【シンガポールニュース】南洋理工大学とF&Nが提携、持続可能で安全な飲食品を開発

~The Straits Times 1月7日~

南洋理工大学(NTU)と飲料大手フレイザー・アンド・ニーヴ(F&N)が提携し、持続可能で安全な飲食物を開発するため共同研究を開始する。提携期間は4年で、革新的な技術を駆使して飲食製品を市場に送り込む。

共同研究は、大学のFood Science and Technologyプログラムの一環で、 F&N-NTU F&Bイノベーションラボは7日にオン・イクエン教育相のもと、南洋理工大学の化学・医工学部内で開所式が行われた。

シンガポールでは過去10年間で食品廃棄量が40%増加。2017年は全食品廃棄量80万トンのうち、わずか16%が再利用された。NTUのスレア・セレシュ学長は開所式で、食品廃棄量を減らすため食品の賞味期限を効率よく長くする新技術の開発に努めると述べた。また持続可能で安全な食品開発は、食品の90%以上を輸入に依存しているシンガポールにとって重要だと付け加えた。

Food Science and Technologyプログラムの顧問であるウィリアム・チェン教授は、食品廃棄物から食品栄養素を回収し、発酵プロセスの副産物として生産されるアミノ酸、ビタミン、酸化防止剤などの微量栄養素をF&N製品に取り入れて栄養価を高める持続可能な方法を開発すると述べた。

共同研究には、NTUおよびF&Nの研究開発部門からの研究者30人とNTUの学生が参加する。F&Nのノンアルコール飲料部門最高責任者であるリー・メンタット氏は、教育機関との共同研究は初めてであり、NTUが持つ最先端の設備と卓越した研究能力によって、革新的研究開発の促進に繋がると述べた。

シンガポール政府は2016年に、アジアにおける食品加工のハブに発展させるというビジョンのもと、食品産業変革マップ(Food Manufacturing Industry Transformation Map)を発表。2020年までに食品加工業が4.5%の成長率で推移
することを目指している。