【東南アジア市場編】 子供連れ旅行者を対象に!

★訪日外国人の観光誘致を考える Vol.10

日本政府観光局(JNTO)の調査報告によると、東南アジア主要国の訪日旅行形態は個人旅行が圧倒的で、スクールホリデーや連休には子供連れ旅行客が多くなる。

子供を喜ばせたいと、行き先にディズニーランド(TDL)、ディズニーシー(TDS)、あるいはユニバーサル・スタジオ(USJ)を選択する親は少なくない。ただ、2回目以降の観光では、子供たちをどこに連れて行ってあげたらいいものかと、あれこれ調べてみるものの結論がなかなか出せない親も少なくなさそうだ。

以前、東南アジアの国からの子供連れ旅行者を対象に聞き取り調査をしたとき、子供の意見は反映されているかどうかは別にして、次回の訪日では、まだ一度も訪れたことのない場所を回りたいという回答が多かったことを思い出す。 

今年の12月に、長期スクールホリデーを利用して日本を訪れるシンガポール人の知人がいる。昨年の12月はゴールデンルートを選択し、4人の娘とTDL、TDS、USJ全てを満喫したそうだ。

すでに6人分のシンガポール-羽田間往復チケットは購入済みだが、12日間のスケジュールは何もうまっていない。そんな知人から、先週末、子供が喜びそうな12日間の旅程を考えて欲しいと頼まれた。

とりあえず、昨年の旅程を教えてもらい、子供たちがどんなことに興味あるのか聞き出す。まずは、ありきたりだと言われそうだが、ウインターシーズンということで、雪やスキー楽しめる場所をいくつか候補として挙げる。 しかし、それ以外は、なかなかすぐには頭に浮かんでこない。

“家族旅行”というキーワードで検索するだけで、日本人向けの旅行サイトなら340万件以上がヒット。これらの情報が英語や中国語で提供されていたら自分の出る幕はないだろうと思いながら、4人娘のために情報収集に励む日々が続く。

シンガポールをはじめマレーシア、インドネシアからの訪日外客数はリピート率が高く、子供連れ家族が多い。 こうした特徴を理解し、子供連れ旅行者を対象とした観光誘致のあり方についてもより深く考えてみたい。

*KAMO CONSULTANCYは東南アジア諸国からの旅行者が求める旅程を考案するインバウンドコンサルタントです