリズムが医療機器市場を牽引しており、同会社は、シンガポールの医療機器市場が今年は6.6%、2020年に8.4%成長すると予測。

さらに、同会社は医療部門に対する政府の強力な財政的支援や医療機器産業における海外投資誘致拡大なども同市場の成長を促進すると報告書で述べている。

一方で、人口が少なく市場規模が小さいこと、さらに市場の発展を妨げる可能性のある政府の規制などが市場成長のマイナス要因であると分析した。

【シンガポールニュース】イノベーション指数、シンガポールは8位後退もアジアでトップ堅持

~The Straits Times 7月24日~

米コーネル大学とフランスの経営大学院インシアード、国連機関の1つである世界知的所有権機関(WIPO)が共同で発表した「2019年版グローバル・イノベーション・インデックス(GII)」でシンガポールは3つランクを下げ8位と後退したがアジアではトップを堅持した。

129カ国・地域を対象とした調査では、東南アジア8ヵ国全てが100以内にランクした。シンガポール以下は、マレーシア(35位)、ベトナム(42位)、タイ(43位)、フィリピン(54位)、ブルネイ(71位)、インドネシア(85位)、カンボジア(98位)と続いた。

インデックスは、知的財産出願率、モバイルアプリケーションの作成、教育支出などの80の指標に基づいて評価を行い順位付けを行っている。

シンガポールは政府の安定・効率、高等教育で高評価だったが、環境持続可能性、ビジネスの洗練度、外国からの直接投資の指標が下落した。