【シンガポールニュース】支払い遅延、小売で改善も製造・サービスで悪化

~The Straits Times 10月1日~

シンガポール商業信用調査所 (SCCB) による期日内支払いの調査で、7~9月期に取引先から請求された額を期日までに支払ったシンガポール企業の割合は48.81%で前期から0.63ポイント低下した。

支払い遅延は前期より0.18ポイント増の37.29%で、支払い期限までに一部金のみ支払ったケースが前期より0.46ポイント上昇して13.91%だった。全体的としては企業による期日内支払い率は向上していないことが明らかになった。

部門別では、製造業で支払い遅延の割合がもっとも増加し、サービス業、卸売業も前期より増加した。小売業では支払い遅延は改善し、建設業は変化が見られなかった。

調査では、請求された額の90%以上を期日までに支払ったケースを「期日内支払い」とし、請求額の50%未満しか期日までに支払われなかったケースを「支払い遅延」としている。また、期日までの支払い額が50%以上90%未満のケースを「一部金支払い」と定義。

調査はD&B Singaporeが企業の支払い履歴160万件を精査し、D&B Singapore参加のSCCBが企業データと信用履歴情報を保有。SCCBによると、製造業では、皮革製品、印刷および出版、および食品の製造業者による支払いの遅れが目立った。

【シンガポールニュース】第4四半期に向けて企業の景況感が悪化

~The Straits Times 9月16日~

信用調査機関シンガポール・コマーシャル・クレジット・ビューロー(SCCB)が実施した第4四半期の景気に関する調査によると、世界的景気の低迷で、企業の景況感はより厳しい状況にあることが浮き彫りとなった

企業の楽観度をあらわすBusiness Optimism Indexは4.82で、前期の6.91より悪化。前年同期は9.19だった。

第4四半期は楽観指数を算出する6つの項目のうち、売り上げ、利益、雇用、新規受注、原料在庫の5項目で楽観度が前期より低下した。販売価格だけが前期の-7.32から-3.33に改善。前年同期との比較では雇用のみ4.39から14.44に改善した。

産業別でもっとも楽観度が高かったのは金融で、価格(±0)を除くすべての指標がプラスの領域だった。一方で先行きを最も悲観しているのは製造業と卸売業だった。製造業で唯一改善した指標は雇用。卸売業ではすべての指標が悪化した。

SCCBのオードリー・チアCEOは、主に国際サプライチェーンに影響する貿易摩擦や中国からの輸入縮小が、製造業と卸売業の景況感をより厳しいものにしていると述べた。