【シンガポールニュース】 ホテル客室不足が深刻化、ホテル用地確保は必至

~The Straits Times 5月26日~

不動産コンサルタントChesterton Singaporeは、ホテル建設用の土地が確保できなければ、数年のうちにホテル客室不足が深刻化すると警鐘を鳴らしている。

Chesterton Singaporeが26日公表した報告書によると、この4年間の来訪者数が前年比で年7%増加すると想定した場合、国内のホテル利用率は4年後に現在の80%から91%に上昇する。

同社チー・ホクイエン取締役は、報告書のなかで、政府が政策を見直し、一刻も早く国有地をホテル用に売却することを強く提案した。

ホテル客室供給の不足を理由に、今後、シンガポールのホテル宿泊料金は引き上げられることが予想される。すでに、国内のホテル宿泊料はアジアで最も高い水準となっている。

来訪者、13ヵ月連続の減少

7月30日にシンガポール観光庁(STB)が公表した統計によると、シンガポールの来訪者数は13ヶ月連続で減少し、今年上半期の来訪者数は前年同期比の11.5%減の450万人であったことがわかった。

同時期の観光産業の歳入も前年と比べ13.5%減少して64億Sドルであった。一日当たり平均ホテル客室宿泊料は248Sドルから195Sドルと大幅減となった。ホテル利用率は11.1%ダウンの72%だった。

シンガポールの観光産業を潤してきたトップ15カ国のうち、11カ国からの来訪者数が減少。11番目にランクされている韓国からの来訪者は42%マイナスの13.8万人と大きく落ち込んでいる。

旅行代理店協会のロバート・コー会長は、H1N1感染なども影響し、これまでの手ごたえはいいものとは言えないが、下半期が上半期同様のペースで推移していけば、STBが掲げたターゲットに届く可能性はあることを示唆した。

STBは昨年1080万人の来訪者を目標にしたが達成できずに、今年の予想来訪者数を900万~950万人に、観光産業の歳入も120億~125億Sドルにそれぞれ修正している。