【シンガポールニュース】ヘン・スイキャット財務相、与党・人民行動党ナンバー2に

~The Straits Times 11月23日~

与党・人民行動党(PAP)は23日、ヘン・スイキャット財務相(57)を書記長第1補佐に任命した。党内では書記長を兼任するリー・シェンロン首相に次ぐ序列第2位となり次期首相の最有力候補となった。

リー首相は、新たな党幹部人事は政治組織刷新への重要なステップだと位置づけたうえで、PAPのFacebookに「若手閣僚たちがここ数カ月間議論してきたうえ、ヘン氏が自分たちのリーダーにふさわしいと結論づけた」とコメントした。

また、新たな党幹部人事では、ヘン氏がチャン・チュンシン貿易産業相を序列3位となる書記長第2補佐に選出したことも明らかになった。

リー首相は、ヘン氏とチャン氏について、これまでも様々な役割を通じて力をつけており、互いに補うことが可能な協力なコンビだと評価した。

ヘン氏は2011年に政界入り。教育相を経験した後、2015年の総選挙後に財務相に任命された。

【シンガポールニュース】 総選挙、平日の9月11日に実施

~The Straits Times 8月26日~

トニー・タン大統領は25日、議会を解散し、平日の9月11日(金曜日)に総選挙を行うことを発表要求した。 これを受け各政党の総選挙に向けた動きが加速する。

選挙公示日は9月1日(火曜日)。 有権者に考える時間をもってもらうことを目的に、投票日前日の選挙キャンペーンを禁止したCooling-off Dayを、前回2011年の総選挙同様に採用。投票日9月11日は休日となる。

総選挙が平日に行われるのは1997年以来初めて。9月12日がChinese Seventh Month(旧暦7月)の最終日で、多くのイベントが開催されることから、前日の11日を投票日としたようだ。

すでに各政党は候補者を決定。与党・人民行動党(PAP)のリー・シェンロン首相は、総選挙により新たに強化されたPAPが国を前進させる強いリーダーシップを発揮するだろうとメッセージを送った。1963年以来、全議席の確保を狙う。

一方、野党9党は、16のグループ選挙区(GRC)と13の1人区、合わせて89議席全てでPAPに対抗。最大野党の労働者党(Worker’s Party)は28議席の獲得を狙う。

【シンガポールニュース】 「建国の父」リー・クアンユー元首相が死去、91歳

シンガポール首相府は23日、リー・クアンユー初代首相が同日午前3時18分に死去したと発表した。重度の肺炎で今年2月5日からシンガポール総合病院に入院していた。91歳だった。

シンガポール繁栄の基礎を築き、「建国の父」と称されたリー元首相は、弁護士だった1954年に現与党の人民行動党(PAP)を結成。1959年には英連邦内自治州となったシンガポールの州首相に就任。

マレーシアからの分離独立を余儀なくされた1965年にシンガポール初代首相となり、徹底した合理主義と強いリーダーシップで経済発展を促してきた。

一方で、開発独裁として批判を浴びることもあったが、資源のない小国の発展のため妥協は許さなかった。経済発展のための能力主義を貫き、文化的価値観よりも一部のエリートを創出するための教育を強化。

1990年に首相から引退したが、その後も上級相、顧問相として政権内に居続け、2011年の総選挙後、政界を引退。

2004年に首相に就任したリー元首相の長男で現首相のリー・シェンロン氏は、「『建国の父』が亡くなった。独立に向け闘い、国家をゼロから造りあげ、シンガポール人としての誇りを与えてくれた。彼のような人物は2度と現れない」と涙ながらに演説した。

首相府は23日から29日まで喪に服す期間と定め、29日に国葬が営まれる。

【シンガポールニュース】 経済競争力の維持に外国人受入れ抑制の緩和不可欠=EIU

エコノミック・インテリジェンス・ユニット(EIU)は17日に公表した最新のレポートで、シンガポール政府の外国人受入れ抑制に警鐘を鳴らした。

シンガポール建国50周年に触れた10ページに及ぶ特集のなかでEIUは、年齢別人口の変化や競争力維持の必要性により、シンガポール政府は外国人受入れの抑制政策を見直す必要に迫られると指摘。さらに、外国人の受入れを抑制し失業率を下げてみても、シンガポール経済に悪影響を及ぼし、国際競争力や”寛大さ″という名声に傷がつくと否定的に取り上げている。

シンガポールでは、与党・人民行動党(PAP)が2011年の総選挙で87議席中、81議席を獲得したものの、得票率は過去最低の60.1%に留まった。同選挙では、これまでの与党による外国人政策の見直しが焦点のひとつであり、のちに外国人受入れの抑制政策の強化につながった。安い労働力がシンガポール経済の潤滑油として、この国を支えてきたが、ここ数年の様々な規制により、外国人労働者の雇用が以前より難しい状況だ。

EIUのシンガポールに関するレポートは、外国人受入れの抑制政策以外では、全体的に肯定的な内容でまとめられている。今後も引き続き金融・液化天然ガスのハブとしてのポジションを維持し、観光インフラ・製造・外交の強化が期待できるとしている。また、賢明な政策立案により競争力を維持し、海外企業の誘致は継続されるものとみられている。

【シンガポールニュース】 顧問相と上級相が閣僚を辞任、世代交代をアピール

リー・クアンユー顧問相とゴー・チョクトン上級相は、5月14日の共同声明で、揃って内閣を辞任する意向を明らかにした。先の総選挙で87議席中、81議席を獲得したものの、得票率が過去最低を記録した人民行動党(PAP)の世代交代をアピールする狙いがあるとみられている。

声明では 「我々は、シンガポールの発展に貢献してきた。より困難で複雑な状況のなか、若い世代が国を引っ張っていく時期が来た」と述べた。

これにより、リー・シェンロン首相は、近日中に両相の辞意の正式に受け入れ、リー首相を政権のトップに置いた新内閣の構成について発表する見通しとなった。

「シンガポール建国の父」と呼ばれるリー顧問相は初代首相として31年、閣僚として52年に渡り政府の中枢として活躍。現在87歳。現在69歳のゴー上級相は2代目首相を14年間務め、閣僚としても35年間の実績を持つ。