【シンガポールニュース】Travel Revolution 2016が開催、JNTOブース出展

国内最大のアウトバウンド旅行フェアTravel Revolution 12016が8月19日、Sands Expo and Convention Centreで開幕した。

同フェアでは、日本政府観光局(JNTO)が「ビジット・ジャパン」ブースを出展。17の自治体や旅行会社、JR東日本が参加し、観光名所をPRした。

個人旅行者が8割を超えることを背景に、JRパスやレンタカーを利用した旅行プランのPRが目立った。また、東京や大阪のような大都市から離れた自然を満喫できる地方の観光情報にリピーターが強い関心を示していた。

大手旅行代理店ブースでも、旅行先として日本の人気は高く、秋の紅葉や冬の雪・スキーと温泉をパッケージにした商品に注目が集まった。

同フェアは、シンガポール旅行代理店協会(Natas)と対立している複数の旅行代理店が、新たな団体Singapore Outbound Travel Agents Association(Sotaa)を創設し運営をはじめた旅行博。

大手旅行代理店のChan Brothers Travel, CTC Travel, Dynasty Travelが会員となっており、2月と8月に開催している。2月のフェアには82,000人来場した。

【東南アジア市場編】 子供連れ旅行者を対象に!

★訪日外国人の観光誘致を考える Vol.10

日本政府観光局(JNTO)の調査報告によると、東南アジア主要国の訪日旅行形態は個人旅行が圧倒的で、スクールホリデーや連休には子供連れ旅行客が多くなる。

子供を喜ばせたいと、行き先にディズニーランド(TDL)、ディズニーシー(TDS)、あるいはユニバーサル・スタジオ(USJ)を選択する親は少なくない。ただ、2回目以降の観光では、子供たちをどこに連れて行ってあげたらいいものかと、あれこれ調べてみるものの結論がなかなか出せない親も少なくなさそうだ。

以前、東南アジアの国からの子供連れ旅行者を対象に聞き取り調査をしたとき、子供の意見は反映されているかどうかは別にして、次回の訪日では、まだ一度も訪れたことのない場所を回りたいという回答が多かったことを思い出す。 

今年の12月に、長期スクールホリデーを利用して日本を訪れるシンガポール人の知人がいる。昨年の12月はゴールデンルートを選択し、4人の娘とTDL、TDS、USJ全てを満喫したそうだ。

すでに6人分のシンガポール-羽田間往復チケットは購入済みだが、12日間のスケジュールは何もうまっていない。そんな知人から、先週末、子供が喜びそうな12日間の旅程を考えて欲しいと頼まれた。

とりあえず、昨年の旅程を教えてもらい、子供たちがどんなことに興味あるのか聞き出す。まずは、ありきたりだと言われそうだが、ウインターシーズンということで、雪やスキー楽しめる場所をいくつか候補として挙げる。 しかし、それ以外は、なかなかすぐには頭に浮かんでこない。

“家族旅行”というキーワードで検索するだけで、日本人向けの旅行サイトなら340万件以上がヒット。これらの情報が英語や中国語で提供されていたら自分の出る幕はないだろうと思いながら、4人娘のために情報収集に励む日々が続く。

シンガポールをはじめマレーシア、インドネシアからの訪日外客数はリピート率が高く、子供連れ家族が多い。 こうした特徴を理解し、子供連れ旅行者を対象とした観光誘致のあり方についてもより深く考えてみたい。

*KAMO CONSULTANCYは東南アジア諸国からの旅行者が求める旅程を考案するインバウンドコンサルタントです

【東南アジア市場編】 インターネットを通じた情報発信のあり方

★訪日外国人の観光誘致を考える Vol.9

日本政府観光局(JNTO)は17日、5月の訪日外客数(推計値)を発表した。通常5月は桜シーズンと夏休みシーズンの狭間で、伸び率が鈍化すると言われてきたが、今年の5月は前年同月比49.6%増の164 万2,000人と好調を維持した。

東南アジアからの訪日外客数も前年同月を大きく上回り、5月単月としては主要市場全ての国で過去最高を記録した。継続的に開催しているキャンペーン/プロモーションイベント、旅行フェアへの参加、インターネットを通じた情報発信などが好成績に繋がっている。

東南アジア市場では、インターネット/スマートフォンの普及率がまだまだ高くなることが予想され、今後はインターネットを通じた情報発信が訪日外客数の増加に、より大きく貢献するのではないかと、今更ではあるが注目している。

東南アジア市場向けにも、以前からYoutubeやFacebookなどを利用して観光情報は提供されてきた。最近では、ブロガーなどのインフルエンサーを招聘した観光誘致なども企画されているようだ。

インフルエンサーそのものの影響力については正直よくわからないが、市場先の共通言語による観光スポット情報がブログを通じても広まることは十分想像できる。

先々月、大阪は心斎橋でベトナム人観光客にゲートタワービルへの行き方を聞かれた。若い女性がスマートフォンから、高速道路が貫通しているビルの写真を見せてくれた。同ビルを知るきっかけは、彼女の友人が投稿したブログ記事。大阪を訪れたときに撮影した同ビルの写真を先進国を象徴した建造物として紹介したようだ。

同団体ツアーのエスコートによると、海外旅行に興味があるベトナム人は、旅行者が実体験をもとにブログやFacebookに投稿する記事に強い関心を示すようになってきているという。

観光誘致戦略の一環として、インターネットを通じた情報発信を行う場合は、勧誘する側の一方的な情報だけでは不十分なんだろう。トリップアドバイザーやエクスペディアのように旅行者の生の声が必要なんだと思う。

外国人観光客に地域の魅力をウェブ上で伝えてもらえるような仕組みをもっと考えてみたい。

*KAMO CONSULTANCYは東南アジア諸国からの旅行者が求める旅程を考案するインバウンドコンサルタントです

【シンガポールニュース】 旅行フェアNATAS、訪日旅行の需要が回復

旅行フェアNATASが2月24日から3日間開催され、売上げが前年同期比11%増の1億Sドルに達し、過去最高を記録した。

来場者数は前年同期比4%減の6万2,871人だったが、為替相場の有利性が欧州・米国など遠距離旅行に人気がつまり売上増加の主因となった。今回、人気が最も高かった旅行先は欧州。中国、日本、台湾、韓国が続いた。

昨年3月11日の東日本大震災後、シンガポール人の日本渡航者は38.5%と激減したが、日本政府観光局(JNTO)はじめ関係者の精力的なPR活動で日本が人気の旅行先として回復の兆しを見せている。

会場の日本パビリオンには、シンガポール人に人気の高い北海道をはじめ、岐阜県、静岡県、東北のブースが出展し、来場者に観光情報を提供した。

NATASのロバート・クー事務局長は、訪日旅行の需要に関しては楽観視しており、昨年の東日本大震災前の水準以上になるのではないかと予測した。