【シンガポールニュース】ハリマ大統領、外国人との雇用競争に対する不安を理解

ハリマ・ヤコブ大統領は8月24日、国内で外国人との雇用競争に対する不安が高まっていることを認め、政府はこれら国民の懸念に対処すると述べた。

ハリマ大統領は、シンガポール人は市民権とその特権に自信を持たなければならないと述べ、彼らの利益は政府が常に最重要視していることだと強調した。一方同時に、国に貢献し将来のシンガポールをより良い国にすることができる外国人を歓迎するべきだと付け加えた。

ハリマ大統領は、コロナウイルス影響による景気後退で、シンガポールでは特に中途採用者を中心に外国人との雇用競争に対して感情的な意見があることを理解した上で、政府が雇用主に働きかけ、雇用面でシンガポール人が公正に扱われることを保証すると述べた。

シンガポールのアイデンティティについてハリマ大統領は、「後から来た人を排除するのではなく、社会に溶け込ませ豊かにすること」で形成されてきたと付け加えた。

【シンガポールニュース】 経済競争力の維持に外国人受入れ抑制の緩和不可欠=EIU

エコノミック・インテリジェンス・ユニット(EIU)は17日に公表した最新のレポートで、シンガポール政府の外国人受入れ抑制に警鐘を鳴らした。

シンガポール建国50周年に触れた10ページに及ぶ特集のなかでEIUは、年齢別人口の変化や競争力維持の必要性により、シンガポール政府は外国人受入れの抑制政策を見直す必要に迫られると指摘。さらに、外国人の受入れを抑制し失業率を下げてみても、シンガポール経済に悪影響を及ぼし、国際競争力や”寛大さ″という名声に傷がつくと否定的に取り上げている。

シンガポールでは、与党・人民行動党(PAP)が2011年の総選挙で87議席中、81議席を獲得したものの、得票率は過去最低の60.1%に留まった。同選挙では、これまでの与党による外国人政策の見直しが焦点のひとつであり、のちに外国人受入れの抑制政策の強化につながった。安い労働力がシンガポール経済の潤滑油として、この国を支えてきたが、ここ数年の様々な規制により、外国人労働者の雇用が以前より難しい状況だ。

EIUのシンガポールに関するレポートは、外国人受入れの抑制政策以外では、全体的に肯定的な内容でまとめられている。今後も引き続き金融・液化天然ガスのハブとしてのポジションを維持し、観光インフラ・製造・外交の強化が期待できるとしている。また、賢明な政策立案により競争力を維持し、海外企業の誘致は継続されるものとみられている。

【シンガポールニュース】 フィリピン独立記念イベント、申請書は未提出

~The Straits Times 04月23日~

シンガポール警察によると、フィリピン独立記念日を祝うイベント開催について、許可申請書が未だ提出されていないことが判明した。

同イベント開催を主催するのはフィリピン独立記念日評議会シンガポール(PIDCS)。 6月8日に繁華街オーチャードNee Ann City Civic Plazaでの開催を予定している。

シンガポール警察によると、屋外で開催されるイベントの許可申請提出は開催日の4営業日までで、道路閉鎖が必要となる場合は関連書類とともに21日営業日前までの提出が必要とされている。

同イベントは、PIDCSによる記念行事で1980年代から毎年、Hong Lim Parkなどで開催されている。 先ごろFacebook上で、繁華街オーチャードNee Ann City Civic Plazaでの開催告知をしたところ、多くのシンガポール人から痛烈な批判コメントが寄せられた。

オンライン上での騒動は、リー・シェンロン首相やタン・チュアジン上級国家開発担当上級国務相がFacebook上でコメントするまでに発展。

リー首相は、主催者への嫌がらせや開催告知ページの無差別掲示に嫌悪感を示し、「国内における外国人人口への対策はあるものの、我々は来訪者に対し寛大であることを証明しなければいけない」と語った。

【シンガポールニュース】 外国人学生数、大学生全体の16%未満

シンガポールの大学へ入学願書を提出する外国人数の過去3年間の年平均数が17,000人であったことが国会の場で明らかにされた。

2012年の大学生全体のうち外国人学生が占める割合は16%未満となった。教育省(MOM)によると、現在も各大学は優秀な外国人学生に対して、様々なタイプの奨学金を提供しているという。

優秀な外国人を締め出すことは、シンガポールに貢献してくれる人材の減少を招き、国益に反することになるとの指摘もあり、過去には、外国人留学生の受け入れ枠を拡大したこともあった。

しかしながら、2008年からは、シンガポール人に有利になるよう、シンガポール人学生と外国人留学生の学費の差が大きくなった。

【シンガポールニュース】 外国出身スポーツ選手の比率が縮小

外国人スポーツ選手への助成金の減少にともない、国際大会に出場する外国出身選手の比率が縮小している。

シンガポールでは外国人スポーツ・タレント(FST)計画のもと、助成金で才能豊かな外国人選手を呼び寄せている。シンガポール国籍を取得させ、シンガポール代表選手として国際大会で活躍する選手も少なくない。

シンガポール・スポーツ審議会(SSC)によると、助成金を受けている国内のスポーツ選手は1,050人。そのうち外国出身者は3%(33人)。2008年は助成金を受けている選手

シンガポール・スポーツ審議会(SSC)によると、各種競技のスポーツ協会から生活費を支給され、訓練援助を受けている選手は1,050人で、うち外国出身者は3%に相当する33人。2008年は助成金を受けた選手785人のうち44人(5.6%)が外国出身者だった。

2008年に外国出身選手に割り当てられた助成金の比率は23.8%で今年は7%まで縮小された。今年、SSCがスポーツ協会48団体に交付した助成金は6,248万シンガポールドル。

北京オリンピックで48年ぶりにシンガポールにメダルをもたらした卓球団体も3人が中国出身ということで、シンガポール市民から冷ややかな受け止め方もされた。

国内のスポーツレベルを上げるには外国出身選手に頼らざるを得ないところもあるが、自国民から優れたスポーツ選手が育たなくなる可能性も指摘されており、今後のFSTのあり方にも注目が集まる。

【シンガポールニュース】 シンガポール市民を優遇、政策の中心に

1日、メイ・デーの集会に出席したリー・シェンロン首相は、雇用政策において常にシンガポール市民を優先すると主張した。政府は市民であることの利点を最大限引き出し、雇用と国益を分かち合うことを約束した。

リー首相は、これまで国が外国人労働者の供給面で適当なバランスを取る必要があったことに言及。昨年の雇用創出件数は120,000件を超えたものの労働力となったシンガポール人は32,000人。外国人を雇わないとビジネスが成り立たず、シンガポール人への雇用も生み出せないという事情を説明した。

リー首相は、どの企業もシンガポール人と外国人の労働力を必要としており、そのバランスを確保することが重要で、闇雲に毎年80,000人の外国人労働者を受け入れ続けることはできないと説明した。

そのためにも、生産性を高める必要性があり、とくに低所得者のスキルアップを援助していくことを約束した。