商品開発力を背景にシンガポール市場に適応する新商品をアピール

IMG_776410月27日、日本食や日本産調理器具に特化した見本市「Food Japan 2016」が島内中心部のサンテックシティのコンベンション&エキシビションセンターで開幕した。

同見本市は2012年から毎年開催させており、今回は名称を「Oishii Japan」から「Food Japan」に変更し、企業・自治体など300以上の団体が参加した。

日本食が食文化の1つとして定着しているシンガポールにおいて、これまでシンガポールに流通していない食材・食品は極めて少ない見本市ではあったが、商品開発力を背景にシンガポール市場に適応する新商品がいくつかブースに並んだ。

京都伏見の甘利香辛食品株式会社は使いやすいフレークタイプの直火焼カレールウを紹介。シンガポール市場向けに輸入規制にひかからない動物性原料不使用の商品を開発。24種類の香辛料で深みのIMG_7926ある味が特徴な商品。今年4月に開催された東南アジア最大級の総合食品見本市「Food and Hotel Asia 2016」への参加をきっかけにパッケージもリニューアルした。「Food and Hotel Asia 2016」で興味を示した現地バイヤーとは「Food Japan」出展を前に取引を開始している。

餃子製造販売の株式会社信栄食品は、「Food and Hotel Asia 2016」に続き、現地代理店と協力し飲食店を中心に商品をPR。今回は現地代理店のリクエストをもとに「マグロ餃子」、「ブリ餃子」を開発。「Food Japan」初日から多くの来場者が足を止めた。

「Food Japan 2016」は29日まで開催。最終日は一般公開となり、多くの来場者数が予想される。

【シンガポールニュース】 AVA, 福島県産食品の輸入規制見直しか?

~The Straits Times 1月12日~

シンガポール農業食品家畜庁(AVA)が福島県産食品の輸入規制緩和に向けて検討していることがわかった。 先週末来星した森山農林水産大臣の懇願に反応したものとみられる。

先週末、日本とシンガポールが外交関係を樹立して50年になることを記念して来星した森山農林水産大臣はローレンス・ウォン国家開発相との対談で、EU諸国はすでに日本産食品全般の輸入規制の緩和に動き出したことを強調。シンガポール政府にも規制緩和に向けた動きを懇願した。

AVAの広報は, シンガポール人への食の安全を最優先し、科学的アプローチをアセスメントに導入するとし、EU諸国での輸入条件について調査していると語った。

福島原発の放射能漏れ事故後、AVAは1都10県で生産された農産物などの輸入を禁止した。一昨年5月安倍首相が来星した際は、福島県産農産物の輸入規制緩和がAVAより発表されたが、福島第1原発周辺で生産・収穫された農林水産物の輸入禁止は続いている。 AVAは、引き続き日本産食品の輸入には十分注視していくとした。

現在、茨城、栃木、群馬産の小果実やイノシシ肉などは、輸出前検査が必要となっており、食品全体でも輸出にあたっては産地証明書の取り付けが必要となっている。

【シンガポールニュース】 福島県産のコメ、シンガポールに輸出

~The Straits Times 8月20日~

全国農業協同組合連合会(全農)によると、福島第1原発事故以来、福島県産のコメがはじめてシンガポールに輸出されることになった。

輸出される300kgのコメは福島県産として原産地を表示し、他県産のコメと混ぜ合わせないという。 コメの収穫地は福島第1原発から西へ60~80kgの場所。

放射能漏れ事故後は、シンガポールをはじめ複数の国が日本産食品の輸入の監視を強化。 シンガポールでは今年初旬、国内における日本産食品の放射能検査のこれまでの結果と日本側の検査で放射能含有率が低レベルで推移していることを考慮し、日本産食品が「安全」であると判断された。

5月31日には、シンガポールを訪問していた安倍晋三首相との共同記者会見でリー・シェンロン首相は福島県産の食品輸入規制を全面的に解除する意向を示した。AVAも同日、日本産食品の輸入規制の緩和を発表し、同日付で福島県産食品の輸入が解禁された。

全農は、福島県産食品が安全であるとの訴えにも関わらず、今日に至るまで、福島県産のコメを積極的に取り扱ってくれる小売業者は見つかっていないという。 しかしながら今後もシンガポールをはじめ海外への輸出を強化する予定だ。

シンガポールでは、輸入価格が下がったこともあり、2013に輸入された日本産コメの輸入量は前年より300トン増え1,000トンに達した。

【シンガポールニュース】 日本産青果物の輸入規制強化 =AVA

3月26日、シンガポール農業食品家畜庁(AVA)は、神奈川産のキャベツと東京産のニラからそれぞれ放射性物質が検出されたことを公表した。これにより東京、神奈川、埼玉で収穫された青果物の輸入を禁止。関東圏で収穫された青果物はシンガポールに輸入されなくなる。

AVAでは、すでに3月23日、福島、茨城、栃木、群馬の4県産の牛乳、乳製品、果物、野菜、海産物、食肉の輸入を禁止すると、翌日には栃木・茨城・千葉・愛媛で収穫された野菜から放射性物質が検出され、千葉県・愛媛県産の青果物の輸入も禁止に踏み切っている。

AVAでは3月14日より、日本から輸入された生鮮食品の放射能検査を実地しているが、放射能汚染がないと断定された商品のみが市場に出回っている。

AVAによると、放射性物質のヨウ素131、セシウム134、セシウム137が基準値を上回った場合は、積荷が破棄されることになっている。