【シンガポールニュース】 「食都神戸」をPR、Japan Rail Cafeでメディア向けPRイベント開催

神戸産食品のメディア向けPRイベントが1日、神戸市と株式会社KADOKAWAの共催のもとJapan Rail Cafeで開催された。

海外でも認知度が高い神戸牛以外の食材をPRするのが狙いで、インフルエンサーなど約40名の招待客には神戸ワインや神戸スイーツが振る舞われた。

今回のフェアに合わせ、神戸市からは神戸マイスターで、神戸洋菓子ボックサンの福原オーナーパティシエが来星。神戸産のイチゴである“おいCベリー”をふんだんに使ったホールケーキのデコレーション実演で招待客を魅了し、“スイーツの街KOBE”をPRした。

シンガポールでは昨今の健康志向から甘いものを敬遠する傾向もみられるが、福原オーナーのイチゴケーキに舌鼓を打ちながら、早速InstagramやFacebookに写真を投稿する招待客の姿も。

神戸市は1月16日から島内では初めての試みとなる小売店でのPR販売も行っており、Japan Rail Cafeでもスイーツ関連の商品を中心に2月末まで販売される。

【シンガポールニュース】 シンガポール航空、機内食に健康食を提供

~Channel NewsAsia 4月8日~

シンガポール航空は7日、今月から健康志向の乗客に対して、健康食の提供を開始したことを明らかにした。

「Deliciously Wholesome」プログラムの一環として行われているもので、現在提供している機内食についての乗客の意見も反映される。

提供される機内食のなかには、蒸した魚をグルテンを含まないキノアや野菜料理ラタトゥイユ、ヒヨコ豆を添えた健康食もあり、チャンギ空港発の便であればビジネス・エコノミー両方の乗客が選択できる。

シンガポール航空と契約しているマユラ・モータ栄養士によると、機内で提供される健康食には乗客の疲労、ライムラグ、脱水症状などを和らげる微量栄養素も含まれている。

【シンガポールニュース】 健康寿命、男性73.1歳、女性77.7歳

~The Straits Times 12月7日~

保健省(MOH)の統計によると、2010年時にシンガポール人の健康寿命が男性が73.1歳(対2004年+2.7歳)、女性が77.7歳(同+4歳)だった。

平均寿命が男性が79.2歳(対2004年+2.1歳)、女性が84歳(同+2歳)だったことから、この6年間では男女ともに健康寿命の伸びが上回った。この結果、介護など人の助けを必要となる期間は男性が6.7年から6.1年に、女性が8.3年から6.3年と縮まった。

健康担当大臣アミー・コー氏は、長期慢性病予防などが功を奏した結果だとし、今後も健康寿命の延伸に期待を寄せた。一方、Saw Swee Hock School of Public Healthのチア・キーセン学長は, 健康寿命が伸びた原因として、たんに高齢者を襲う慢性病の発生時期が遅れているだけだとしたうえで、現在の高齢者が若い頃すでに健康的な生活をおくっていたことと関連があるのではと指摘した。

また、チア学長は、健康志向が継続的に続くことを期待しながらも、ここ15年間で増加傾向にある若年青年の肥満の増加に警鐘を鳴らした。

シンガポールでは現在、現役世代4.8人が1人の高齢者(65歳以上)を支えているが、少子高齢化に歯止めがかからず、2030年までに現役世代2.1人が1人の高齢者を支える社会となることが予想されている。 政府は65歳を過ぎた労働人口を増加させるための政策にも注力したければいけない状況下にある。

【シンガポールニュース】 健康志向の小売用食品、商品数が増加

~The Straits Times 8月18日~

健康志向の高まりにともなって、Healthier Choice Symbol(HCS)のマークが付いた小売用食品が増加傾向にある。

健康促進局(Health Promotion Board, HPB)は、2001年から、既存の類似商品より脂肪分、塩分、糖分などの含有量が少ない商品などを「健康な食品」と認定し、消費者の健康食に対する意識を高める活動を継続している。

「健康な食品」と認定された小売商品には、HCSと呼ばれる赤いピラミッドマークが商品パッケージに付けられる。HCS商品は2001年にわずか300点ほどだったが、現在は商品数も2,500点となり、認知度も高まっている。

HPBは食品製造会社にHCS商品の開発を支援。製造過程において、栄養分、レシピ、原材料などの情報を提供している。

缶詰食品を製造するAyam Brand Singaporeは、年間少なくとも2つのHCS商品を新商品として製造する予定だ。 Nestle Singaporeは年内に複数のHCS商品を提供する。またPrimaも今後より多くのHCS商品を製造する。

製造会社によると、消費者の健康志向は年々高まっており、HCS商品の選択肢が増えることを歓迎しているが、味については全く妥協を許さないようだ。

Primaのルイス・チェン専務は、「健康な食品は味が劣り、美味しい食品は健康によくない」という消費者の認識をどう変えていくかが生産側の今後の課題だという。

健康志向に逆行する人気食

タキイ種苗株式会社が、日本在住の20~70代、112名の外国人を対象に実施した「日本の食文化に関する意識調査」の結果が非常に興味深い。

「日本食の素晴らしいところ」という質問には、58%が「カロリーが低くてヘルシー」、「栄養バランスに優れ、健康的」と回答(第3位)しているのに対して、「自分の国の人におすすめ出来る、美味しいと感じる日本食」の問いには、76.8%が「ラーメン」と回答(第1位)している。

「美味しいと感じる食べ物」が食の健康に関する外国人の興味を反映した結果となっていない点がおもしろい。出身国別の調査結果はないが、宗教・文化上の食事制限がない外国人であれば、東南アジア諸国出身者の回答も概ね似たような結果だったのではないかと想像する。

東南アジアでもシンガポールを中心に、食の健康志向が高まってきていると言われる。 健康促進局なるものが、新鮮な野菜の摂取を勧めたり、塩分の取りすぎないように注意を促している。 シンガポールの小学校・中学校では専門化のアドバイスを受け、栄養バランスのとれたセットメニューを提供する動きも見られる。

しかし、飲食店やスーパーマーケットを見る限り、健康志向の高まりに影響を受けたメニューや商品はほとんど目にしないのが現状だ。

シンガポールの食品輸入業者でも、健康志向を口にするのは青果物を取り扱う業者ぐらいで、あとは健康志向が高まっていることは認識しているものの、需要の高い食品・食材に影響を及ぼすには至らないと考えているところが見うけられる。

こってり味のラーメンを口にしながら、某輸入業者と健康志向について雑談。「健康志向だけに捉われていたら、シンガポールの外食は絶滅するね」と口にする某業者。

こってり味のスープを飲み干した若い女性客を横目に、東南アジア市場での販路構築を目指す生産者・メーカーの方々が、わざわざ健康志向に合わせて商品を選択する必要は現時点ではないと確信した。

【シンガポール】 健康志向と食

KAMOBSこぼれ話 Vol.111

畜産王国九州で「脱霜降り」の動きがあるようだ。健康志向の高まりからヘルシーな赤身肉の需要が伸びていることが背景にあるという。

シンガポールでもここ数年、健康志向は高まっているが、赤身肉和牛の需要が生まれることはあるのだろうか?

シンガポールでは日本産牛肉の輸入が解禁になって以来、マーブルスコアが高く、見た目にも綺麗な高級和牛がもてはやされてきた。

2008年当時、スーパーマーケットで販売されていた和牛の価格は100gあたり37Sドルぐらいだったか? とにかく、なかなか手が出せない価格で霜降り和牛が売られていた。 

最近では、等級もA5ばかりでなくなったし、扱われる部位も少しずつ増えていることから、小売価格帯には幅がでてきたように思う。 ただ、マーブルへのこだわりは相変わらず強そうだ。

シンガポール市場では(少なくとも日本市場でもそうだと思うが)「霜降り」こそが和牛(あるいはWagyu)のシンボルであり、ブランドそのものである。 その「霜降り」のない和牛を今のシンガポール人消費者が想像できるだろうか?

日本では健康志向を理由に、霜降り和牛から赤身肉和牛に乗り換える消費者が増え、霜降り和牛が売れ残る精肉店もでているというが・・・・・・。

シンガポールでは、健康志向の高まりの影響を受けた市販の食品などほんのわずかだと思っている。 基本ローカル消費者は単純に、おいしいと思った商品の価格が自分の物差しで計ってみて適正だと判断した時に消費しているだけなのではないだろうか?

昨年、「和の健康食」と題した商談会を企画・実行したが、結論からいうと現地輸入業者や飲食店関係者の目にはあまり魅力的に映らなかったようだ。彼らは、健康志向が高まっていることは認識しているものの、需要の高い食品・食材に影響を及ぼすには至らないと考えていたのだろう。

北海道産サケよりも脂がしっかりのったノルウェー産サーモンしか受け入れられないシンガポール市場を考えると、なんでもかんでも健康志向と食を結び付けてしまったことを反省している。