【シンガポール】 26歳不動産エージェント、1件の成約でミリオネア

KAMOBSこぼれ話 Vol.115

どこの国でもそうだと思うが、偉業を成し遂げるとメディアは放っておかない。5月29日の地元紙The Straits Timesは1件の成約でミリオネアとなった26歳の不動産エージェントの話を取り上げた。

不動産大手PropNexのエージェントであるシェリー・セン氏(26歳)は、オーチャード近辺に位置する高級コンドミニアムLe Nouvel Ardmoreのペントハウスを5,100万Sドル(46億8,650万円)で販売。コミッションとして150万Sドル(1億3,780万円)を受け取った。

成約額の5,100万Sドルは、コンドミニアムのペントハウスでは過去最高額で、購入者はAlibabaの共同創設者だったことも話題となったが、1件の成約で150万Sドルものコミッションを手にしたのが、不動産エージェントとしての経験が豊富とはいえない26歳の女性だったというのは確かに衝撃的だ。

ポリテクニック(高等専門学校)を卒業後に、親の反対を押し切ってこの世界に。現在も、両親、祖父母、2人の姉妹、4人の親戚とメイドと同居しているというから、話題性に事欠かない。

大きな報酬を得ても、見込み客を失いたくないという理由で、旅行にも出かけないそうだ。 その代わり、購入したのは7人乗りの乗用車。父親が病気で働くことができなかった期間、家族を支えてくれた祖父母のためにと購入したようだ。

ここまでの美談が揃うと、もやは「おとぎ話」の世界だ! しかし、彼女の凄いところは今年1月にERA RealityからPropNexの専属エージェントとなってからの5ヵ月間での成約件数が53件にのぼること。このうち、今回のコミッション150万Sドルを差し引いても、20万Sドル(1,837万円)稼ぎ出していることだ。

彼女が以前所属していたERA Realityに知り合いのエージェントがいる。もうこの世界に随分長くいるベテランエージェントだ。昨日は久しぶりに一緒に食事をしたのだが、26歳エージェントの話ばかり。食事の量よりビールの量がいつもより多かった。同業の先輩からしたら、決して面白い話ではなかったのだろう。