【シンガポール】 ホテルの宿泊料金

KAMOBSこぼれ話 Vol.120

円安が続くなか、来星する日本人ビジネスマンにとって、ホテル代は重くのしかかる。初めてのシンガポール出張を前に、クライアントからバジェット内で宿泊できるホテルについて質問を受けることも少なくない。

ほとんどの場合、事前にホテル代についてはネットで調べてきているようだが、その宿泊代に見合ったホテルなのかどうか、現地在住の者からの情報をもとに判断したいのだろう。心配性の方からは、ホテル周辺の治安についても聞かれることがある。

ホテルからの交通アクセスをはじめとした利便性や滞在時の訪問先、また、その他クライアントからの要望などを考慮すると、宿泊可能なホテルがほぼ限定される。こうしたホテルの情報をもとにクライアントが宿泊先を決める。

なかには、もう少しグレードの高いホテルに滞在したいということで、バジェットを見直すクライアントもいるが、ほとんどのケースはすんなり決まる。

現地シンガポールで初めてお目にかかる出張者が、シンガポールのホテル代について言及することは珍しくない。周辺諸国と比較して、ここのホテル代がいかに異常なのか強調される方もいるが、わからなくもない。

愚痴っぽく聞こえるかもしれないがと前置きした上で、来星前に訪れたベトナムのホーチミンでは、1泊50Sドルぐらいで高級ホテルに宿泊できたという出張者。シンガポールでは1泊の料金が3倍以上する“安め”のホテルに明日まで滞在するらしい。

一方、こちらは今月17日から日本に出張へ。ホテルは既に予約済みだ。宿泊料金がそれほど気にならないのは、シンガポールのホテル代を知っているからかもしれない。 

昨年の出張時と同じホテルに滞在するが、円安のせいもあり、少しだけホテル代が安く感じる。

【シンガポールニュース】 ホテル客室不足が深刻化、ホテル用地確保は必至

~The Straits Times 5月26日~

不動産コンサルタントChesterton Singaporeは、ホテル建設用の土地が確保できなければ、数年のうちにホテル客室不足が深刻化すると警鐘を鳴らしている。

Chesterton Singaporeが26日公表した報告書によると、この4年間の来訪者数が前年比で年7%増加すると想定した場合、国内のホテル利用率は4年後に現在の80%から91%に上昇する。

同社チー・ホクイエン取締役は、報告書のなかで、政府が政策を見直し、一刻も早く国有地をホテル用に売却することを強く提案した。

ホテル客室供給の不足を理由に、今後、シンガポールのホテル宿泊料金は引き上げられることが予想される。すでに、国内のホテル宿泊料はアジアで最も高い水準となっている。

ホテルがF1期間中の最低料金を保証

7月7日、F1期間中の宿泊を早期に予約した客に対して、28のホテルが最低料金を保証するベスト・レート保証計画を導入することが発表された。

早期予約客は、宿泊料金が後日下がった場合でも、その安くなった料金での宿泊が保証される。この計画はミレニアム・アンド・カプソン・グループ、ファー・イースト・ホスピタリティー・グループ、ランデブー・ホテル、ビクトリア・ホテルなどが参加するもので、今月終わりまでのプロモーション。

昨年初めて開催されたF1では、高額の宿泊料が設定され、ホテル予約数が予想を大きく下回った。開催日近くになり宿泊料金が下げられたため、高い料金で予約した客から不満の声が上がっていた。今回のプロモーションは昨年の反省を背景に計画されたものである。

参加するホテルは早期予約客のために通常の30~50%引きの料金を設定。ランデブー・ホテルではF1期間中の宿泊料金を1泊220Sドルから用意しているという。

現在のところ、ストレーツ・タイムズが調査した23軒のホテルの予約率は20~30%と低迷している。シロソ・ビーチ・リゾートではF1期間週末の予約状況は20%、パンパシフィック・オーチャードではわずか10%と昨年同時期を下回っている。

一方、レースコース沿いの高級ホテル、リッツ・カールトンは1泊1,870Sドルからの料金設定にも関わらず、予約状況は良好で、残りわずか数室となっている。マリーナ・マンダリンの予約率も45%に達している。

F1シンガポールGPの開催は9月25~27日まで。